ビターすぎるガヴ 38話 憎しみの向こう側 感想 です。
感想
ああ、やっぱりラゴーは処刑されてしまった。
絆斗がせっかく乗り越えたというのに・・・。
とはいえ基本的にはやった事に対しては厳しい仮面ライダー。人間をヒトプレスにしてしまった罪はきっちり償ってもらうよ、というなんでしょうか・・・
それにしてもビターな展開。
酸賀さんも実は自分の失った息子のために・・・と思わせるシーンがありましたし、絆斗絡みの話は大体ビターなオチになってしまっている印象。これがビターなチョコライダーの宿命なのか。
そしてそんなラゴーを粛清したグロッタ姉さんは次回予告を見る限りコメルの仇確定?
20話で
ラキア「闇菓子・・・んな だるいもん 食ったことねえよ!俺はラキア・アマルガ。闇菓子に翻弄され お前らに殺 されたコメル・アマルガの兄だ!」
グロッタ「コメル・・・?誰?誰だか知らないけど闇菓子で身を滅ぼすのは私たちのせいじゃない。みーんな自分で手を出すの。自己責任よ」
こんなやり取りがあったというのに・・・
マジで忘れてただけなんだろうか。まあグロッタ姉さんは興味ない事は刹那で忘れちゃったよ、みたいなタイプに見えるし仕方ない。
しかしそうなるとグロッタはなんでコメルを処刑したのでしょうか?
コメルが亡くなったのは1年ほど前のはず。ショウマの変身少し前?
その時は既に双子が仕入れ担当のはず。グロッタは生産担当なので人間界には行っていないと思うのですが。
となるとグラニュート界に逃げ帰ろうとしたコメルを発見して処刑。
もしくはヒトプレスを回収しようとしたコメルが工場に潜入して処刑されたとか。
だとしたらたまたま遭遇したコメルの事をグロッタが知らなくても無理はない?
なんにせよその辺は次回明らかになるはず。
あとビターなガヴと言えばビターガヴに変身したジープ。
オーバーモードの必殺技に耐えやがった・・・ランゴ兄さんだって退場してしまったというのに。オートガードもないのに。マーゲンさんだって直撃しなかったにも関わらず超吹っ飛ばされたのに・・・
ただしショウマの反応を見る限りトドメを刺す気はなかった?前話でも必殺技を使用してはいましたがトドメを刺さず、返り討ちにするだけだった可能性がありそう。リゼルに人形扱いされる現状に同情したのだろうか。
ただショウマの対応だとジープはどんどん壊れていくと思うんですよね。なにせ既にニエルブに実験材料にされて、リゼルもそれを楽しんでいるように思えるので。
ショウマ的にはジープの怒りを受け止めたいと思っているのか。それともただ迷っているだけなのか。
どちらにせよ中途半端な対応をしていると余計にジープを苦しめる事になり、ビターガヴもビター過ぎる結末を迎える事になりそうなのですが。
という訳でビターがビターを呼ぶ展開が続きますが次回はラキアの敵討ち回?
「一度は見逃してもいいと思っている」
「ただ・・・コメルのかたきとなると話は別だ」
全く反省はしなさそうなグロッタが仇となればラキアが見逃す事はないと思うのですが・・・そのグロッタもシータとランゴの仇討ちと言わんばかりに荒れているんですよね。
ラキアの行動がさらにビターな展開へと繋がるのか。それともカラメルのようなほろ苦い結末で収まるのか。
色々と気になる 38話 憎しみの向こう側 感想 でした。
以下 6月14日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
井上生真
ショウマ「健二さんと話してみよう。俺も ちゃんと見極めたい」
15話のロジョーで一度騙されているので慎重なショウマ。
ただこれは自分より絆斗の事を思っての発言の気がする。母親の仇が現れて冷静な判断ができてなさそう。自分もきちんと話すから絆斗も一度冷静になってみようよ、といった感じ?
どちらにせよ以前より他人を気遣えるようになった・・・というより元からこういった性格で、自分の正体を隠す必要がなくなったから蟠りなどなく他人に寄り添えるようになったのではないでしょうか?
逃走するジープ
ラキア「追わなくていいのか?」
ショウマ「ああ」
結局これはわざとトドメを刺さなかったのか。それとも倒しきれなかったのか。
32話で
ショウマ「どうして君はジープ兄さんと結婚を?」
リゼル「かわいいからに決まってるじゃない!ジープを見つけた時は震えたわ。あなたに片割れを消されてとっても苦しんでたの。あなたのこと最初はひどいって思ってたけど今は感謝してるわ」
こんなやり取りをしているのでジープに同情している面があるのか。ただショウマは相手の事を見極めた後は容赦なくトドメ刺すキャラに思えるんですよね。ただ追撃のチャンスがあったにも関わらず追わなかったので迷っている事は確かだと思われます。
辛木田絆斗
ショウマ「あの人は心の底から後悔してる。本当のことを言ってると俺は思う・・・」
絆斗「わかってる!そんなことは わかってる」
後悔している事がわかるからこそやり辛いですよね。後悔しないやつだったらある意味楽だったのですが後悔し、反省し、そして慕う人がいる。それに対して自分の怒りをぶつけるのは絆斗にはできないですよね。初期の絆斗ならまだしも、ショウマの正体を知り、ラキアの事情を知り、酸賀の犠牲を強いるスタンスを否定した後では。
ラゴーへの必殺技を外す絆斗
ラゴー「どうして・・・?」
絆斗「グラニュートのお前は もう死んだ」
ラゴー「でも・・・」
絆斗「また悪事に手を染めたら その時は終わりだ!許したわけじゃない!だけど・・・寛人くんにとって かけがえのない存在を俺は奪えない」
ラゴー「あっ・・・あっ・・・」
ラゴーの絵を破り捨てる絆斗
絆斗「これでいいんだよな母ちゃん」
という訳で絆斗は復讐を成し遂げる事は出来なかった訳ですが寛人がいなければどうなっていた事か。今回はラゴーが寛人にとって大切な人だったから、といった理由をつけてはいましたが寛人君がいなくても復讐しなかった可能性はありそう。結局復讐は自分の中の気持ちの整理がつくかどうかですし。そもそも直接やったでは無いにしろ、ラゴーよりデンテの方がはるかに被害を出してますしね。寛人がいなくても絆斗は迷い、そして結局復讐を成し遂げない選択をとったような気がします。
ラキア・アマルガ
デンテ「お前さんが頼ってくれて嬉しいわい。わしへの恨みは変わっておらんだろう」
ラキア「俺もたくさんの罪を犯してる。それだけだ」
ラキアの罪は・・・ストマック社に利用された事?
ラキアが直接やったわけではないですがラキアの毒素を使ったランゴの計画で少なくとも1000個の闇菓子が出来たわけで。それを「たくさんの罪」としているのでしょうか?
ともかく仮面ライダーガヴの人間側のライダーは全員後悔している相手を一方的に倒す事はしない、できないようですね。
ショウマ「ラキアならどうする?」
ラキア「俺なら・・・倒す。ストマック社にたぶらかされたやつらが引き返そうとする。一度は見逃してもいいとは思ってる。俺もお前に言われて引き返した身だからな。ただ・・・コメルのかたきとなると話は別だ。そいつだけは絶対に許さない。そのために俺は今ここにいるんだ」
ショウマ「ラキア・・・苦しくない?」
ラキア「えっ?」
ショウマ「いや・・・自分に言い聞かせてるみたいに見えたから」
次回予告を見る限り、コメルの仇はグロッタの模様。
となれば後悔も反省もしない。なんなら処刑した人の事を覚えてすらいなさそおうなグロッタが仇という事に。グロッタが仇なら絆斗のように迷う事もなく戦う事は出来そうですね。そういった意味ではラキアは苦しむ必要はないと言えそうですが・・・ただしコメルがどういった経緯で倒されたのか、などなどを聞き出したいと思っていそうなのでその辺で色々迷いそうな気もする。そもそもラキア一人ではグロッタに勝てないと思われるのでどうなる事か。自分一人で復讐を成し遂げようとすることは・・・なさそう?リッパー戦では絆斗と一緒に戦ってましたし。ただグロッタはリッパー以上に煽ってくると思うので・・・ラキアの復讐がどう成し遂げられるのか。気になるところです。
ジープ・ジャルダック
リゼル「気分はいかが?」
ジープ「あっ・・・!えっ・・・これが私・・・?ハハッ・・・アハハハハハッ・・・!これじゃあ黒ガヴじゃない。私 勝てるよね?赤ガヴに!」
ニエルブ「手術は成功したよ。あとは・・・君次第」
リゼル「頑張って」
ジープは黒ガヴに。
しかしこのシーンは酷いですね。
ニエルブ→手術は成功した。失敗しても僕のせいじゃない。
リゼル→ジープが追い詰められて楽しい事になってきた。頑張って私を楽しませてね。
蔑んでいた赤ガヴのような存在になってしまったのに誰も味方がいない。そしてこの後でショウマに敗走させられる事になってしまうし。ある意味今回倒されなかったのは不幸だったのかもしれない。さらに改造される可能性もあるので。
あとは・・・君次第、という事ですがもうジープの意思でどうにかなるところは過ぎてしまったような気がする。
ジープ「私は全部捨てた!お前を倒すために・・・」
変身でジープに負荷がかかる
ジープ「あっ・・・!変身!」
自分に負荷のかかる変身をするジープですがマスターモード相手には勝負にはならず。そもそもバキバキスティックはビターガヴの強化フォーム扱いではなくフォームチェンジぐらいの扱いですよね。多少強化されたとしてもそりゃ勝てないですよ。
ただし後半に登場したせいか、変身者の精神力を吸収して強くなる特性がつけられた(元々あった?)ようで、そういった意味では追い詰められればその分強くなるのかもしれない。
ただマスターモードとまともに戦えるようになるころにはジープの精神は仮面ライダー剣の橘さんぐらいボロボロになっていそうですが。
グロッタ・ストマック
グロッタ「成績が悪い者は処分する。死にたくなかったら もっと質がいいものを納品なさい!少しは見せしめが必要ね」
エージェント「成績不審者のリストです」
シータとジープはノルマ達成しろと命令するだけ。
ランゴ兄さんは作戦の計画と護衛は自分で担当。バイトの役割は主にヒトプレスの回収。
グロッタ姉さんは見せしめでノルマを達成させようとする。
ランゴ兄さんはやっぱり優秀だったんですね。そりゃボッカも「惜しい人材をなくしたなあ」と言いますよ。他がパワハラ上司過ぎる。
グロッタ「やっと見つけたわ」
ラゴー「グロッタ様・・・!見逃してください・・・」
グロッタ「バカじゃないの?ハアッ!」
ラゴー「うっ・・・!」
ラゴーを処刑するグロッタ
グロッタ「ああ・・・イライラが収まらない!」
そんなわけでパワハラ上司のイライラ解消のために消されるラゴー。本当にライダーはこの辺が厳しい。戦隊ならワンチャン・・・いや、さすがに人をお菓子にしたらさすがにダメか。戦隊は基本的に作戦が終われば人が復活するし。
ともかく八つ当たりで消されたラゴー。そして明らかになるラキアの仇。話の流れ的にグロッタ姉さんは40話あたりで退場しそうな気がしますがどうなる事か。一番他の兄弟を気にしていたのもグロッタなので退場前に兄弟間でドラマがあるのかもしれない。
しかしグロッタはコメルの事を覚えていなかったのか。それとも単にラキアを煽った方が面白くなるから20話で「コメル・・・?誰?誰だか知らないけど闇菓子で身を滅ぼすのは私たちのせいじゃない。みーんな自分で手を出すの。自己責任よ」 こんなセリフを言ったのだろうか。気になります。
リゼル・ジャルダック
ジープ《シータ・・・ニエルブ兄さんがね 私の体を改造したがってるの。どう覆う?シータ・・・私が赤ガヴと一緒になるなんて・・・そんなこと・・・》
リゼル「あなたのガヴが変わっても あなたの価値は変わらない。ジープ。勇気を出す時よ。シータのためにね」
完全にお人形扱い。この辺まったくブレないですね。
あなたの価値=自分にとって楽しい遊び道具かどうか、という意味ですよね。もちろん直接そうは言ってないですが。
きっちり相手の心理を理解した上で自分が楽しくなる方に誘導しているはず。リゼルは頭の良いキャラなんだとは思うのですが・・・性格が悪すぎて危険極まりない。ジープに興味が向いている間はともかく、これがショウマとかに向けられたら相当危険な状況になりそう。
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