漫画 ドカ食いダイスキ! もちづきさん ♯12 コミックス第2巻描き下ろし 【ヤニねこ】コラボマンガ 感想 (最新話感想)

漫画 ドカ食いダイスキ! もちづきさん 最新話の感想です。
その他の回の感想はこちら

・感想

スポンサーリンク

♯12

いつものもちづきさんのがっつりなホラーと倉橋くんの平和な日常が徐々に脅かされていく系のホラー回が組み合わさった回。

「コゲッ」な具なしチャーハン(891kcal)
無駄使いする事もないのに何故か貯まらない貯金。
そして大量のエナジードリンク・・・

倉橋が病院待ったなしの生活をしておられる・・・。
炭水化物、しかも焦げまみれのチャーハン?を食べた上にエナジードリンクがぶ飲みとか。
病院待ったなしというか病院がこっちに来そうな食生活。
しかも貯金なし。これは怖いですね。本人に自覚がないのがさらに怖い。
気づいた時に手遅れ間違いなし。

対してもちづきさんは・・・もちづきさんにしては大人しい回?
昼飯は具なし焼きそば(1352kcal)
半額弁当2つで満足した夕食。
ラストの回転ずしも4853kcalと最近のもちづきさんにしては全体的に大人しい摂取カロリー。

と、もちづきさんにしては比較的狂気度が薄れ、大人しい回。なのですが・・・
ミックスフライ弁当(2221kcal)が普通に売られているスーパー。
22:30に半額ハンターが蔓延るスーパー。
そして一皿平均500超えていそうな高級回転寿司店が22時過ぎに普通に営業している恐怖。

もちづきさんの狂気に引き寄せられ、世界観が望月さんに引っ張られていってしまっているのではなかろうか。
初期のもちづきさんは店員さんにドン引きされながらドカ食いしていたのに、今回登場した寿司屋はもちづきさんに全く動じることなく会計を差し出してくるんですよ。
今に全員もちづきさんみたいな食生活になっていくんだ・・・。
最終回はこれまでドカ食いを恥じていたもちづきさんがみんなに受け入れられていくエンドになるんですよ。
この漫画は途中からもちづきさんが入院中に見た夢だった、みたいなオチを付けて。

しかし回転寿司でこれならもちづきさんが食べ放題に行ったらどうなってしまうんだ・・・と思ったのですがそれは2巻の描き下ろし漫画で描かれていました。

2巻 描き下ろし

という訳で描き下ろし漫画の感想を。

1巻の描き下ろし漫画では二郎系で満腹感100%に至った爽やか(漫画内では)な至り。
それに対して2巻の食べ放題では・・・これはダメだ。
もちづきさんは色んな意味で食べ放題に行ってはいけない。

最初こそ「元・・・取っちゃうかも・・・!!」と可愛い勘違いをしていたもちづきさん。
最初の食材調達は無理なく両手に持てるだけ持っているのも合わせ、追い詰められなければ無理な食事をしない(事もある)もちづきさんなので意外に食べ放題が合っているのでは?と勘違いさせてくる内容だったのですが・・・

第二陣では明らかに常人では落とす量の食材を抱え。
そして第三陣では「もうちょっと食べられたかも・・・なんて事態。私が許さない!!」と無理やりお腹に詰め込むもちづきさん。
今まで至れない事に対して不満を抱くことはあっても、お腹に隙間があってはいけないと食べ続けることはなかった(はず)なのに・・・
まあ♯11ではニンニク臭がするまで腹に詰め込んだりもしていましたが、それはともかくこれではいけない。

♯12とあわせると世界も壊れ始めているけれども、やっぱりもちづきさんはもちづきさんで順調に壊れていっているホラー漫画だな、と思った♯12と2巻描き下ろし漫画の感想でした。

余談ですが半額弁当で半分の値段で弁当食べられる!ではなく2個買える、となるのは喰いタンを思い出してしまった。あちらはもちづきさん以上に食いつくしていたのですがあれはコメディチックな描写でしたよね。なぜもちづきさんは喰いタンより食事量が少ないのにホラーに見えるのだろか。やっぱり食べ方なのだろうか・・・

【ヤニねこ】コラボマンガ

コラボマンガ・・・主人公たちがほとんど会話せず、一方的に自分の足りたい事だけをやっている漫画がコラボマンガなのだろうか。コラボマンガの定義を教えてほしい。

一応どちらもヤバい系の主人公ではあるのですが・・・現実世界ではマイナスとマイナスを掛け合わせてもプラスにはならない例もある、という例を示してくれたのは良かったのかもしれない。
そもそも4ページでコラボするのは通常では不可能。それならそれぞれの良いところだけ見せればいいじゃない、という考え方はわからないでもない。
ただしその結果、もちづきさんは至れず一人でドカ食い。ヤニねこは拾ったメビウスを吸い続けるだけのオチになるのはさっぱりわからない。

とはいえもちづきさはコラボしてもブレない、という例を示してくれた。そして今後は他漫画とのコラボは一切なさそうだと思ったコラボマンガの感想でした。


コメント