仮面ライダーガヴ 36話 逆転!覚醒!マスターガヴ感想

まぶしくて終わらない瞬間 心に息づくような 全部守ると決めたら 強くなるしかない 36話 逆転!覚醒!マスターガヴ 感想です。

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感想

よかった・・・オーバーモードも使ってくれた。
アギトのバーニング→シャイニングみたいなフォームチェンジではなくゲイツリバイブのような切り替え型のようですね。最終フォームだと珍しいタイプのフォームだとは思うのですがマスターガヴの名の通り、すべてのゴチゾウギミックも使えるようで・・・つまりはお菓子てんこ盛りフォームという解釈でいいのかな?

そんなマスターガヴですが初変身シーンが良い。
前回飛行機の音でかき消された、あまりにも人でなしなランゴの「赤ガヴ…お前は生まれてきたのが間違いだったんだ」。
あまりにアレな台詞で前回は規制されたのかと思いきや、今回は連呼されていたこのセリフ。ランゴの鉄壁すぎるオーバーガードにも相まって心身ともに打ちのめされてきたショウマですが・・・そのショウマを救ったのはほかならぬショウマが救ってきた人たち。

特に1話でバケモノ呼ばわりした始の母親による言葉が印象的。自分や他人を助ける力を手に入れたと思ったのに助けようとした人間からはバケモノ呼ばわり。そりゃショウマのトラウマになっても仕方ない。
しかし、だからこそ心身共に弱ったショウマにとってはその化け物呼ばわりした母親から「感謝しかないです」と言われれば・・・力が湧いてきてもしょうがない。強くなるしかない、と思う訳ですよ。

無事にランゴを撃破して・・・いや、死んでないですね。額に傷が出来ていたのでこの傷が出来た状態で再登場する可能性は高い。というかする。
思えばそんなランゴもショウマと同じように守ろうとしたものがあった模様。

ランゴ「闇菓子はのし上がるための手段だ」というセリフからも闇菓子はストマック社にとって重要ではあるものの、ストマック家の為ならば切り捨てても良いと思っているはず。
つまりはランゴはストマック家を守りたいと思っているはず。
ただしショウマの「俺を今の俺にしてくれた この世界を・・・みんなを・・・絶対に」という決意とは違ってストマック家だけを守りたいと思っているようですが。

シータが戦死した時も特に動じるわけでもなかったランゴ。つまり兄弟ですらストマック家の為であれば失っても構わない、という考えですよね。
上記の「赤ガヴ…お前は生まれてきたのが間違いだったんだ」というセリフもそうですがあまりにも人でなし過ぎるセリフ。
ただ、ランゴは人ではなくグラニュート。ボッカを見ればわかる通りグラニュート界は戦わなければ生き残れない!な世界な訳です。
そんな中ストマック家を守ろうとしたのであれば色々切り捨ててもおかしくはないのではないのでしょうか。特に父親が攫ってきた食材と子供を作った!とかいかれた発言をしたわけですし。
何を犠牲にしようとも家を守ろうと決意してもおかしくはないんですよね。

ショウマが「ランゴ兄さんの弟としては間違いだったのかもしれない」と言ったようにランゴも生まれてきた世界がおかしかったのかもしれない。
そんな事を思ってしまう訳です。

ランゴの話はさておき。
守りたいもののために強くなったショウマですが次回は絆斗回。
早恵を攫ったグラニュートがついに登場するわけですがどうなる事か。ショウマは守るために強くなったわけですが絆斗は復讐のために強くなった。
酸賀戦では
「俺はそっちへは行かねえ。強くなるためにお前みたいになるくらいなら俺は俺のまま・・・弱い人間のまま強くなってやる!」と決意していた訳ですが実際に母親の仇(直接やったのはランゴですが)と遭遇したら絆斗はどう行動するのか。

ショウマが守るために強くなったように絆斗もまた守るために強くなるのか。それともまた別の道を進むのか。気になる 36話 逆転!覚醒!マスターガヴ 感想でした。


以下 5月31日追記 シーンごとの感想・雑記です。

太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

井上生真

絆斗「ん?ショウマこれ!」
男性の書き込み「化け物呼ばわり されてたけど俺たちのこと守ってくれてたってこと・・・?」
男性の書き込み2「仮面ライダーが化け物に襲われた女の子を助けてる動画見た」
絆斗「俺たちが・・・いや お前が助けてきた人たちだ」
女性の書き込み「うちの子も化け物に襲われたことがあります。今 思えば助けてくれたほうが仮面ライダーなんですね。感謝しかないです」
ショウマ《そうか・・・たくさんの人たちが俺のことを信じてくれてるんだ》

最近だと珍しいシーンな気がする。あれか、ギーツもガッチャードも助けた人々の記憶を消しまくっていたせいか。ガッチャードは一映画やカグヤ様編で頑張れ仮面ライダーをやってもらえましたがギーツは・・・ギーツもギーツワンネスがあったか。
とは言え仮面ライダーの最終フォームのエピソードで人々の応援が力になる、というのは珍しい気がする。そもそも平和のために人知れず戦う仮面ライダーが多いので。仲間のおかげで変身できる事はあっても助けた人の応援で変身するのは珍しいはず。映画だとちょいちょいあるイメージ(Wのゴールドエクストリームとかフォーゼのメテオフュージョンステイツとか)ですが。
映画はともかくショウマも同じく人知れず戦うライダーでしたが絆斗のおかげで人々から・・・という事はやっぱり仲間のおかげ?いや、やっぱり「お前が助けてきた人たちだ」 の影響が大きいですよね。やっぱり珍しい、けれども良いシーンだと思います。

ショウマ「お前の相手は俺だ」
ランゴ「フッ・・・昨日の敗北を忘れたのか?お前ごとき俺の相手ではない」
ショウマ「兄さん昨日 言ったよな。俺が生まれてきたのは間違いだって」
ランゴ「それが?」

ショウマ「子供の頃も同じこと言われた。あの時は母さんに泣きつくしかなかった。でも今は・・・間違いで生まれたのでも そうじゃなくても俺のことを好きになって信じてくれる人たちがいる。俺のことを助けてくれる人たちもいる。持ってた能力を生かすこともできる。おいしいものも食べられる。幸せな時間がある!ストマック家の・・・ランゴ兄さんの弟としては間違いだったのかもしれない。でも今ここにいる俺は・・・ショウマは・・・ここにいられて よかったと思ってる。だから絶対に守る。俺を今の俺にしてくれた この世界を・・・みんなを・・・絶対に。変身」

初期のショウマはやたら自己評価が低かったですがランゴから言われた事が影響していそうですね。もちろん自己評価が低かったのはそれだけではないと思うのですが。
逆に考えると自己評価が高かったらこの結果になっていなかったのかもしれない。それこそダークショウマのようなやらかしをしていた可能性も?まあそこまで悪くはならないとは思うのですが違う結果になっていた可能性も。
そう考えるとショウマが「俺を今の俺にしてくれたの」のはランゴのおかげ、といっても過言では・・・やっぱ過言か。ランゴがショウマを弟して受け入れていたらショウマはストマック社のために戦っていた可能性が無いとも言い切れないですしね。・・・いや、どんな過程を経たとしてもショウマは人間のために仮面ライダーとして戦っていたような気がする。いや、絶対する。
そういった意味では確かにランゴ兄さんの弟としては間違いだったのかもしれないですね。どんな過程を経ても戦う運命にありそう、という事で。
まあ生まれがどうであれ、今の自分にしてくれた世界を守りたい決意して最強フォームになるというのは良いですね。ある意味仮面ライダーっぽくはない気もしますがショウマ、生真らしい良い台詞。

律「さっち たちの言うとおり うちら多分ホントに襲われたんだと思う。まあ でも きっと また仮面ライダーが助けてくれたんだよね!」

「涙が降る前に 君が必要」ですね。OPの歌詞を回収。
・・・何故かテレビ放送分ではカットされていたり、そもそもこの回に限らず毎回「涙が降る前に君が必要」な事はやっているのですが。ともかく涙が降るような悲劇が起きる前に仮面ライダーが助けてくれた、と人々が認識し始めたのは間違いないはず。ただやっぱりショウマが助けた、という認識ではなく仮面ライダーが助けてくれた、という認識なんですよね。最終的には仮面ライダーではなく「君」が必要という最終回になって・・・いや、それだと戦いは続く、みたいな結末ですね。まあストマック社以外にも涙が降るような事態は起こりえるので・・・やっぱり最終的には「涙が降る前」にショウマが必要、みたいに人々やグラニュートがショウマを受け入れてくれる世界がくるといいですね。

ショウマ「みんなで打ち上げしよう!」
絆斗「いいんじゃねえか?」
ショウマ「よーし!」

打ち上げが多いライダー。ガッチャードもちょいちょい打ち上げしていたような気はしますがガヴはそれ以上。まあ今回の戦いでゴチゾウ200匹消費したし、それを補うためにも打ち上げは必要ですよね。打ち上げがほぼ必須なライダーって珍しい。
打ち上げの必要性はともかく上記の「また仮面ライダーが助けてくれたんだよね!」 を聞いてからの「打ち上げしよう!」なので・・・今回の打ち上げはゴチゾウが大量に出現したと思われます。

ガヴ マスターモード

ショウマ《もっと速く・・・!速く!》
ランゴ「俺の絶対防御の壁を越えたか。だが・・・パワーが落ちたようだな」
ショウマ「どうすれば・・・そうか!」

NARUTOのロック・リーvs我愛羅を思い出した・・・のですが結果は逆ですね。
ナルトはともかくマスターモードは基本的にはパワータイプとスピードを切り替えて、他のゴチゾウの力も使えるという・・・やっぱりてんこ盛りフォームという解釈でいいのかな。まあ姿はてんこ盛りフォームっぽくはなく、ポッピングミの強化フォームには見えますが。
ともかく最強フォームに相応しい能力には見えるのですがまだボッカとリゼルがいるので無双できるのかどうか。令和ライダーの最強フォームは使える状態であれば無双しているイメージが強いですがガヴはそれなりに苦戦しそうな気がします。

ラキア・アマルガ

エージェントを撃破するもヴラスタムギアが破損し変身解除してしまうラキア

やっぱり破損した訳ですがこれから強化されていくのか。それともしばらく変身できないよ、というだけなのか。絆斗がコピー品を使っているので絆斗から借りる、もしくはデンテが再度作ればいいだけの話ですが・・・でも変身ベルトが破損するのは強化フラグですよね。マスターガヴと同程度は無理でもフラッペカスタムぐらいの強さのフォームが登場してほしい。

デンテ・ストマック

ラキア「おい 中和剤はまだできないのか」
デンテ「人体に無害なものとなると すぐには無理じゃ。その代わり一応こんなもんを作ってみた。。ほれほれ開けてみ!開けてみ!ドゥルルルルル・・・ジャーン!」
ラキア「これは・・・防毒マスクか?」
デンテ「ランゴがお前さんみたいに いちいち触手で毒素を注入しとるとは限らんじゃろ」

中和剤は作れない。けど防毒マスクが作れたよ、というのは・・・。
いや、問題に対処してはいるし、時間的制約を考えたらべストな解決方法だとは思うのですがちょっと地味。
この話はこれで終わってしまうのか。それともラキアの毒素の中和剤の研究をしたおかげでラキアの強化方法を思いついたよ、という流れになるのか。
ああ、でもよく考えたらランゴがいなくなってもニエルブがいる限りグラニュート側が毒素を使ってくる可能性はあるんですよね。今後はデンテが開発したアイテムで無効化していくことになるのかもしれない。

ランゴ・ストマック

ジープ「まずは闇菓子1000個です。お納めください」
ボッカ「おお 早いね。さすがはランゴくんだ」
リゼル「違うでしょパパ。ランゴに指示して闇菓子作らせて届けに来たのは私とジープなんだから」
ボッカ「そうだな。さすがは社長だ」
ジープ「リゼル。ランゴ兄さんの計画書 見せてもらえる?」

結局今回の被害者すべてを救えたわけではない、という事ですよね。
まあ今回の作戦を抜きにしてもランゴが仕入れに戻ってからはショウマたちが現れる前と同程度の被害者は出ていたようですが。
しかし作戦の計画書って提出する必要あるんですね。結構手間だと思うのですが・・・というかランゴが仕入れに戻ってから自主的に作っていたような気がする。双子が仕入れ担当していたころは計画書があったのかどうか不明。バイト任せだったはずだし。
なんにせよ仕事に真面目なランゴだからこそ結果的に今回敗北した訳ですが、それはともかく大統領に「さすが」と言われるだけの事はありましね。

グロッタ「いいの?あんなに派手にさらったら人間どもがおびえて スパイスの質が下がる。そしたらストマック社の繁栄 危ぶまれるんじゃない」
ランゴ「今はまず大統領を満足させないと先がないからな」
グロッタ「それは そうだけど・・・」
ランゴ「この作戦が使えるなら人間どもがおびえようが関係ない。第一 俺たちにとって闇菓子は のし上がるための手段だ。これからは手段が変わっていく。それだけのことだ」

ランゴにとっては闇菓子が重要なのではなく、あくまでストマック社が重要だった模様。まあ違法な物を扱っていればいつかはバレますしね。ランゴはランゴなりの考えがあってストマック社を経営してきたのでしょう。
しかしランゴはともかくグロッタがどういった反応をするのだろうか。シータがやられた後は落ち込んだりもしたけれども結局ガヴを倒さず見逃している訳で。ランゴ兄さんに対しても同様なのか。それともさすがにランゴ兄さんは別なのか。のし上がる手段をなくし、そして家の事を一番考えてきたランゴを亡くした(多分死んでないですが)グロッタ姉さんがとる行動が気になります。

ジープ・ジャルダック

幸果「なんて書いてあんの?」
ショウマ「ランゴの次の狩り場・・・凪浜アクアホール」
幸果「えっ?それ りっつんが今日 行くライブ会場じゃん」

ジープ「ウソ・・・ウソでしょ・・・?ランゴ兄さんが・・・!」

嘘でしょ・・・ランゴ兄さん使ってショウマ倒す気だったの?
自分で倒す気だと思っていたのに・・・もしかしたらショウマが弱ったところをトドメだけ刺そうとしていた可能性もありますが。ただ今回ショウマが変身解除した時ってかなり弱っていたと思うんですよね。そのショウマなら倒せるはず。それをしなかったのは動揺したからなのだろうか。まさかランゴ兄さんが敗北すると思っていなかった、という可能性が高そう。
結局次回予告を見る限りショウマと直接戦う事になるようですが何をしても色々と中途半端なジープがどうなるのか、そして双子で戦ってケーキングに勝てなかったジープがどうブリザードソルベに挑むのか。気になるところです。
ただジープに関してはリゼルからもっといじめてね、と言われているんですよね。ショウマはそれを気にして手加減しそうな気もする。

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