本当に賢者れた? 16話 ノエルのおくりもの 感想です。
感想
無事に賢者れた・・・のだろうか。
結局すきぴ同士の互いに思いやる気持ち自体は交換できたものの、交換できたのは気持ちだけ。
重要なショウマがグラニュートである、という事実は明かす事が出来なかった模様。
何か隠していると絆斗は気づいているし、ショウマも明かせなかった事を気にしていた。
これでは・・・賢者れたと言ってよいのだろうか。
さて主人公勢が賢者れたかどうか微妙なところで他にも賢者るどころかプレゼントすら交換できなかった人たちがいたので整理。
まずロジョー。
ハンティ捕まえたよ!ジープ様にプレゼントしよう!
とはなりましたが傷心中のジープ様にとってはこいつはいらん扱い。
なんてかわいそうなハンティ・・・。
じゃあランゴ様にプレゼントしよう、とはなったもののやっぱり受け取り拒否されてしまう始末。
なんてかわいそうなハンティ・・・。
ランゴの現時点での計画は優秀でないアルバイトたちがグラニュートハンターたちを引き付けている間に優秀なアルバイトのラーゲ9が高品質なヒトプレスを集める事。
そのためにはハンティやショウマに派手に暴れてほしい、という思惑があるっぽい?
もしかしたら優秀なアルバイトを採用するから優秀でないアルバイトを間引いてほしいという思惑もあるのかもしれない。ロジョーとか。
とはいえさすがにショウマならさすがにプレゼントとして貰っていた可能性はあるので・・・やっぱり可哀そうなハンティ。現時点ではグラニュート側にとっていつでも始末出来る対象という事なのでしょう。
なんにせよ何もかも全くうまくいかなかったベテランアルバイトのロジョーさんは退場となってしまいました。
次はラーゲ9。
一時的に幸福度を最大まで上げられる特殊能力持ちのラーゲ9。
高品質なヒトプレスを大量にプレゼントされご満悦のランゴ様。
対価としてプレゼントされた闇菓子にラーゲ9はさぞ喜んだ・・・放り投げやがった。
という事でラーゲ9の目的は闇菓子ではない模様。
やっぱりストマック社潰してやるぜ!みたいな目的で近づいているっぽいですね。
闇菓子は一度も食った事がなさそう。
可哀そうな闇菓子・・・いや、可哀そうでもないか。
そしてそんなラーゲ9にワンダーなプレゼントが渡されることに。
プリンをモチーフにしたライダーへの変身ベルトですよ。
1話でベルト作れるの早くね?とは思いましたが赤ガヴの改造データとヴァレンシステムのデータがあればニエルブにとってドライバーを作る事自体はすぐに出来るっぽいですね。
さすが同族ですら喜んで実験材料にする男。超優秀ですね。
ただラーゲ9の目的は戦隊についでライダーに変身・・・じゃない、ライダーに変身する事ではないはずなのでどうなる事か。
ヒトプレスで信用を勝ち取った以上、それ以上の成果を求めて変身するようですが・・・目的が目的なのでショウマと共闘する流れもあり得る?
ただし既にランゴ様への献上品として多数の人間をプレゼントしているので難しいところ。
そもそも打倒ストマック社が目的とは限らないですしね。ストマック社を乗っ取ってやるぜ!みたいな目的だったらショウマとは相いれないはず。
まあラーゲ9の目的はさておき。
全体的にプレゼント交換がうまくいかない中、少なくとも多少賢者れたショウマと絆斗が印象的だった 16話 ノエルのおくりもの 感想でした。
余談
デンテが闇菓子を作った事が名言されましたがこれは既出の情報でしたっけ?
既出かどうかはさておき、闇菓子という人間、グラニュート双方にとって悪影響しかないものをつくって特に罪悪感にかられることもないデンテはやっぱり色々アレな面があると思う。
以下 1月4日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
ショウマ・ストマック
デンテ「まあ そう気を落とすな。お前さんだって信じておったわけではないのだろう?」
ショウマ「だけど信じたかった。あいつが更生できるって」
デンテ「とりこになってしまうと やめられないのじゃよ闇菓子は。我ながら罪なものを作ったもんじゃ。しかしお前さんは不思議なことを気にするんじゃな。ストマック家に生まれながら誰に似たんじゃろなあ・・・」
ストマック家に生まれてストマック家の誰にも似てないのだとしたら・・・そりゃ母親では?と思うのですがデンテ的には違うのだろうか。それともデンテはショウマの出生に関してショウマが知らない事も知っている可能性があるとか?
しかしさすが人を文字通り食い物にする闇菓子を作った張本人。他人を全く気にする様子はなし。ジータとシープを見る限りグラニュートも人間に近い感情はありそうなのですがこいつは色々欠落しているような気もする。とはいえ命を狙ってくる相手の事を気遣うのは不思議と言われても仕方ないのかもしれない。
なんにせよショウマが更生の余地があればアルバイトでも救おうとしているのは事実。何かしらのきっかけがあるのかと思ってしまう。
ショウマ「絆斗に俺がグラニュートだってこと言えてないんだ」
デンテ「それは言わんほうがよいかもな」
ショウマ「でもこのまま黙ってるのも・・・知られたら次にヴァレンが狙うのはお前さんじゃぞい」
結局賢者れたにも関わらずこの事に関しては言えなかったショウマ。現時点でバラしても恐らく大丈夫な気もしますが多分言えない展開ですよね。そして最悪のタイミングでバレて一時的に関係悪化しそう。
まあその場合でも命を狙うことはなく共闘しなくなるだけな気はしますがどうなる事か。
幸果「あっウマショー賢者れた?」
ショウマ「うん賢者れた!」
↓
絆斗《ショウマのやつ危険だってことを別にしても あんな嫌がるか?もしかして なんか知ってて隠してんのか・・・?》
ショウマ《いつか俺は絆斗に言えるのかな?自分がグラニュートだって・・・》
結局賢者れたけれども重要な事は言えず。これは本当に賢者れたと言ってよいのだろうか。
と思いましたが元々賢者の贈り物って要約すれば互いに気持ちを理解できたね、という話だったはずだし今回の話に関しては問題なかった・・・のだろうか。
今回の話は結局重要な事が言えなかったのであまりすっきりしない展開となりましたがこれが次回以降の話にどう影響するのか気になるところです。
辛木田絆斗
絆斗「余計なことを・・・!」
ショウマ「なんで・・・?どうして?」
絆斗「もう少しでやつらの世界に行けるんだ!ストマック社に乗り込むチャンスなんだよ」
ショウマ「ストマック社?なんでそんなむちゃを・・・」
絆斗「やつらの正体を調べるためだ。あいつらのひどさが はっきりわかれば お前だって迷わず かたきを討てるだろ!」
これってショウマのためを思っての行動に聞こえますが実際一番ストマック社の正体について気にしているのは自分ですよね。「お前だって」と言ってますし。
まあ絆斗は慣れ合いたくて戦っている訳ではなく母親や師匠の仇をとるために戦っているので絆斗自身が何をどう思うかが一番重要な気もしますが・・・ショウマも理由に含めてしまうとなんか言い訳っぽく聞こえてしまう。
とはいえショウマの事も気にしているのは確か。ショウマの正体を知ってもそこまで険悪にならないと思うのですがどうなることか。
ニエルブ・ストマック
ニエルブ「デンテおじさんの残した資料に酸賀さん提供の資料。データがそろえばそろうほど面白いものが作れる」
データが揃ったからって簡単にドライバー作りやがって・・・。
と思いましたが幹部は全員ガヴではなくドライバーっぽいので人間に変身してますしね。自身のデータも合わさればこの程度は問題なく作れるって事でしょう。
しかしガヴもヴァレンも眷属を消費して変身していますがこのドライバーは何も消費せず変身できるのだろうか。何かしらアイテムが必要だとすれば・・・毎回プリンを食ったりする制約がかかったりするのだろうか。いや、ないか。
シャンゼリオンのブレイダーみたいな変身も楽しいですがガヴではやらないはず。
ジープ・ストマック
ロジョー「ジープ様の眷属をお借りできたおかげで捕まえることができました!ささっ報酬の闇菓子を・・・」
ジープ「赤ガヴじゃない」
ロジョー「えっちょっ・・・えっそれはですね・・・ああっ!なんなんだよ あいつ!」
ジープは赤ガヴ以外興味ない模様。
ヴァレンもそこそこ邪魔をしていたと思うのですがシータをやったのはケーキング単独ですしね。しばらくはガヴ狙いをしていそう。
しかしジープは闇菓子を持っているのだろうか。社員じゃなくなった今、手持ちにあったものは全て回収されてそうですが。
まあロジョーは色々と迂闊な描写が多いのでその辺は確認しないでやっていると思われます。
ランゴ・ストマック
ロジョー「なんて言ってた?闇菓子くれるって?」
エージェント「承認はされなかった」
ロジョー「はあ?なんでだよ・・・なんでだよ!?いつでも こいつのことグラニュート界に連れて行けるんだぞ。なあ!直接 話 させてくれよ。なあ扉の位置どこだよ!」
エージェント「ヒトプレス回収に励め」
絆斗「あっ・・・頼む。命だけは助けてくれ!俺の知っていること なんでも話す!そうだガヴの弱点なんてどうだ?」
ロジョー「あっ・・・どうすか?」
エージェント「人間の情報など必要ない」
このやり取りからすると・・・
アルバイトたちは直接ランゴに会える立場ではない。扉の存在は知っているものの、どれがどれに繋がっているかは把握していない。
という事はバイト君たちの反乱を恐れている可能性もありそう?まあ闇菓子ジャンキー揃いのバイトたちなのでいつ本部襲ってもおかしくはないですからね。なるべく反乱されないようにコントロールしているって事でしょう。
他にはグラニュートハンターの存在は比較的どうでも良い。人間からの情報は必要としない、などありそうですが・・・これは得られる情報よりも自身の情報が洩れる事を危惧しているとか?
なんにせよグラニュート界では違法な闇菓子を扱っているだけあってなかなかセキュリティを厳しくしているようですね。
ラーゲ9
ランゴ「コードネーム ラーゲ9。期待どおり優秀な男のようだ」
グロッタ「あいつの毒には一時的に極限まで幸福度を引き上げる作用があるって聞いてたけど・・・まさか一気にこの量!赤ガヴどもが目立つアルバイトに気を取られてる隙にラーゲ9がこっそりヒトプレスを集める・・・高品質を大量に。これがランゴ兄さんの計画だったわけね」
ランゴ「フッ・・・こんなにも早く優秀なアルバイトが現れるとは・・・あいつが闇菓子にハマってくれて よかったよ」
↓
ニエルブ「さあ完成だ。さて これを最もうまく使えるのは・・・改めて比べて見ても やっぱりフィジカルデータ的に君が逸材だよね。ラーゲ9くん」
これは・・・完全に内情を把握した上で潜入していますよね。
ニエルブの眼鏡にかなったのは偶然かもしれないですがヒトプレスの作成方法を知った上でそれに適した能力持ちを送り込んでいるっぽい。どこの組織が送り込んだかは不明ですがそれなりに情報収集能力と人員が豊富な組織でなければ難しいはず。
という事はストマック社を摘発する直前とも言えそう。かなり下調べした上であとは証拠をつかむだけ、といった状況に見える。
なんかほっといても勝手にストマック社を潰しそうな段階に見えるのですが・・・まあそれはダメですよね。なにせラーゲ9も人を単なる食料としか思っていないっぽいですし。闇菓子を摘発しようとしている組織の行動には見えるのですが、かといって人間の味方という訳でもなさそうですし。
ラーゲ9は次回変身するようですが味方側のライダーとなるのか。それとも第三勢力として戦う事になるのか。
ライダーとしての能力も気になりますが、それ以上にラーゲ9の目的と今後の行動が気になってしまいます。
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