ショウマと絆斗は「賢者の贈り物」を互いに贈れるのか? 15話 脱走グラニュート! 感想です。
感想
ショウマと絆斗は互いに信じあう事が出来るのか。
ショウマは今まで絆斗に嘘はついてなかったはず。
例えば前回の話でシータとジープとの関係について聞かれた時
ショウマ「母さんのかたきなんだ」
とウソは言っていないのですが本当の事は言っていない。話をうまく逸らしていたはず。
しかし今回は
絆斗「お前・・・(ストマック社について)どこまで知ってんだ?」
ショウマ「俺もまだよく知らないけど・・・あいつはストマック社のバイトで・・・」
とウソをついて・・・あれ?
台詞を見返してみたら絆斗はストマック社について聞いているのにショウマはバイト君の事について言っているようにも聞こえる。
ギリギリウソはついてない?
とはいえショウマが絆斗に自身がグラニュート(ハーフ)であり、ストマック家の一員だという事は伝えていないのは確か。
冒頭で「賢者の贈り物」についての話が出ていましたが賢者の話の本質は
幸果「すきぴ同士の2人がガチ大事なものを贈ったってわけ。お互いを思いやる気持ち」
ですよね。
絆斗はショウマに自身の事をほぼ(研造関連についてはなし?)打ち明けているのにも関わらず、ショウマは自身の重要な事については話していない状態。これで互いに大事なものを贈れるのだろうかと疑問に思えてしまう。
ただ次回予告では
幸果「届いてないって思ったら何回でも言うんだよ」とのセリフがあるので次回はショウマが絆斗に自身の出生をばらす、みたいな展開になりそう。
これでショウマと絆斗は互いに信頼し合える関係になる・・・かちょっと微妙。まだ全部伝えるかはわからないですしね。
しかしショウマと絆斗の事を考えると今回の話は色々と信頼関係がキーとなっていそうな気がする。
まずはニエルブと研造。
やはり協力関係にあった二人。
ニエルブもゴチゾウ泥棒おじさんとなり、自身の研究で使うのかと思いきや研造にいきなり渡してしまっている。しかもグラニュート器官付きで。
情報交換とは言っていますがあまりにも研造側に偏った交換ではないでしょうか?
それだけニエルブが人間界の情報を欲している可能性もありますが・・・この二人も協力関係にあるようで、まったく信頼関係はなさそう。ある程度情報もらえたらニエルブは研造を切りそう。そして研造もそれを察していそう。
次はラーゲ9とランゴ?
闇菓子欲しさに闇落ちか・・・と思いきや、そんな簡単な話でもなかった?
ランゴ「くれぐれも見つかるな。特にお前はな」
ラーゲ9「やっと近づいたと思ったのに コツコツ 実績作って本社戻れってか・・・だる・・・」
というセリフから元々本社勤務で重要なポジションにいたっぽい?
何かしらの目的があってラーゲ9はランゴに近づきたい模様。
もしかしたらショウマと協力関係になれるのかと思いきや・・・コツコツ実績作りがまったくコツコツじゃないレベルなので無理そう。ラーゲ9は第三勢力と考えた方がよさそうな気もする。
あとはロジョーとジープ。
ロジョーはジープを利用して闇菓子大量ゲットだぜ!をしたいようで、今回ある程度うまくいったようですがジープの目的は恐らくショウマの抹殺。今回ショウマがケーキング使用の代償で力尽きそうになっていましたが、そのタイミングでも仕掛けてこないというのは何かしら他の目的があるのかもしれない。
もしかしたらまだ戦える状態ではないとも考えられそうですが・・・ロジョーなんかのバイト君と共闘するとは思えないのでジープが何を考えているのか気になる。
といった感じで互いに信頼関係にありそうで、まったくそんな関係ではない組み合わせが多くみられた15話 脱走グラニュート!。
次回ショウマと絆斗がどういった信頼関係になるのか気になる 15話の感想でした。
余談
デンテは人間界のお菓子をうまそうに食っていましたがニエルブはそうでもなかった。
これはデンテが特殊なのか。それともニエルブが特殊なのか。
ヤードが美味いお菓子作りが出来ていたようにグラニュートもある程度人間に味覚が近い気はしますが実際どうなんでしょうね。
そういえばデンテはそこまでお菓子を食べているようでもなさそうなのにやたら太っているのはデンテにも協力者がいるような気もしますが実際どうなんだろう。
以下 12月21日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
ショウマ・ストマック
ショウマ「幸果さん。この『賢者の贈り物』っていうのは妻が夫に金時計の金の鎖をあげるために自分の髪を売り夫は妻に髪飾りを贈るために金時計を売る。お互いにあげたものが役に立たなかったってことだよね?」
ショウマらしい解釈・・・なのだろうか。
ショウマなら気持ちが重要だとわかりそうと思ってしまう。まあ人間界の本を読み始めたのは最近のはずなので行間は読めないのでしょう。キングオージャーのジェラミーあたりに・・・いや、あいつの行間はダメだった。
ジェラミーはともかくショウマは1話の時点から敵グラニュートに対して「どうする」と聞いているあたり人の心を信じたいんでしょうね。でも育った家庭がアレというか・・・母親が攫われそこから生まれた子供、という他人を信じ切れる訳がない環境で育ってきたので色々難しいんでしょうね。
その辺の事情も踏まえて次回の話で絆斗にどれだけ自分の気持ちを伝える事になるのか気になるところです。
ショウマ「これ使ってみてよ」
絆斗「お・・・おう・・・ありがとな」
ショウマ《なんか違う・・・これじゃあただのプレゼントだよな。お互いを思いやる気持ちって難しい・・・》
人前でゴチゾウを渡すのは如何なものかと思うのですが・・・まあ幸果はゴチゾウをシリーズもののオモチャと認識しているはずなので問題なし?
とは言え『賢者の贈り物』の話の直後に大人の絆斗にオモチャを渡すのは幸果的にはどう思ったのだろうか。
いや、大事なのはすきぴ同士がお互いを思いやる気持ちを贈り合うのが重要であって贈る物が何かは関係ないのか。そもそも幸果の気持ちが重要ではなくショウマと絆斗の気持ちが重要ですしね。
うーん、思いやる気持ちって難しい。
辛木田絆斗
ロジョー「お前を捕まえてストマック社に突き出す。そうすれば大量の闇菓子を手に入れられるってわけだ!オリャアーッ!」
絆斗「ぐわああ・・・!」
絆斗がやられて前半終了、みたいな話が多い印象。
まだグロッタとアーリーとロジョーにしかやられてない・・・いや、15話でこれは多いか。そもそも初変身も瀕死だったし。単独では苦戦しているイメージが強い。
ショウマも単独で幹部を撃破したことなのでそろそろ絆斗も強化されてほしいところですが・・・強化=研造に体を弄られるって事ですよね。それはそれで悪い方向に行きそう。
かと言って単に強いゴチゾウを貰っても大幅な強化はされないと思うし・・・絆斗の強化フォームがどういった形で登場するのか気になるところです。
デンテ・ストマック
デンテ「うむ・・・ストマック社を辞めたいグラニュートかあ。そんなやつおるかのう?闇菓子の魅力にあらがえるかのう?わしはお菓子の魅力には勝てんがのう!」
感想の項目で人間のお菓子を美味しいと思うデンテとまずいと思うニエルブのどちらの味覚がグラニュートとしては正常なのか、みたいな事を書きましたがよく考えたらショウマの母がグラニュートの飯がまずいと愚痴ってましたね。となるとデンテの味覚が特殊な気がする。
これは単にそういう設定なのか。それともショウマを改造した時になんかやらかして美味いと感じるようになったのか。ちょっと気になります。
それとやっぱり人間界のお菓子を大量に備蓄している訳でもなさそうなデンテが太っているのは気になる。普段はどうやってお菓子を手に入れているのだろうか。人間の協力者がいてもおかしくはないと思うのですが。
酸賀研造
ニエルブ「こんばんは」
研造「やあニエルブくん!こないだは置き配ありがとね。絆斗くんがさあ俺のこと警戒してるみたいで あんまり情報くれないんだよねえ。で今日は?」
ニエルブ「赤ガヴが進化を遂げたよ」
研造「ほう!」
ニエルブ「僕たち研究者も負けていられないからね。情報交換だ」
負けていられない、という不穏なセリフ。
おかしい。ヒーロー側の人間が言うのであれば間違いなく良い台詞のはずなのに研造とニエルブが言うともっと頑張って犠牲者増やさなきゃ!というセリフにしか聞こえない。まあ実際そうだとは思いますが。
しかし情報交換と言いつつ基本的には研造はニエルブから物を渡されっぱなしですよね。逆に何か渡しているのだろうか。ヴァレンシステムの情報を全部渡しているとすれば等価交換と言える・・・のかもしれない。
とはいえ研造もニエルブを信用しきってはいないと思いますが。互いに互いの技術をどれだけ奪えるか、という水面下のやり取りがありそうな気がする。
ニエルブ・ストマック
ニエルブ「赤ガヴの進化を見られたのはシータの尊い犠牲のおかげだ。感謝しなきゃ」
妹が戦死(恐らく)したのにこの言いぐさ。
ランゴにあいつはそういうやつだ、と言われるのもわかる。ニエルブは誰が死んでも尊い犠牲で済ませそう。いや、尊いとすら思っていなさそう。
まあ、ある意味わかりやすい人間というかグラニュートですがこの調子だとラスボスになりそうな気がする。
ニエルブ「僕はこれ(人間界のお菓子)で進めようかな。彼にも合いそうだし」
彼とは誰だろうか。ニエルブが直接改造できるのはグラニュートなのでバイト君だと思いますが。となるとやっぱりラーゲ9だろうか。
しかし敵の技術開発担当がプリンを使って実験するのはなかなかシュール。とはいえガヴの戦闘を見る限りなかなか厄介な特性を付与できそうな気もしますがどうなる事か。
やってみたけど全くうまくいかなかったよ!みたいな展開も見てみたい気がする。もしくはお菓子使って改造したらお菓子好きになって闇菓子いらなくなったね!みたいなオチになるのだろうか。
ランゴ・ストマック
ランゴ「シータが赤ガヴにやられた?」
グロッタ「ウソでしょ?いくら あの子たちとはいえ赤ガヴなんかに・・・ジープはどうしたの?」
エージェント「ニエルブ様もそこまでは把握しておらず行方知れずです」
ランゴ「なんにもできない子供のくせに早まったな。バカめ」
グロッタ「ニエルブも意地悪よねえ。助けてやればよかったのに」
ランゴ「フッ・・・あいつはそういうやつだ」
ランゴの株がどんどん落ちていく。
13話では
グロッタ「連れ戻さなくていいの?」
ランゴ「気の済むまでやらせておけ。どうせ赤ガヴ狙いだろう。あいつらが暴れるなら その裏で俺の計画を進めるまでだ」
とか言っていたのに。なんにもできない子供だと思うなら早めに確保しておけばいいのに拠点から追い出してそのまま放置してましたからね。
双子が本気出せばショウマには負けないと思っていた可能性が高いですが、なんにしてもシータがやられた原因はランゴにもあると思う。
逆にグロッタは口悪いけれども外の兄弟をきっちり見ているように思えてきた。ランゴと違って双子やニエルブにも直接会いに行って色々確かめているので。まあグロッタは自分の仕事はエージェントに任せっきりでも問題なさそうなので暇があるのかもしれませんが。
ランゴはエージェントに任せられない仕事が多そう。なので些事に構っていられないという事情もありそうですが。
ラーゲ9
ランゴ「それと向こうには我々の邪魔をするグラニュートハンターが2人いる。くれぐれも見つかるな。特にお前はな」
ラーゲ9「はい」
特にお前はな、というセリフ。
これは何か特殊な立ち位置のグラニュートなのかと思いましたが単純にラーゲ9の特殊能力が非常に有能だからですかね?
なにやら一時的に幸福度を上げる神経毒を使えるようで・・・そりゃ重宝する能力ですね。今回のような密室を作ればヒトプレス使いたい放題。そりゃ「見つかるな」と言われる訳ですよ。
ラーゲ9「ああ・・・ここが人間の世界か。やっと近づいたと思ったのに。コツコツ実績作って本社戻れってか・・・だる・・・」
とはいえラーゲ9は闇菓子以外の目的がありそう。
感想の項目では「本社戻れ」がストマック社に在籍していたから?とか書いてましたが有能かつ重要なポジションにいたら顔バレしているはずですからね。
他の人の感想では公安みたいな立ち位置ではないか?と予想している人がいましたがそれっぽい。
もしくはグロッタが8話で言っていた
グロッタ「人間にも抵抗するやつがいたとはね」に関連するグラニュート?
ストマック社に抵抗するグラニュートがいて、それがラーゲ9が所属している組織とか。
公安なら「抵抗するやつ」だとちょっと違和感あるセリフに聞こえなくもないのですが・・・なんにせよラーゲ9の正体が気になります。
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