仮面ライダーガヴ 40話 追憶のアラモード 感想

ボナペティ プリンアラモード! 40話 追憶のアラモード 感想 です。

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感想

ボナペティとはフランス語などで「召し上がれ」を意味する言葉・・・らしいぜ。

ラキアは復讐ではなく助けるために戦う事を決意した訳ですが・・・それに応じてか、ショウマからヴラム用のゴチゾウ・プリンテが登場。

ショウマがオーバーモードを使うためにお菓子を食べようとした回でも

《お菓子は戦うための道具じゃない・・・お菓子があったから 結果的に戦える力が湧いたんだ。お菓子を食べるって・・・ちゃんと おいしく味わう気持ちを忘れちゃダメなんだ!》 

と、お菓子は戦うための道具ではなく、戦う力が湧いてくるもの、としていました。

復讐のために戦おうとしたラキアにはショウマのガヴも反応せず、ラキアが人々を守るために戦おうと決意した瞬間プリンテが生み出された事を考えると・・・ショウマのガヴは復讐心などのネガティブな心よりもポジティブな心に強く反応して、生きるための力を生み出してくれるのかもしれないですね。

そんなわけで登場したアラモードモードでグロッタを圧倒。

コメルとデンテの仇・・・ではなく今を生きる人々を救い出す事に成功したラキア。そして「召し上がれ」したのはデンテの追憶となるプリンアラモード。

お菓子が戦う道具となるわけではなく、お菓子のおかげで辛い時や悲しい時も戦う力となってくれる。

ショウマもラキアもお菓子のおかげでこれまでも、そしてこれからも人々を守る事が出来るという事ですね。

しかしそうなると気になるのが絆斗。

ラゴーとの一件で復讐心には一区切りつけた訳ですが絆斗用のゴチゾウは生み出されず。ラゴーを完全に許した訳ではなかったのが原因なのか。それとも何か別の何かが必要なのか。

というのもショウマもラキアも最終フォームがフォームやカスタムではなく「モード」なんですよね。

となると絆斗も最終フォームにモードがつく物が出てもおかしくはないのですが・・・絆斗って甘い物苦手なんですよね。果たして絆斗はフラッペカスタム以上のフォームが登場するのかどうか・・・

まあこれに関しては後のお楽しみという事で。

今回気になった点についていくつか。

デンテはあっさり退場した・・・というより前回の時点で完全に亡くなっていたんですね。ちょっと意外。

他のグラニュートは亡くなると即消滅するのでデンテはもしかしたら直接ラキアに託すかと思ったのですがそんな事はなかった。

あとはニエルブが置いていった箱(32話)は結局なんだったのだろうか。あれに関して何もなかったような。後で登場するのだろうか。

最後にグロッタ。

意外でもなんでもなく、生存していたランゴ兄さんに看取られるという最期。グロッタが兄弟を好きだったのは間違いないと思うのですが、それ以上に好き勝手暴れていたので最期は独り寂しく・・・かと思ったのですがそんな事はなかった。

グロッタが亡くなった事でランゴはストマック家の立て直しを強く願う事になるようですが・・・どうなる事か。

という訳で色々と気になる事があった今回ですが・・・次回予告のサブタイトル。なんだ「にじり寄る眼鏡」って。

順当に考えればニエルブなのですが・・・もしかしたらそろそろ塩谷さんの再登場があるのかもしれない。塩谷さん眼鏡だったし。

塩谷さんの泣き別れになった下半身はニエルブが所有していたはず。酸賀さんが毛髪などからダークショウマを産みだしていた事を考えると塩谷さんの下半身があれば塩谷さんを量産して、さらにガヴを取り付けることも可能だとは思うのですが・・・冷静に考えたら塩谷さんを量産する必要性はないですよね。

やっぱりにじり寄る眼鏡はニエルブなのか。それとも塩谷さんが最悪な形で復活するのか。

まあ次回の話はさておき。

プリンアラモードが食べたくなる 40話 追憶のアラモード 感想 でした。


以下 6月25日追記 シーンごとの感想・雑記です。

太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

井上生真

ラキア「なんで お前は冷静なんだ・・・お前の大叔父をやられたんだぞ。悲しくないのか?悔しくないのか!?」
ショウマ「悲しいよ・・・」
ラキア「ああ!?」
ショウマ「悲しいに決まってるだろ!でも幸果さんが動揺してるし悲しくて ぐしゃぐしゃになってちゃ何もできないから。何も守れないって知ってるから!」

1話の時点からメンタルは強かったですが、さらに強くなった印象のショウマ。まあ1話の時点で母親が目の前で握りつぶされたりしてますし。そのショウマが戦いを通じて成長し、マスターモードになった際は絶対この世界を守ってやる!と決意したショウマのメンタルは歴代仮面ライダーの中でもトップクラスではないだろうか。

ただ今回のショウマは自分の事よりも他人への気遣いをしすぎているような気がしないでもない。これが行き過ぎるとオーズの映司のように全員助ける!俺以外は、みたいなメンタルに至ってしまうのでちょっと怖い。ショウマは多分そんな事はないと思うのですが。

ショウマ「ゴチゾウが足りない!」
絆斗「はあ?」
ショウマ「みんな!」
ショウマがゴチゾウたちを呼ぶも、グロッタに一掃される
グロッタ「フッ・・・準備不足は命に関わるわよ!」

前回オーバーモードでグロッタを吹っ飛ばしたツケが回ってきた模様。

というよりショウマも動揺していてゴチポッドまで気が回らなかったと考えた方がよさそう?

おかげでゴチゾウが無駄に命を枯らす事に・・・ゴチゾウ単体がやられるのは珍しい気がする。スミール戦で墨で使用不可能にされたぐらい?

ともかく今後はきっちり準備をしてゴチゾウが無駄に散らされることがないようになってほしい・・・というより、もはや強敵しか残っていないので似たような事は起こらないと思いますが。ケーキングもスペック的に最後の登場になりそう。

甘根幸果

幸果「あのさ・・・ストマック社との戦いが うちが思ってた以上にやばいことだって初めてわかったかも」
絆斗「わかんねえままでよかったのにな・・・」
幸果「ウマショーもハンティもラキアンも大事な人 失って こんな つらい思いしてたんだ」 

本当にわかんねえままでよかったのにな、と思うシーン。

逆に言えば幸果は大事な人を失った過去がなさそう?結局何故家族の元を離れたのか不明だったと思いますが家族を失った訳でもない?

家族と仲が悪いわけでもないけれども(恐らく)恵まれている環境にいると他の人の気持ちがわからないから自立しようと決意した、みたいなものですかね?

とにかく幸果自身もつらい思いを知った訳ですが・・・幸果がストマック社絶対許さねぇ!と戦い始めないか心配。まあ大事な人を失った悲しみを知った訳なので安易に自分の命を危険に晒さないでしょう。多分。

ラキア・アマルガ

デンテ「えー最後にラキアン。頼まれた中和剤は たった今なんとか完成したぞい。これが役に立つといいが・・・いや こんなもんの出番は永遠に来んほうがええか!以前わしを倒そうとして思いとどまってくれた お前さんなら信じられる。あとは頼んだぞい」
ショウマ「「あとは頼んだ」って・・・」

結局今回は中和剤は使われなかった訳ですが今後使う場面があるのだろうか。いや、少なくとも大統領は使ってくるはず。ニエルブに研究を続けさせているし。ランゴたちがいなくなったら躊躇なく使ってきそう。その時に役に立つといいが・・・いや、役に立たない方がいいですよね。

中和剤はともかくデンテに中和剤だけではなくデンテの想いも託されたラキア。

グロッタ「どうしたの?復讐は終わり?じゃあ あんたの弟と同じように この大鎌で送ってあげるわ。家族なんてものに とらわれたままの弱いあんたに お似合いの最期よ!」
ラキア「そうだな。復讐は終わりだ。俺はコメルに・・・デンテに託されたんだ。これ以上 犠牲者は増やさない。必ず みんなを助ける。ここで果てるわけにはいかない!」
ショウマ「ラキア・・・」
プリンテゴチゾウがショウマから生み出される
ショウマ「これは・・・あっ・・・ラキア使って!きっとデンテおじさんからの贈り物だ」
ラキア「だる」

復讐は止め助けるため、守るためにために戦う決意したラキアにショウマが新しいゴチゾウを生み出す・・・ショウマのゴチゾウは空気を読み過ぎではなかろうか。フラッペカスタムの時もこれ以上ない場面で登場したし。財団Bの意向をくみ過ぎではなかろうか・・・とはいえゴチゾウの誕生はショウマの精神が大きく影響するので空気を読んだ登場になってもおかしくはないのですが。

それはさておき「だる」が印象的なシーン。今までの単に怠いからの「だる」ではなく託された想いを背負って戦う事を決意した、自分以外の人間の気持ちを背負って戦う重さに対して好意的に「だる」と言ったシーン・・・のはず。

なんにせよラキアの復讐のための戦いは終わり、人を助けるための戦いが始まる事は間違いないですよね。

ラキア「デンテが残したメッセージ お前たち宛てのも あったのか?」
絆斗「ああ・・・まあな」
幸果「気になる?」
ショウマ「見せてあげる」

デンテが残したメッセージについて、自分にあてたものだけではなく、他人に向けられたメッセージに対しても興味を持つラキア。

以前なら気にしていなかった、もしくは遠慮していたと思うのですが。これもラキアが変わったからでしょうかね?
前回も

ラキア「弟が闇菓子にハマった頃 あいつの様子がおかしかったことに気づけなかった。はあ・・・俺は いつも こうだな」 

と、デンテの不調に気づかなかった事を後悔したラキアですが、これからは積極的に人と関わっていく「だる」いけれども充実した日々を送る事となりそうです。

デンテ・ストマック

デンテ「あおりで撮られると わし 怖く見えない?ああ~いいね!そこ いいね!わしのベスト角度!」
幸果「ギャルじゃん」
デンテ「・・・ってことで見とるか?ショウマ!わしも年で寿命が近いでな。いつ倒れても ええように ちょっとしたメッセージじゃ」

ギャルじゃん・・・。

しかしビデオメッセージが最期の言葉になるとは。前回の時点で完全に亡くなっていたのはちょっと意外。直接誰かに言葉を残すかと思ったのに。いや、グロッタに残したのが最期の言葉か。

なんだかんだ言って自分以外の家族や知り合いを気遣ったという事ですね。闇菓子を作った人物であるのは間違いないのですが・・・まあ、闇菓子を悪用したのはゾンブだし。そもそも種族が違うので違う種族をスパイスにしようとしたデンテを一方的に責められる人間は多くはないはず。

やった事だけを考えると一連の騒動の元凶には違いないのですがデンテを悪役だろう、と考えてきた自分の考えは早計でした。

グロッタ・ストマック

グロッタ「確かに これはラーゲ9の毒素ね。これを効率良くやればいいわけね。ランゴ兄さんのように」

ランゴ兄さんのように効率よくやれましたか・・・?

とりあえず手あたり次第ヒトプレスにしていっただけに見えるのですが。グロッタは作戦に関しては本当に適当にやっているようにしか見えない。

とはいえ前回デンテにメンタルにダイレクトアタックされ、さらには数少ない身内のデンテもその手にかけたという事で色々精神的に弱っていてもおかしくはないのですが。

なんだかんだいってストマック家で家族を一番思っていたのはグロッタだったと思います。

グロッタ「そうよ これよ。自由で何にも縛られない強さ!この快感があれば他に何もいらない!」

まあ家族以上に自分の楽しみを優先してしまっている面もありましたが。工場が襲われた時もケーキングとの戦闘で満足して去ってしまいましたし。

とはいえ今回の戦闘は自身の寂しさを紛らわせる意味合いもあったと思われるのでやっぱりグロッタは寂しかったんだなあと思います。

ランゴ・ストマック

グロッタ「ウソでしょ・・・私が あんなやつらに・・・フフッ・・・やだ・・・最期にランゴ兄さんが見えるなんて・・・」
ランゴ「グロッタ。まさか お前まで・・・」
グロッタ「そっか・・・やっぱり私 寂しかったのね・・・」
ランゴ「立て直す。ストマック家を なんとしても」

やっぱり生きていたランゴ兄さん。

まあ特撮では退場寸前に傷がついた敵キャラは復活するって相場が決まっているので。ただ36話で退場→40話で復活はちょっと早い気もする。もう少し時間をおいてもいいのではと思ってしまいます。

ただこれ以上復活が遅れると完全にラスボスになるので・・・いや、別にランゴがラスボスでもいいのか。最終フォームの初回変身時に倒したやつがラスボスになる事だって珍しく・・・あったかな?クウガのダグバは最終フォーム変身してそのままラスボス戦なので除外。ギーツのスエルは該当しそうな気もするけれど。

とはいえドラマ的にはランゴ兄さんとの決着はついているようなものだしラスボスはボッカかニエルブのどちらかだと思うのですが・・・とはいえランゴ兄さんが兄弟全員の思いを背負って・・・全員バラバラな方向を向いているような気もしますが全員の思いを背負ってラスボスになってもいい気はする。

リゼル・ジャルダック

リゼル「待って。これ あげる。パパがくれたの。ランゴお兄様も使った毒素ですって。人間 捕まえるのに使いなさいって」

これは・・・グロッタの事を思ってやった訳ではないはず。散々グロッタを煽り散らかしてきたリゼルなので。となると毒素のスプレー化に成功したからグロッタで試させた、という事ですかね?

とはいえ多少なりともグロッタの事を思った可能性は・・・現時点ではなさそう。リゼルもこれから倒す事になるとは思うのですがリゼルのドラマは描かれることになるのだろうか。

個人的にはリゼルは人間に変身しっぱなしなのでニエルブ兄さんが何か仕掛けていると予想してみます。変身しすぎると闇菓子中毒に近い状態になるとか。

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