世界の幸せは願うほど膨らむ 34話 100匹ゴチゾウ大作戦! 感想です。
感想
全員のチームワークを発揮したガヴ・オーバーモードでマーゲンを撃破。
最終フォームの誕生にライダー関係者全員が関わるのは結構あるような気がしますが、そのお披露目の戦闘で他ライダー達と協力して戦うのは非常に珍しい気がする。
大抵最終フォームの初登場補正で敵を瞬殺。他のライダーはあいつすげえ・・・みたいな反応してますからね。
対してオーバーモードは強い事は強いけれども攻撃が当てられずオーバーモード単体では敵を倒せない状態。
それを仲間の援護で必殺技をぶち当てて倒す・・・という展開はライダーでは初めてみたような。
やはりお菓子作りも含めて世界の幸せは全員で願えば願うほど膨らんでいくと思わせてくれる、ガヴらしさが出ていて非常に良い戦いでした。
そんなわけでまさに一致団結して・・・デンテがアギトの木野さんみたいな状態になって気になるところではありますが・・・とにかく一致団結してマーゲンを撃破したショウマたち。
対してストマック社は全員バラバラ。なかなか悲惨な状況になっている模様。
「僕のやりたいことには莫大なお金がかかるんだ」と本性を現し、さらには本領を発揮してきたニエルブはストマック社を離反。
さすが最初期から会社の金を横領して実験していたやつは面構えが違う。というより面の皮が厚すぎる。
そんなニエルブに怒ルブ・・・したかどうかは不明ですがランゴは1000万のヒトプレス集めに強硬手段に出る模様。
次週怪人態で戦闘か・・・東映公式HPによると33~36話はショウマたちのパワーアップ回。そしてティザービジュアルに映るオーバーモードとは違った姿のガヴ。そろそろランゴ兄さん追悼の準備をした方がいいのかもしれない。
さらにはリゼルに煽られたグロッタがどういった行動をとるのか。なんだかんだ言って一番兄弟想いなのはグロッタっぽいですからね。今の状況を変えるために何かしでかしそう。
そしてストマック家をバラバラにした元凶ともいえるジープは未だシータの仇を討つことに執着し、他に何も考えていない模様。
退場しそうだけれども・・・今度はジープを庇ってグロッタ姉さんが退場しそうな気もする。
もう全員バラバラ。全員(恐らくグロッタは除く)が世界の事を考えず、自分の幸せを考えているから当然と言えば当然なのですが。
とはいえボッカを見れば世界の事を考えていればいいってものではない事もわかってしまうのですが。
なにせ「ストマック社に継続的な発注を依頼したい」とか言ってやがりますよ・・・いざとなったらストマック社を切り捨てる気が満々じゃないですか。娘が社長をやっていて実質的な経営権はジャルダック家が握っているのに。
まあボッカは世界の事を考えてはいますが皆の幸せは考えていないですしね。
個人的な幸せを求め続けるストマック社に対して世界の幸せを願うショウマたちがどう戦っていく事となるのか。
気になる34話 100匹ゴチゾウ大作戦! 感想でした。
以下 5月17日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
井上生真
幸果「もしかして必死に食べてるのがダメだったとか?」
ショウマ「えっ・・・?」
幸果「いつもと何が違うか考えたんだけど そういえば今日ウマショーから お菓子の感想 聞いてなかったなと思って」
ショウマ「あっ・・・そうだ・・・そうだ・・・!おいしいものノート!」
ショウマ《お菓子は戦うための道具じゃない・・・お菓子があったから 結果的に戦える力が湧いたんだ。お菓子を食べるって・・・ちゃんと おいしく味わう気持ちを忘れちゃダメなんだ!》
そうだよね。お菓子っておいしく味わう気持ちが大事。
生きるだけならお菓子は食べなくてもいい物。でもお菓子が生きる気力を与えてくれることもある。その気力を与えてくれるのが美味しいという気持ち。ゴチゾウを生み出すのにはその気持ち自体が大事だった、という事なんですね。
という事は今まで食べてきた、しかしゴチゾウが出なかった食べ物でも気持ちが違えばゴチゾウが出る可能性がありそう?例えば17話ではお汁粉を食べてましたがゴチゾウは出なかったはず。今回食べていたら登場していた可能性がありそう・・・と思ったらおしるこゴチゾウって19話で登場していたのか。
ともかく気持ちが荒んでいた時期に誕生しなかったゴチゾウもありそうなので最終フォームが登場した今後もショウマには色々なお菓子を食べてほしいと思ってしまう。
ショウマ「これまで食べた お菓子がたくさん!やっぱり お菓子っておいしい・・・大好きだー!ハハハハッ!」
今回はてんこ盛りフォーム・・・なのだろうか。いや、違うか。通常フォームの強化版(特に今後登場するフォームは)の扱いですかね?オーバーモードだし。種類的にはフルーツてんこ盛りの鎧武の極アームズみたいなものだろうか。ただし極みアームズと違って登場したアイテム全種類使うのではなく100体あればよい、というのは非常に珍しい気もする。というか初?
なんにせよ最終フォームが登場したからと言って特定のお菓子ばかり食べなくてよさそうなのは良いですね。好きなお菓子を好きな種類、好きなだけ食べられる・・・まさにお菓子の理想の食べ方。まあ小さなお友達は成長に影響が、大きなお友達には健康への影響が出そうな食べ方ではあるのですが・・・ショウマにとっては色々と相応しい最終フォームになったと思います。
オーバーモード
デンテ「つまりゴチポッドがあればマーゲンってのを倒せそうじゃが それにはショウマのゴチゾウ100匹の力も必要じゃったと」
ラキア「ってことはこれに また100匹詰めれば力は戻るってわけだ」
ショウマ「じゃあ さっきの戦いで みんないなくなっちゃったから今のうちに また集めないと・・・」
デンテ・・・入れ物作っただけで満足していたのか。いや、今回のラストを見る限りもう既に限界だったんじゃなかろうか。そりゃ正常な判断が出来なくなってもおかしくはない。
それはともかく今後はオーバーモードを出すたびに100匹ゴチゾウを生み出すパーティが始まるのか。それとも普段からコツコツ集めていざという時に使おうとするのか。なんにせよ色んな意味で切り札的な存在になるのは間違いないですよね。下手したらはぴぱれの資金を使い込むフォームになるのかもしれない・・・。シャンゼリオンのクリスタルステーションのように幸果の家屋敷を抵当に入れるような事態にならない事を祈ります。
絆斗「まずいな。このままじゃ またゴチゾウが消えて終わんじゃねえか?」
ラキア「当たれば仕留められるなら俺たちが当ててやれないか?」
絆斗「それだ!」
結局オーバーモードも時間制限がある模様。さすがにブリザードソルベよりも長いとは思いますが。マーゲンは逃げ回っていたら勝ててましたね・・・。
しかしブリザードソルベは使い捨て&短時間しか使用できない。オーバーモードは100体使用。使い捨てではないケーキングがコスパ最強という事に・・・と思ったのですがケーキングは異常に体力を消耗する=結局食べる必要がある。ガヴの強化フォームはどれもリアルマネーがかかる代物ですね。
辛木田絆斗
絆斗「悪い。フラッペが溶けた。もう一度・・・」
フラッペカスタムもブリザードソルベのように溶けるのか・・・こちらもコスパ的にはよくなさそう。チョコフラッペはそこそこ高いだろうし。絆斗の薄給が・・・いや、薄給かどうかは不明だった。とはいえライター業で荒稼ぎしているシーンもないので裕福という訳ではないはず。
1号、2号ライダー共に変身にリアルマネーがかかるライダーって珍しいですね。まあ等々力凱亜・・・ではなく桜井侑斗みたいな変身方法よりはいい気はする。
デンテ・ストマック
ショウマ「お菓子が一つもない!」
絆斗「お前らがいない間にデンテのおっさんが全部食い尽くしたぞ」
幸果「ちょっとデンテさん!」
デンテ「だって さっちゃんが「あるもの好きなだけ食べていいから体 回復して」って言ってくれたから・・・」
幸果「ああ~そうだった・・・」
ショウマが変身するのにゴチゾウが必要なのにその元となるお菓子を全部食い尽くすおっさん・・・。ショウマの事を考えているんだか、いないんだか・・・。ただし・・・
デンテ「あーあ大変な一日じゃったなあ。もうわしがおらんでも大丈夫じゃな・・・」
アーモンドクッキーを落とすデンテ
このシーンを考えると本当にギリギリの状態だったのかもしれない。というかそもそもデンテって栄養補給出来ていたのだろうか。グラニュートは基本的に石を食ってますよね?ハーフのショウマはともかくデンテはお菓子で栄養補給できていなかった可能性が・・・いや、それは無いか。洞窟に住んでいるから周囲を食い放題だろうし。
じゃあなんでこんなアギトの木野さんみたいな死に方・・・いや、まだ確定していないのですが木野さんのような状態になったのだろうか。歯を抜いた影響?それとも寝食を忘れてショウマのために没頭していたら予想以上に消耗してしまったのだろうか。もしくは元々高齢だったのに無理をしたから?はたまたニエルブが置いていった箱に関係が?
なんにせよデンテがどうなったのか気になってしまいます。
お菓子カフェひだまり
ショウマ「こんばんは!」
店主「ああ いらっしゃい。こんな時間に珍しいね」
ショウマ「急にお菓子がたくさん必要になって」
店主「あっそう。ゆっくり見て」
ショウマ「ありがとうございます」
結局この人なんなんだろうか・・・と思ってちょっと調べたら井上みちる関係者のという予想があがっているっぽい。
個人的には初登場の時にオチルの事を知っていた風に話していたのでグラニュートかと勝手に思っていたのですが初登場シーンを見返すと単に行方不明に過敏に反応していただけに見える。
となるとやっぱり井上みちる関係者なのだろうか。年齢的に兄弟、もしくは元夫とか?これだけ登場して何もないというのは不自然なので重要人物だとは思うのですが正体、そしてショウマとどう関わって来るのか気になるところです。
グロッタ・ストマック
リゼル「私ね お姉さまとは仲良くしたかったの」
グロッタ「あんた どういうつもり?」
リゼル「・・・と言いますと?」
グロッタ「かわいい弟 丸め込んで会社乗っ取ってホントは何が目的なわけ?」
「かわいい弟」とやっぱりグロッタが一番他の兄弟を一番気にしている模様。
ランゴは兄弟をストマック家のための道具としか思っていない。ニエルブはストマック家自体どうでもいい。双子は双子しか見えていない。
・・・グロッタ頑張れ。他の兄弟は気にしている以前の問題だった。まったく見てない。
リゼル「お姉さまこそ自分がどうしたいのか考えておいたほうがいいと思いますわ。身の振り方という意味で」
グロッタ「はあ?」
リゼル「だって ご兄姉で一番中途半端にフラフラしていらっしゃるのってお姉さまでしょう?」
グロッタ「ああっ!」
花瓶を倒し、去っていくグロッタ。
という訳で一番兄弟思いなグロッタだからこそ、そろそろ退場しそうな気もする。ケーキングやヴラムには優勢だったグロッタもさすがにオーバーモードには勝てないだろうし。
ただシータのようにジープを庇って退場というのも違う気がするし、グロッタは怒りの矛先を間違えるような人物ではないのでリゼルやボッカと直接戦いそうな気もする・・・けれどもそれをやったら兄弟に影響が及ぶのでそれもしない?
苛立つグロッタが今後どう動くのかも気になるところです。
ニエルブ・ストマック
ニエルブ「見つけた。マーゲンさん!パワーがすごすぎて赤ガヴ自身コントロールしきれていなかったおかげで助かったね。僕は赤ガヴとデンテおじさんを見くびってたみたいだ。君も もう少し調整が必要だね」
前回マーゲンさんを助けようともしなかったのは完全に見くびっていたからなのか・・・いや、マーゲンさんは死んでもいいや、と思っていた可能性もありそう。ニエルブだし。
しかしこのシーンの「君」が気になる。最初マーゲンの事かと思ったのですが「さん」→「君」はおかしいですよね。となるとビターガヴ?発明品に名前を君付け。多分マーゲンさんより大事に扱っているような気がする。というかしている。
ニエルブ「以前やつらを最も追い詰めた銃です。さらに改良してあるので もうひと頑張り お願いします」
「最も追い詰めた」は過言ではなかろうか。いや実績を考えれば合っているのか。酸賀さんは絆斗たちを本気で殺 すつもりはなかったけれども、追い詰めて実験台にしたかったのは確か。
というかこのシーンはニエルブが酸賀の事をそれなりに大事に思っていたんだなあ、という感じがする。大切な友人が残した信頼のある品、という印象。少なくともマーゲンさんより大事に扱っている。
ベイクマグナムで建物を銃撃するマーゲン
マーゲン「悪くない。ちょうど人間どもを閉じ込めたことだし あとでニエルブに売りつけることもできそうだ。さあ来い!グラニュートハンターども!」
そういえばビターガヴはヒトプレス化の能力はないのだろうか。ダークショウマがヒトプレスを作らなかった事からその可能性はありそう。ただダークショウマはヒトプレスを作るメリットもなかったので出来たけれどもやらなかった可能性はあるのですが。
それはともかくニエルブは完全に人体実験する気満々じゃないですか。ニエルブに売ろう=買い取るよ、と伝えてある、という事ですよね。絆斗は実験台としてあまり魅力を感じないと言っていたニエルブですが人間を集めて何をしようとしているのか。気になるところです。
リゼル「これよりパパから大事な話があるわ」
ボッカ「うん。まずはニエルブ・ストマック。本日付けで君を私直属の技術開発者として迎えることにした」
ニエルブ「ありがとうございます」
グロッタ「どういうこと?」
ボッカ「戦いには敗れたが高い技術力を目の当たりにしたのでね。ぜひ手元に欲しい人材だ」
最初からこういう計画だった?恐らくジープがランゴたちにリゼルを紹介する以前にボッカにコンタクトを取って自分を売り込んでいたんだろうな、と思ってしまう。まあボッカに必要なのはストマック社ではなくストマック社が保有する技術ですからね。技術さえあれば闇菓子はいくらでも作れる訳でボッカにとって一番重要なのはニエルブだったのでしょう。
グロッタ「ニエルブ。あんた私たちを切り捨てる気?」
ランゴ「やはり裏切るつもりだったか」
ニエルブ「「やはり」って寂しいなあ。まあ僕のやりたいことには莫大なお金がかかるんだ」
という訳でストマック社、というより兄弟を裏切って莫大なお金を手にしようとしているニエルブ。果たして彼の最終的な目的は何なのだろうか。そしてこの流れだとニエルブがラスボスと化してもおかしくはないのですが・・・果たしてニエルブの目的と、その末路が気になります。
ランゴ・ストマック
ジープ「というわけだからランゴ兄さん。ヒトプレスの仕入れよろしくね」
リゼル「予算の心配はしなくていいわ。ジャルダック家がちゃーんと払うから」
グロッタ「兄さん どうするの?」
ランゴ「予算はもらえるんだろう?それなら仕入れるさ。上質なヒトプレスを大量に」
次回予告を見る限りランゴが直接ヒトプレス収集を行う?飛行機の中で戦闘しているシーンが映っているので航空機内の閉鎖空間で襲っているのだろうか。さすがにそれは隠しきれない気はするのですが・・・それともあれはショウマたちをおびき寄せる罠とか?
なんにせよ無茶な要求を淡々とこなそうとするランゴですがこのまま黙っているはずはないですよね。実力でボッカを排除できないならボッカ以外の対抗勢力を支援してボッカを大統領から引きずり下ろすのが・・・いや、ボッカが捕まるとしたら間違いなくストマック社も道連れにするだろうし。ランゴが今後どう動くのか、そして最終フォームのかませ犬にならないか。気になってしまいます。
ボッカ・ジャルダック
ボッカ「そして闇菓子だ。あれは素晴らしい!金にしか興味のなかった あのマーゲンがまさか命を懸けるとは実に興味深い。ついてはストマック社に継続的な発注を依頼したい。ひとまず上質な闇菓子を1000万」
グロッタ「1000万・・・?一体ヒトプレスがどんだけいると・・・」
ボッカ「それを考えるのは君たちの仕事だ。では楽しみにしているよ」
ブラック企業・・・いや、警察組織を動かせるだけあってブラック企業という話ではない。ボッカが法律みたいなものですしね。ランゴはこれをどうするのか。1000万の上質な闇菓子を欲しているという事は自分の地盤固めするつもりだろうし・・・1000万確保したらストマック社を潰す、という脅しにも聞こえる。なにせニエルブがいれば闇菓子は作り放題。当面の在庫を確保したら技術を保有しているストマック社は違法行為を行った会社として社会的に抹殺。その後で完全に闇菓子を独占するつもりな気がしてきた。
マーゲン
絆斗「また出やがったなマーゲン」
マーゲン「おや?お前も まだ生きていたのか」
ああ、前回トドメを刺さなかったのはトドメを刺したと思い込んでたんですね。やっぱり闇菓子中毒者はコメル除いて全員ダメですね。判断能力が落ちまくっている。
マーゲン「ニエルブの言うとおりだな。有り余るパワーに振り回されコントロールしきれていない」
マーゲン「当たらなければ勝機はある!」
ただし逆にこれは凄いと思う。前回かすっただけで吹っ飛ばされて意識不明にされた相手に対して当たらなければどうということは・・・いや、それはサンダールでした。マーゲンさんはガンダム売るよ!か。ともかく勝機はある!と戦う姿はカッコイイ。やっぱり判断能力は落ちているとは思うけれども。
ただしここで戦わず時間を稼いでオーバーガヴの変身が解けた直後に襲えば完勝できていたのに。まあいろんな意味で判断能力が落ちていたという事で。
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