Pon-Pon-コツロードいざ進め! そしていつかはチャンピオンだ バクアゲ35 碧き王者 感想です。
感想
ブンブンの過去が発覚。
そして「おいおい!巻き進行にも程があるぞ!」な巻き進行で処理されたディスレース。
なかなかに濃い回でした。
という訳でまずはブンブンの情報整理。
要はスピンドーに目をつけられたブンブンが嵌められた、という事ですよね。
スピンドー曰く「あんたには負けの美学を感じるんだよ」とのことですがなぜBBG参加の1チーム、そしてそのチーム内でも特に目立った成績を残せていないブンブンに目をつけたのかは謎。
走り屋ではなくメカニックとしての腕を買われたようですが・・・ブンブンカーが良かったのか、それともブンブンコントローラーがよかったのだろうか。
とはいえコントローラーは試作品の途中でぶん投げた品。ブンブンチェンジャーはその後に作った(多分)はずなのでブンブンカーに目を付けられたのだろうか。いつからブンブンがブンブンカーを作っていたのかは不明ですが・・・なんにせよ組織を旗揚げしたばかりのスピンドーにとって非戦闘要員を戦闘できる、走れるように出来るシステムが作れるブンブンは「人の言葉には針千本。千の偽り、万の嘘。」な一芝居をしてでも欲しかった人材なのは間違いないはず。
しかし戦隊のマスコットキャラにも相当しそうなキャラが敵組織で敵首領のお気に入りでした。しかも怪人化のシステムも作ってました、というのは結構驚き。
結果だけみたら宇宙の敵ですよ・・・まあ悪いのはスピンドーですが。
未来も「元に戻るんだからブンちゃんの優しさが出てるよ」な苦魔獣ですし。
キー太郎のように戦闘したくないやつも作れるシステムですからね。悪用しなければ平和利用にも使えるシステムのはず。
という訳でブンブンのやってきた事はトータルで言えば若干マイナス寄りのPonコツとも言えなくもなさそうですが・・・それでも自分を信じてくれた仲間によってチャンピオンを目指せるようになったのは間違いないはず。
そもそも違法強化パーツで出場させてクラッシュさせた時点でBBGもハシリヤンの息がかかっていそうな気もするのでハシリヤンを潰す事が本当のBBGチャンピオンを目指すロードにも繋がっていそうな気もします。
で、そんなハシリヤンですが気になる点が。
ディスレースがあっさり退場してしまった・・・。もう少し玄蕃とやり取りがあると思ったのに。
まあ玄蕃は「ああ。もう迷いはない。私が見据えるのはディスレースを倒した先に広がる未来だ」(バクアゲ34)とのことなのでディスレース自体に固執する必要もなかったのですが。
そしてディスレースが退場したことでハシリヤンのボス・スピンドーが地球に来るとのこと。
で、そのスピンドーですが気になる事が。
スピンドーが可愛がっているように見えるお猿さんの名前が”シャイシャイ・サルカー”
ヤイヤイ・ヤルカーと同じ系列の名前ですね。これは単なる偶然なのだろうか。
まあ恐らくヤルカーと結構深いつながりがあると思いますがそれが何なのかは不明。最終ラップで判明するとは思いますが。
他にも謎のグランツーリスモ・・・じゃないグランツ・リスクなる謎の幹部もいる模様。
こいつらとの対決が最終章でのメインと・・・いや、まだ内藤と常槍もいますね。幹部が退場したというのに敵が多いですねブンブンジャー。
「このチーム秘密が多い!」の秘密はほぼ全て明かされたと思われるブンブンジャー。チャンピオンなロボも登場して最終ラップをハシリヤンなどの敵とどう戦っていくのか。
色々と気になる バクアゲ35 碧き王者 感想でした。
以下 10月29日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
範道大也
ブンブン「先斗!」
先斗「ビュンディーは来ねえよ」
ブンブン「えっ・・・俺ビュンディーに今までのことを話したくて・・・」
先斗「会いたくねえとさ。以上!ビュンとUターン!」
大也「待てよ。君だけでも聞いていったらどうだ?」
大也・・・自分の時(バクアゲ9)は何も言わなかったのに。
ブンブンの時はきちんと話すように伝えるのね。まあバクアゲ9の時はブンブンが自分と大也の夢の事を伝えて解決したのでそれを踏まえて・・・という事もなさそう?
単にブンブンの事を思っての「待てよ」だと思われます。
他人事には敏感。なのに自分事には鈍感・・・いや違った。それは30分前だった。
本当に大也は「そうだな。だから今の俺は聞こえた悲鳴は絶対に無視しない。誰よりも速く駆けつけて笑顔に変える」ですね。
振騎玄蕃
大也「玄蕃。君が決めるんだ」
玄蕃「感謝する。我が父の怒り。惑星ブレキで虐げられた人々全てと我が友たる君たち全員の思いをここに!」
大也「いけ!」
↓
大也「気分はどうだ?」
玄蕃「すがすがしい気分だよ。私は銀河通販王の座を必ず取り戻す。君たちのスポンサーになりたいからねえ」
スポンサーは必要なのだろうか。大也の個人資産で全てどうにかなりそう。それはともかくディスレースに対してきっちりケリをつけ、そして完全復活をした玄蕃。
しかし気になるのがティザービジュアル第三弾。あれだと完全に玄蕃が敵側に見えたのに・・・そんな事は全くなかった。そもそも玄蕃はもう少し早くブンブンジャーに復帰する予定だったらしいし。最初の予定とは大幅に違う結果になったのだろうか。まあそれは特撮あるあるなのでおいといて。
ディスレースとの決着があっさり目というかディスレースがブンブンの話をし始めてしまったので玄蕃のライバル感が薄れてしまったな、と思ってしまったり。
まあブンブンジャーは自分でハンドルを握るもの同士がチームで戦う戦隊なのでこの決着もありだとは思いますが・・・ちょっと今回は本当に巻き進行だったと思う。
ブンドリオ・ブンデラス
ブンブン「俺BBGでずっと勝てなくて自信なくしててさ。そんな時 俺のファンだって人から強化パーツをもらったんだ。嬉しくてさ!だけどそのパーツをつけて出たレースで派手にクラッシュしちまって・・・」
錠「ライセンスを取り上げられた事故がそれですか」
ブンブン「ああ。だけど通り上げられた本当の理由は・・・」
↓
ブンブン「違法改造!?あの強化パーツが!?公表はしないでください。それに仲間にも・・・ビュン・ディーゼルは何も知らないんです!あいつを巻き込みたくない!」
ブンブンのライセンスが剥奪された過去が明らかに。
そもそもこれは本当に違法改造パーツなんですかね?なにせ優秀なメカニックのブンブンが気づかずつけてレースに出たぐらいですよ。大銀河警察はハシリヤンとズブズブらしいですがBBGもハシリヤンとズブズブな気もする。宇宙警察は何をやっているんだ・・・
まあその辺の真偽はともかく自信を無くしていた時にファンから応援されたら浮かれてしまうのもわからないでもない。
これに関してはブンブンの落ち度はなく、全部スピンドーが悪いですね。
ブンブン「弱った俺の心にスピンドーの言葉は気持ちよかったんだ。それから俺はずっと裏方であいつが望むまま走れないやつが走れるようになるシステムを作ってた」
射士郎「苦魔獣のシステムも元はブンドリオの設計だ」
未来「元に戻るんだからブンちゃんの優しさが出てるよ」
怪人のシステムを味方側のキャラが作っていたというのは記憶にない。
しいて言えばゴセイジャーのブレドラン?ただブレドランは仲間というか元同じ種族なだけ(スカイック族?)であり、さらには怪人担当幹部ではなく巨大化担当幹部。やっぱりあまり関係なさそう。
という訳で苦魔獣が宇宙規模でギャーソリン集めをしている事を考えるとかなりの被害を出してしまった訳ですが・・・まあこれは本人悪くないよね。感想の項目でも書きましたが苦魔獣もうまく使えば平和目的での利用に使えるはず。という訳でブンブンは悪くはない。
とはいえ結構重い設定をぶち込んできたなあと思ってしまう。
先斗「なんでスピンドーを裏切った?」
ブンドリオ「あとから知ったんだけど違法パーツも何もかも全部スピンドーが仕組んでた。それに俺が作ったシステムが人々を苦しめてギャーソリンを集めてるのを見たんだ」
錠「ショックだったんですね」
ブンブン「うん・・・怖くなって俺・・・大銀河警察と一緒にスピンドーを罠にかけて捕まえさせた」
これが「僕に釣られてみる?」ってやつですね。
まあウラタロスはマッチポンプはしなかった・・・はず。ちょっと自信ない。
しかしブンブンもなかなかやりますね。普通怖くなったら逃げ出すような気もする。相手が相手だし。
仲間と思っていたやつがマフィアのボスだった。怖くなった。警察に出頭しよう。ではなく罠にかけて警察に捕まえさせた、なので。
とはいえ大銀河警察とスピンドーはズブズブな関係なので警察に相談に行ったら逆に利用された可能性もありそうですが。
なんにせよブンブンがヒーロー気質なのは間違いないと思います。
ブンブン「ごめんなビュンディー」
ビュン「いや私も大人げなかった。スピンドーが来た暁には共に戦おう!」
ブンブン「おう!」
先斗「よーし ここも始末がついた!」
ブンブン「カレー食べてけよ」
先斗「おう!」
色々ありましたけれどもブンブンとビュンディーの問題は始末がついた、という事でよかったよかった・・・と言いたいところなのですが逆に言えばブンブンとビュンディーの合体ロボはなさそうなのはちょっと残念。
近年の最強ロボは大抵追加戦士たちと全合体するのがお約束・・・でもなかった。ゼンカイジャーのゼンリョクゼンカイオーは追加戦士関係なかったし。
それはともかくブンブンとビュンディーがきっちり仲直りできたのは良かったですね。
ブンブンジャー
ディスレース「裏切り者の発覚は必ずや分裂を招くもの。なのに なぜお前たちはバラバラにならない!?」
大也「あんたの世界でならそうだろうな」
射士郎「だがブンブンジャーは違う」
未来「握ると決めたハンドルからは手を離さないもんね」
錠「ブンさんを信じるというハンドルです!」
玄蕃「仲間の危機には全力で応えてあげたくてねえ」
ブンブン「どうだ!これがブンブンジャーだ!俺の最高の仲間を見たか!」
ディスレース「ほざけ!」
ビュン「まさしくバクアゲだな!」
ブンブン「みんな いくぞ!」
一同「オーライ!」
「なぜお前たちはバラバラにならない!?」って・・・もう一度バラバラになったからさ・・・。
バクアゲ8でバラバラになって9できっちりバクアゲたのでもうハンドルから手を放す事はないのですよ。
・・・まあ玄蕃が一度放しましたが、あれは仲間を復讐に巻き込みたくない、という思いで離したので裏切り者の発覚で揺れる事はないですよね。そもそも裏切り者じゃないですし。その辺はディスレースには理解できないと思いますが。
なんにせよブンブンジャーは二度と分裂することなく夢に向かって突き進んでいくことは間違いないでしょう。
焔先斗
先斗「話せよ。ハシリヤンにどうして堕ちたのか」
未来「そんな言い方ひどいよ」
先斗「ビュンディーはずっと荒れてんだ。なんで自分を頼ってくれなかったのかってな」
ブンブン「結局俺が弱かったんだ」
ブンブンコントローラーの通信スイッチを入れる先斗
ブンドリオの声「俺ビュンディーにちゃんと話してればって何度も思ったよ。でも手遅れだった・・・」
ビュン「先斗め。お節介なまねを・・・」
お節介な真似をする先斗。
なんだかんだ言って先斗はビュンの事大好きなので仕方ない。
10年前、先斗の悲鳴に気が付いたのはビュンだけ・・・でもなかったような。他に謎の始末屋がいたような?
まあビュンが10年来の仲間であり、友であるのは間違いないはず。
そんなビュンのために始末をつけに来た先斗でした。
ビュン「ブンドリオ。私はもう大丈夫だ!思いきり戦え!」
先斗「今日はブンドリオのためにお前らだけでバクアガれ!」
先斗め。お節介なまねを・・・。
まあキャノンボーグの時は先斗一人でキャノンボーグ倒してましたしディスレースはブンブンジャーで倒してくれ、という始末屋の粋な心遣い。
どうせスピンドーは先斗たちも含めたブンブンジャー全員で倒す事になるとは思うので先斗はその時に最高にバクアガってください。
ブンブンカー
大也「ブンブン水素カーブーストアップ!」
ブンブン「ブーストアップ完了!」
大也「チャンピオンキャリアー発進!」
一同「オーライ!」
射士郎「うっ・・・すさまじい圧力だ」
未来「ハアッ・・・バクアゲだー!」
ブンドリオ「大気圏脱出!みんな宇宙だ!」
バクアゲ25で言っていた
大也「だが宇宙の敵を迎撃できるブンブンカーはまだ完成していない」
はこの水素カーなのだろうか。今回全く前振りなく出てきたような気もしますが25のセリフが前振りだったのだろうか。
なんにせよこれでブンブンジャーは宇宙の敵にも対応できるようになった・・・いやブンブンカーでやる事なのだろうか。とはいえチャンピオンキャリアーでBBGレースを回る事になるので宇宙移動用の装備は必要だったのかもしれない。
なんにせよこれで宇宙で戦う事が出来るようになったけれどもあんまり出番はなさそうな気がする。
ISA
調「ブン様。・・・じゃなかった。ブンドリオ・ブンデラス。事情はわかりました。いずれISAの聴聞会に招聘されるでしょう」
未来「ブンちゃん捕まっちゃうの?」
調「いいえ話を聞くだけです。これは貴重な一次情報。今後のハシリヤン対策に役立ちますから」
ブンブンの事情は調はともかくISAは知っていた気がする。
恐らくISAは最初からハシリヤンと通じていたわけではなく大銀河警察と通じていた。その流れでハシリヤンと通じるようになった気がします。
その辺の詳細は不明ですが恐らく最終lapで明かされることに・・・なるよね?結局量産型キラーロボは出番なしで3rd lap終了してしまいましたが。
どうなるのか気になります。
ディスレース
デコトラーデ「ブンドリオ・ブンデラス。こいつの命が惜しくば1人でやって・・・」
(銃撃音)
イターシャ「早ーい!」
デコトラーデ「まだ話 終わってねえぞ!」
大也「人質をとる卑怯者のルールにのる気はないんでね」
ディスレース「おいおい!巻き進行にも程があるぞ!」
巻き進行で倒されたディスレース。ちょっと可哀そう。
キャノンボーグと違ってディスレースは追い詰められていたわけでもないのに。登場時のインパクトに比べてあっさり倒されてしまった印象が。
まあ基本的に前線に出ない、しかも前の幹部を再生して使いまわすような卑怯者な幹部にはある意味ふさわしい末路だったとは思いますが。
サンシーター
ディスレース「んっ!?サンシーター!?」
先斗「フッフ~ン。こっちはもう始末をつけたぜ」
ディスレース「くーっ!お前ら寝るなー!クビだ!」
サンシーター「えーっ!?ク・・・クビ!?お疲れサンシター・・・」
本当にクビと解釈したのだろうか。それともヤバいから撤退しただけなのだろうか。キャノンボーグの時は後は任せたお疲れさん!という感じで撤退したのに・・・今回は落ち込んでいるようにも見える。
とはいえマッドレックスのかたきがブーンレッドだと勘違いしているはず。まだサンシーター側にはブンブンジャーと戦う理由はあるのですが今後サンシーターがどう動くのか気になるところです。
ワルイド・スピンドー
スピンドー「ふ~ん 死んだふりとは よっくもあたしをだまし通してくれたもんだよブンの字さあ。もう逃がさないんだなあ。グラーンツ!」
グランツ「ご機嫌麗しゅう スピンドー様。本家よりグランツ・リスクがお答えいたします」
スピンドー「裏切者が生きてるの知っちゃあ麗しくはねえな」
グランツ「ごもっともにございます。して このあとはいかに?」
スピンドー「決まってる。マッド キャノン ディスが送ってきた地球のデータを全部見せろ。話はそれからだ」
という訳で暫定ラスボス降臨。
まあ序盤から名前は出ており伏線はあった、ブンブンと因縁がある、という事でラスボスなのはほぼ確定だと思いますが。
ただギャーソリンを集めて何に使うのかいまいちわからないのでそれ次第ではまだ別のラスボスの可能性あり?
なんにせよご機嫌麗しくない組織のボスが地球にやってくる、という事で本当に最終章に入ったんだなと思わせてくれますね。
コメント