吠「俺は負け犬ナンバーワンだ!」 覚醒した吠がアンブレイカブル過ぎる 第9話 アンブレイカブル・ウルフ 感想です。
感想
吠「負け犬上等!何度負けても その度にテッペン目指せるんだからな!俺は負け犬ナンバーワンだ!」
覚悟がキングオージャーのヤンマ君並みじゃないですか・・・前回の負け犬とは変わりすぎ。
とはいえさすが主人公。お膳立てが豪華すぎた。
ライバル枠のファイヤキャンドルとの死闘(コンカフェ)
借金は絶対返せと迫るメンバーたち。
そして何故か看板を使って語り始めるテガソード様・・・
そりゃ覚醒しなきゃおかしいですよ、と思えてしまうぐらいのお膳立てっぷり。
・・・いや、全部なんかおかしい気もしますがそれも含めてゴジュウジャーっぽい主人公の覚醒回。
しかし前回の次回予告で予想していたのとは違う展開が。
ファイヤキャンドルの傷跡。覚醒した吠との戦闘シーンで出来た傷で、満面の笑みはその勝負に満足したものだと思っていたのに・・・。
傷が出来た原因は食い逃げ犯によるものじゃないですか・・・なにあの人?戦闘能力一般人ナンバーワンなの?ゴジュウイーグルの中の人でもやっているんじゃなかろうか。
そしてファイヤキャンドルも吠との戦闘で満面の笑みを浮かべるかと思いきや、自分自身の気持ちに気づいて出来た笑みだとは・・・いや、一応吠との売り上げナンバーワン対決もあったのですが、あれはそこまで影響していない。はず。
今回はまさかのファイヤキャンドル回でもあった訳ですね。
しかしファイヤキャンドル以上に予想外だったのはクオン。
吠とはぐれた後、大きな怪我もなくリングハンターとなったと思いきや背中に大きなバッテンが。
前回・今回と吠に異常な執着を見せていたクオンでしたが既に色々と壊れていた模様。
逆に言えばあの傷さえどうにかできれば変わってしまったクオンを久光に戻せる可能性もある訳ですがどうなる事か。
次回予告を見る限り前回攫われた巡もブライダン側の戦力として使われ始めるようですが。
まあ流石に戦隊で攫われた人が全員敵のまま、という事はなさそうなので元に戻すチャンスはありそうな気もする。
といった気になるところはあるものの、結集回を経て、主人公覚醒回ときたのでこれからは一致団結ゴジュウジャーとして・・・いや、竜儀の個人回はいつになるの?いまだ断片的にしか語られていないのですが。なんなら常夏の方がメイン回多かったよ・・・。
竜儀はさておき、そして一致団結もしていない気もしますがとにかく新展開が始まりそうな第9話 アンブレイカブル・ウルフ 感想の感想でした。
以下 4月25日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
遠野吠
店長「いいよ いいよ遠野くん。これまでの執事の概念を覆すマイルドヤンキー感が大評判だよ」
吠「店長・・・珍しいなバイトで褒められるのは」
結局吠はこの店でバイトするようになったのだろうか。売上ナンバーワン対決の結果は恐らく吠の勝ち。ただその後は描かれなかったのでどうなったのか不明のはず。今回は吠の覚醒回だったので覚醒直前にやっていた店は辞めてしまう可能性はありそう。ですが他のメンバーに借り(借金)があるので辞めなくてもいいような気がしないでもない。
ただ辞めるなら辞めるで何かしらの理由はつけてほしいのですが次回以降どうなることか。
吠「おい。そんなにナンバーワンになりてえか?」
ファイヤキャンドル「ああ なりてえ」
吠「なんで そこまでこだわる?ナンバーワンになることに なんの意味があるんだ?」
ファイヤキャンドル「なんだ?俺に負けそうでビビッてんのか?」
吠「そうだ。俺は怖い。もう誰かに裏切られたり何かを失いたくない。怖いんだ 誰かと関わるのが。だったら一人でいるほうが・・・」
ファイヤキャンドル「今のお前は負け犬じゃねえ。それ以下だな。ナンバーワンそのものじゃねえ。戦うことに意味があるんじゃねえのか?俺はあいつと戦いてえ。戦ってその魂の形を感じてえ。そうだ・・・何度負けようが俺の炎は決して消えねえ。うっ!ありがとよ!お前のおかげで目が覚めた!へへッ・・・」
吠の覚醒シーン・・・と見せかけてファイヤキャンドルの覚醒シーンに見えてしまう。というか吠はファイヤキャンドルだけで覚醒したわけではなくファイヤキャンドル→テガソード様→ゴジュウジャーの流れで覚醒したわけでやっぱりここはファイヤキャンドルが覚醒したシーン、そして吠が覚醒するきっかけになったシーンという事でいいのだろうか。
それはともかく吠は誰かと関わる事自体が嫌になっていた模様。前回の話ではかつて自分が憧れたお兄ちゃんに裏切られたようなものですしね。今回他のゴジュウジャーと向き合う事は出来ましたが兄であるクオンとこれからどう接していくのか。気になるところです。
クオン「無理だよ吠。お前は何もできやしない」
吠「俺は・・・」
陸王「逃げるな!」
禽次郎「戦え!」
陸王・竜儀・禽次郎・角乃「戦えーっ!!」
禽次郎「吠っち!」
陸王「吠くん!」
竜儀「遠野!」
角乃「吠!」
テガソード「ナンバーワンになれ」
吠「アオオオオオーン!!俺も・・・俺だってお前らと全身でぶつかってみたい。戦ってみたい!お前たちと この世界と!エンゲージ!俺は俺の世界を切り開く!」
熱いシーンなんですが気になる点が。竜儀のキャラがいまいち掴めない。この手のシーンって全員メイン回やってレッドと他メンバーが互いに理解し合った後にやる事が多いと思うのですが竜儀はその手のシーンほとんどないんですよね。陸王と人気者ノーワンの時に、角乃はおせっかいノーワン。禽次郎は元々友好的。竜儀は・・・トレジャーハントノーワンの時以外はほぼ嫌味を言っているシーンしかないような。
とはいえ竜儀もこれまでの戦いで吠が人のために戦っているのは理解しているはずなのでその辺で思うところがあったのでしょうかね?竜儀もテガソード様が絡まなければ常識をわきまえた人当たりの良い青年っぽいですし。
ウルフデカリバー50の序盤にしては異常な性能、そして他メンバーとの絡みも少ないこの序盤で覚醒シーンをやるより、もう少し後でもよかったんじゃないかなあと思ってしまう。まあ販促的には色々仕方ないのかもしれない。
クオン「無駄だ。お前が一度でも俺に勝ったことがあるか?この負け犬が!」
吠「負け犬上等!何度負けても その度にテッペン目指せるんだからな!俺は負け犬ナンバーワンだ!」
負け犬であることに誇りを持てる戦隊キャラって珍しいような。ジュウオウジャー のみっちゃん・・・はちょっと違う。あれは色々拗れてお友達が出来なかっただけ。後半仲間を救うために自分自身(内なるジューマン含む)で奮起しているし。
テッペンというとキングオージャーのヤンマくんですが・・・ヤンマくんは自分というか国自体が負け続けていた訳であってヤンマくん自体は最初から最後まで負け犬メンタルはもっていなかった。
同級生からトウサクと言われ続けたドンブラのはるか先生は・・・あれは10話で自分の中でトウサクの意味合いが変わっただけで負け犬ではなかったですね。漫画は描き続けていたし。
他は昔から悪口を言われ続けたシンケンイエローとか?ただことはも負け犬に誇りを持っていた訳じゃなくただメンタルを強く持とうと決意していただけなので・・・やっぱり負け犬であることに誇りを持った吠は、はみ出し方がオンリーワンで負け犬ナンバーワンな気がします。
※追記 負け続けたと言えばドンブラの雉野がいましたが・・・雉野ははみ出しているんじゃなくて戦隊メンバーの枠組みで語ってよいかわからない存在なので・・・。一応最終回近くで戦隊メンバーらしくはなったのですがやつに「はみ出した」という言葉はふさわしくない。初期はどちらかと言えば敵幹部でいい気がする。ジロウ加入回、ゴールドン回、キングオージャー回と事あるごとに戦隊と戦っているので。
陸王「で 吠くん。話って何?」
吠「その・・・なんだ・・・悪かったな いろいろと」
禽次郎「意外と素直じゃん!」
陸王「もう いきなり消えないでよ」
吠「借りは返す主義だ。それまでは ここにいる」
角乃「寝首をかかれても恨みっこなしね!」
竜儀「とりあえずツケは払ってもらおうか」
吠「ハッ・・・ハハハ・・・少しは負けろよ」
角乃《借金は借金だから》
陸王《調子のりすぎ》
吠「おい・・・」
やっぱり吠の扱いは酷いと思う。
「少しは負けろよ」ぐらいで「調子乗り過ぎ」と思われるのは酷い。吠も実際に借金負けろと思っていったわけではなく空気を読んで軽く冗談言っただけのはず。
なにせ大也、じゃない堤に対して貯金箱を割ってまで250円返した男。借金踏み倒しはおろか、負けろとは言わないですよね。
さらに言えば人と接するのが怖いと言っていた人と向き合おうとして空気を読んだ結果が「調子乗り過ぎ」というのは・・・やっぱり可哀そう。
まあ吠も仲間と向き合う事も決意したのでこれからは人間関係も少し変わっていく・・・のだろうか。
ウルフデカリバー50
序盤に出していい性能じゃない気がする。他のメンバーは完全に置いてけぼり状態じゃないですか。スーパールパンレッドの未来予知クラスのチート能力。出すにしても後半ですよね。
という事は他メンバーも強化フォームがあるのか。それともさらにレッドだけ強化され続けていくのか。
とはいえ他のメンバーは指輪の固有能力で強化され続けることも可能なのでレッドだけゴジュウジャーとして強化されていきそうな気がする。下手したらアバレマックスが登場した直後の他のアバレンジャーのメンバーみたいになりかねない?
テガソード
テガソード「もう一度戦え 遠野吠」
吠「テガソード・・・俺はあいつらに牙を向けた。仲間じゃねえけど たくさん一緒にいたのに・・・」
テガソード「戦え」
吠「だから・・・もう戻れねえんだ!」
テガソード「お前自身の恐怖に閉じこもるだけで満足か?」
吠「でも・・・」
テガソード「戦うこととは向き合うこと。彼らは待っている。戦え。お前自身の世界を切り開くのだ」
テガソード様・・・なんで看板使って喋ったの?何もないところから声だけ聞こえるって結構あるシーンじゃないですか。禽次郎の時は捨てた指輪を何も言わずに届けたというのに。テガソード様は吠にだけ過保護過ぎるような気がする。
一応他のメンバーもそれなりに気は使っているんですよね。角乃には自分の本当の願いを思い出させた。禽次郎も似たようなもの。陸王と竜儀はそれっぽいシーンがないですが・・・多分色々やっている。もしくはこれからやる。
しかし吠はさらに特別扱いしているように見えてしまう。これは戦隊レッドだからなのか。それとも何か特別な理由でもあるのか。気になります。
クオン
クオン「実は彼 ゴジュウウルフは僕の弟なんだ」
ファイヤキャンドル「弟・・・?」
クオン「でも だからこそ僕が彼を倒さなきゃならない。僕に力を与えてくれた女王に忠誠を誓うために」
↓
クオン「吠・・・この戦いから逃げ出すことは許さない。俺がお前を壊してやる。そして お前が・・・僕を壊すんだ。フフフ・・・!うっ・・・うあっ!ああ・・・」
クオンに傷を与えたのは女王なのか。それともノーワンに傷つけられた久光を助けたのが女王なのだろうか。元々の性格的に女王に忠誠を誓うようなキャラに見えないんですよね。そもそも女王が統治する(多分)ノーワンワールドに引きずり込まれ被害を被った訳ですし。となると女王に忠誠を誓うように精神的に壊されたような気がする。
実際この傷に女王が絡んでいるかは不明ですが既に精神的に壊れているのは確か。吠はクオンを救う事が出来るのか。それとも正気に戻った後、リュウソウジャーのナダのように強化アイテムになってしまう(あの展開酷いですよね)のだろうか。
さすがにもう手遅れだから倒して終わり、という事にはならないと思いますがどうなることか。
クオン「僕は兄として吠のことを誰よりも知っている。彼はとても純粋だ。まるで地上に舞い降りた天使のように・・・」
陸王「天使?フッ・・・吠くんが?」
クオン「何がおかしい?吠は僕の愛。僕の希望。僕の・・・お人形。だから思うんだ。僕は吠を正しく導かなきゃならないってね。よって吠の友達は僕が選ぶ。まあ君たち全員失格だ」
クオンが吠に執着する理由は幼い頃から吠を天使だと思っていたから、という事なんでしょうか?
自分に憧れ、自分のような存在になろうとする弟。兄にとってはこれ以上なく可愛い存在だったのかも、いや現在もそうなのかもしれない。人形扱いしている時点で色々壊れてしまっているように思えますが。
この辺はどこまでが久光だった時の思いなのか、そしてクオンになってから思っている事なのかは、はっきりしないのですが・・・なんにせよこのままの状態が続くのはちょっと可哀そうな気もする。なにせクオンも被害者ですしね。
ファイヤキャンドル
ファイヤキャンドル「コーヒーと・・・あのサンドイッチ頼む」
吠《こいつ俺だと気づいてないのか?》
これは・・・幹部全員変身前と変身後の正体に気づかないパターン?ブーケと陸王様のように。
逆に言えばいつかはそのことを知るシーンがあるという事で・・・その間にキビ・ポイントのようにたまった吠とファイヤキャンドルのライバルポイントがどう影響するのか気になるところです。
ブーケ嬢は・・・なんとなく最後まで陸王の事を知らないで終わりそうな気もする。
店長「食い逃げ!捕まえないと君の売り上げにならないぞ!」
ファイヤキャンドル「何っ!?おい待て!」
↓
食い逃げ犯「ベー!」
警察官「おい・・・行くぞ!」
ファイヤキャンドル「よし・・・」
いや・・・強すぎるだろう、この食い逃げ犯。ファイヤキャンドルは吠を除いた変身後の4人でも苦戦するレベルなのに。手傷を負わせられるこの食い逃げは何か知らのナンバーワンな気がする。
それはともかくこの傷。前回の次回予告では覚醒した吠との戦闘で出来た傷だと思っていたのですがそんなことは全くなかった。まあロボが爆発四散した後に人間界に残るのもやや不自然な気はするので納得できた・・・いや、やっぱり色々と裏切られた気分。
とはいえ確乎不抜を響かせ続けたファイヤキャンドルは吠のベストライバル ナンバーワンという事でよろしいでしょうか?
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