爆上戦隊ブンブンジャー バクアゲ37 二人のスパイ 感想

世界の破壊者っぽい写真を撮る苦魔獣も二人の世界は破壊できなかった バクアゲ37 二人のスパイ 感想です。

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感想


大也と射士郎の過去が少しだけ明らかに。

大也は元々は普通の練馬の母(東映公式HP参照)がいるご家庭育ち。
どうも近所の家の児童虐待(?)を知っていた、悲鳴が聞こえていたにも関わらず何もできなかった自分を責め、「早く大人になる」事を選択した模様。
つまりわずか10年ほどで自家製ソーセージをバク買いできるような財を成したという訳ですね。ある意味では大也怖い。

対して射士郎は今回のゲスト、ステアとかつてスパイ活動をしていた模様。
味方だった時、そして敵だった時もあり、とかなり複雑な関係ではあるようですが互いに背中を預けるような、信頼した間柄ではなかった模様。

そんな二人ですが・・・やっぱり二人とも信頼し合い、そして惚れてるじゃないですか。
大也が偽の射士郎を判別できた理由は情報屋が仲間の情報を知らなかった・・・というのもありますがそれ以上に「シャーシロの目を見ればわかる」という理由で偽物と判断した模様。もう完全に信頼し合っているじゃないですか。

バクアゲ2でシャーシロが
「ずるいんだよ。お前の「惚れた」は・・・行くぞ」とは言っていましたが・・・なんだかんだ言って大也も「ずるいんだよ シャーシロは」と同じ事を思っていたんですね。まあわかり切った事でしたが。

カメラの被写体をうまく撮影できないかの世界の破壊者のようなカメラグルマーも二人の世界を破壊できなかった模様。ずるいんだよ・・・二人の関係は。まったく入り込める余地がない。

という訳で事件は一件落着・・・と思いきや、ステアが常槍に処分され、落ち込む(そしてそれを励ます未来)と絆斗も苦い顔をしそうなビターな結末。
強硬手段も辞さない常槍。そんな常槍と利害関係を結んでいる内藤。そしてその関係に気づいていないっぽい大也は今後どうしていくのか・・・と思いきや次回はサンシーター回?

ヤルカー一族?のウェイウェイとハシリヤンナンバー2のグランツ・リスクが登場。ヤルちゃんを勧誘するウェイウェイでサンシーター側に大きな動きがあるようですがどうなる事か。

敵も味方も大きな動きがありそうな次回。
大也と射士郎はその敵にどう立ち向かっていくのか気になるバクアゲ37 二人のスパイ 感想でした。


以下 〇月〇日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

範道大也


大也「ISAの常槍鋭一郎には注意してほしい」
内藤「ハハハハ・・・!どうした?少年。常槍本部長には私の技術が地球防衛に役立つなら いくらでも使ってくれと話をしているんだ。もしや私が悲鳴を上げるのかと恐れたかな?」
大也「実はそうなんだ・・・」

大也は内藤と常槍が内通している事に気が付いていないっぽい。
前回の感想で書いた事、だいたい外れてますね。
もしかしたらカマをかけて内部事情を探ろうとしている可能性もありますが・・・射士郎じゃあるまいし、大也はそういう事はしないはず。
という事は内藤と常槍が内通している事実を知った時に大也がどう動くのか気になりますがどうなる事か。
常槍はともかく内藤は単に利権で協力している訳でもないと思いますが実際どうだろうか。
現時点ではハシリヤンを倒す事は不可能。玄蕃の故郷のように乗っ取られるぐらいなら協力関係を築いて被害を減らそう、的な思惑があるのかもしれないし、真の黒幕は常槍ではなく内藤という可能性もあるのかもしれない。

内藤「気持ちはわかる。君は今でも悲鳴を聞きながら何もできなかった あの時の自分を戒めている」

大也「僕には・・・僕には聞こえていたのに・・・」
マヒロ先生「大也くんのせいじゃないよ。私たち大人こそ その声に動かなくちゃいけないの」
大也「決めたんだ先生。僕は早く大人になる」

大也がブンブンジャーをやっている要因の一つは、どうやら児童虐待の事実を知りながら何もできなかったのが原因っぽい。
大也が他者の悲鳴に拘るのは実際に悲鳴を聞いていたからなんでしょうね。
それはともかく今回の回想でマヒロ先生が再登場したという事は現在でも再登場する可能性はあるという事なのだろうか。
大也曰く「遠くに行っちゃったんだ・・・」とのことですが実際はどうなったのか。そして登場するのか。気になります。

大也「君は何が狙いだ?」
射士郎「大也・・・なぜ戻ってきた?」
大也「最初から君がニセモノだということは わかっていた」
射士郎「ニセモノ?何を根拠にそんなことを」
大也「その目だ。シャーシロの思いは目を見ればわかる。だが君の目からは何も感じられない」
射士郎「気のせいだろ。疲れてるのか?」
大也「何よりブンブンの居場所を聞いたことが致命的なミスだ。情報屋が仲間の動向を知らないわけがない」

射士郎が疲れていて目から何も感じられなかった可能性はないのだろうか。
いや、無いか。大也の前で疲れている顔をしそうにない気がする。
それはともかく大也は射士郎を過大評価しているんじゃなかろうか。バクアゲ3で未来の動向を把握していなかった・・・と思ったのですが未来を仲間と認めたのはバクアゲ14だった。バクアゲ19だと未来の給料日まで把握していたし。
いや、でも最近でもディスレースの件でブンブンジャーの元を離れていた玄蕃の動向を把握していたわけでは・・・玄蕃の真の加入回はバクアゲ33だったような気もする。
うん、やっぱり射士郎は仲間になった動向を知らないわけがないし、大也は射士郎に惚れている。間違いない。

大也「やはり俺の惚れたものに失敗はないな」
射士郎「バクアゲだろ?」
大也「フッ・・・ずるいんだよシャーシロは」
射士郎「フッ・・・」

結局互いに互いをずるいと思っている二人。仲がよろしい事で。
射士郎が大也の事はずるいんだよ、と言ったシーンは
バクアゲ2の
「ずるいんだよ。お前の「惚れた」は・・・行くぞ」ですがこの時の射士郎は聞こえるか聞こえないかぐらいの言い方ですが大也は直接はっきりと「ずるい」と伝えているのが違うぐらい?
なんにせよ最近の戦隊では珍しいぐらい信頼関係が出来上がっているレッドとブルーという事で・・・いや、戦隊全体でみると珍しくないか。違う国の王様同士のキングオージャーと生まれながらの変人の真一以上の何かだったタロウが悪い。ゼンカイジャーはリーダーが白だし。

鳴田射士郎


射士郎「生きていたんだな」
ステア「元気そうね。今は なんと呼べばいいのかしら?ブンブルー?」
射士郎「ブルーでいい。お前は?」
ステア「あなたと最後に仕事をした時の名前で」
射士郎「ステア・・・俺になんの用だ?」
カメラグルマー「いいネ!いいネ!パパラッチ!エヘヘヘへ・・・!」
射士郎に何か押し当てるステア
射士郎「うっ・・・あ・・・」
ステア「背中を見せるなんて甘くなったわね」

結局射士郎は本名なのか偽名なのか。
前回の感想では偽名じゃないか?と書いたような気もしますが、よく考えたら大也に偽名を伝えている訳もないので違うような気もする。もしかしたら大也にだけ本名を伝えている可能性とか・・・長くなりそうなので止めときます。
なんにせよ射士郎は大也以外には背中を見せる事はなく・・・いや、バクアゲ14では未来に対して「お前を仲間と認める。背中を預ける」といってますし戦闘中は他の仲間を信頼しているはず。単にステアを信用していなかったという事なんでしょう。
いや、恐らくブンブンジャーになる前は背中を預けること自体していなかったはず。現在の射士郎となったのはブンブンジャーとスパイ活動で疲弊した心を癒してくれた水族館のおかげという事でよろしいですね。

ステア「どうかしてるわ。あれは危険人物よ」
射士郎「だからこそ共に走る価値がある。お前のミッションは失敗だ」

マジで大也は危険人物だよ・・・。
どうやったら一般のご家庭出身のお子様が一代で人工衛星を即買いできるような立場になれると言うのだろうか。下手したら小国のトップより権力を保有しているよ大也は。
まあ危険性があるからこそ大也と共に走る事にしたのかもしれない。
射士郎が大也に完全に惚れる云々の掘り下げはTTFCの漫画の方で深堀してくれるでしょう。多分。

先斗「うわっ!うっ・・・!なんだ?これ!」
カメラグルマー「シャッターチャンス!ん?」
射士郎「フッ!ハッ!」
カメラグルマー「ぐわああっ!!」
先斗「おっ!」
射士郎「周回遅れだな」
先斗「ハッ!言ってくれるじゃねえか」

先斗初登場時の事をいまだに根に持つ射士郎。
バクアゲ16のかけっこ(公式HP参照)で負けたのがそんなに悔しかったのだろうか。
という冗談はさておき。冗談も言える関係性となった、という事ですよね。
・・・多分。皮肉ではないはず。
という訳で今回は大也と射士郎の関係性はバクアゲ1から変化せず常にバクアゲ。他の仲間との関係性は徐々に良くなってきたよ、という話でよろしいでしょうか?

志布戸未来


射士郎「ん?」
未来「んん~」
射士郎「痛っ!なんだお前!
未来「本物かなーって思って」
射士郎「あ・・・?」
未来「ねっシャーシロ」
射士郎「射士郎だ!」
未来「やっぱ本物だ!このテンション!」
先斗「よーし!帰ってカレー食おうぜ!」
未来「わあ!食べたーい!」
先斗「おいブラック。自家製ソーセージいっぱい買ったぞ。レッドの金だ!」
射士郎「あいつら・・・」

あいつ(先斗)・・・大也の金を使い込んだのをいい話風に纏めやがった。
未来は暗くなった空気を変えるためにやったのは間違いない。
アキに「私 ミラぴのこと ずーっと うらやましかったんだよ。いつもみんなに頼られてクラスの主役で」と言われているぐらい空気を読め、そしてバクアゲできるだけの事はある。さすがミラぴ。
対して先斗は今回の件を全く想定しない状態で使い込んだ金をさもバクサゲした空気を変えてやるぜ!と言わんばかりになあなあにしやがった。
さすが始末屋。始末をつける手段がえげつない。

常槍鋭一郎


射士郎「ISAの常槍鋭一郎はブンドリオをスピンドーとの交渉材料に使う腹づもりだ」
大也「ブンブンも俺も思惑どおりにはならないさ」
射士郎「さらに常槍は世界中の政治経済に影響力を持つ大物たちと接触している。恐らく対スピンドーの体制づくりだろう・・・。その中の一人がLightning Tech.の内藤雷汰だ」

前回書いた感想(ブンブンを理由にブンブンジャーの装備を接収)が外れた・・・のかどうかは微妙な気もする。
この話を要約するとハシリヤンが地球を狙うのはスピンドー個人がブンブンを狙っているから。ブンブンを差し出せば交渉の余地がある、という事ですよね?
今回の話では大也は内藤と常槍の関係性に気づいていないっぽい描写があったので射士郎の「交渉材料に使う腹づもり」は間違っている可能性はあるはず。
実際はどういった関係なのか気になります。

ステア「射士郎・・・」
常槍「彼女には失望した。あとはわかるな?」

錠「シロ先輩がつけたっていう発信機ですか」
射士郎「彼女は・・・もう・・・」
先斗「わざと残していったな」
錠「わざと?」
玄蕃「敵は我々のことを ずっと見ている。全員が特別監視対象というメッセージだよ」
ステアの声「あなたにはまだ使い道があるらしいわよ」を思い出す射士郎

彼女はもう「遠くに行っちゃったんだ・・・」のだろうか。ゲストに容赦ないですねブンブンジャーは。
・・・というよりブンブンジャー関連で死人が出るのは初めてじゃないだろうか。基本的に苦魔獣の被害で死人は出ないし。というか戦隊全体でも珍しい気もする。人間側の都合で死人が出るのは。
いや、もしかしたら追っ手を返り討ちにしたけれども発信機だけは都合よく壊されて残っていましたよ。実際は海外へ逃亡して楽しくやっていますよ、という可能性が残されていない訳でもないのでその可能性を信じています。
しかしステアが文字通り「あとはわかるな」されたとしたら常槍の末路はどういったものになるだろうか。
タイムレンジャーのリュウヤ隊長は自身の死を擦り付けようとして結局死亡しましたが常槍も死にそうな気もする。それも自業自得な形で。ただブンブンジャーの作風的に死ぬ事はないのかもしれない。

カメラグルマー


ステア「多分 想像どおり。でも もっと想像して。あなたのニセモノがあなたの世界で何をするのかを」

カメラグルマー「はい撮りまーす」
未来「えっ?」
カメラグルマー「いいネ~ヒーローいただき!」
未来「本人の許可なく撮影するなー!」
錠「盗撮は犯罪です!」
玄蕃「NO MORE ヒーロー泥棒だね」
カメラグルマー「さらに焼き増し~!」
未来「ええ~っ!?私!?」
カメラグルマー「フェイクブンブンジャーやれーっ!」

世界の破壊者ですね。間違いない。
結局大也と射士郎の世界を破壊する事はできなかったがそれでもやっている事は写真がうまく撮れない世界の破壊者と同じと言っても過言ではない。
いや、よく考えたら世界の破壊者は実際に世界を全て破壊し(そして自分以外を再生)ているし、カメラグルマーは目の輝き以外そっくりのフェイクも作り出せるし、意図的に失敗する事もできる。やはりカメラグルマーは世界の破壊者にはなれなかったのですよ・・・NO MORE ヒーロー泥棒。

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