仮面ライダーガヴ 第43話 人間界はどんな味? 感想

にじり寄り続ける眼鏡 第43話 人間界はどんな味? 感想 です。

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感想

ここに来てインフレが酷い。
仮面ライダーガヴという作品は他作品に比べてインフレが緩く初期フォームでもそこそこ戦い続ける事が出来ていると思っていたのに。
ボッカだけ強さがおかしい。
一般グラニュートとの差が酷すぎる。ランゴも出自を考えればグラニュートの中ではおかしいぐらい強かったのですが大統領はランゴのオートガードを片手で粉砕できそうな強さじゃないですか・・・ビル片手で粉砕できるやつにはマスターモードでも勝負にすらならない気がする。

ただ大統領につけ入る隙があるとすれば完全に舐めプをしている点。そしてランゴは大統領を排除したいと思っている事。
さらには恐らくニエルブ眼鏡兄さんは大統領の人間界牧場化計画を阻止しようと思っている事。

41話ではこんなやり取りをしていたニエルブ。
ボッカ「いちいち人間を幸せにしてコソコソさらってくるのは手間がかかる。そこで世界ごと我がものにして人間なんぞ いつでも手軽に取り放題という状態にするんだ」
リゼル「それいい!さすがパパ」
ニエルブ「しかし大統領。グラニュートハンターもいますし世界丸ごとというのは なかなかハードルが・・・」

大統領の実力からしたら現在のショウマたちは障害にすらならないレベル。グラニュートハンターを理由にして大統領を止めるのは難しいとわかっているはず。
そもそも何もなければ大統領の計画を止める必要すらないんですよね。大事なスポンサーだし。頭下げるふりをして自分の実験を進めていくのがいつものニエルブ。

それなのに計画自体どうかな、と進言するあたりニエルブにとって人間界の牧場化計画は自分の目的にとって不都合がある可能性が高いですよね。洗脳されていない人間を使って実験をしたいのか。それとも人間界自体を我がものとしたいのか。

まあ人間にとって大統領とニエルブのどちらも受け入れがたい計画を立てていると思われますが肝心なのはニエルブにとって大統領が邪魔な可能性があるという事。
ショウマたち3人のライダーで勝てなくてもランゴとニエルブとショウマたちで組めば大統領に対抗できる可能性が・・・いや、今回の描写を見る限りちょっと無理そうな気がしないでもないですが、それでも多少は対向できそうな気はする。

問題があるとすればショウマはニエルブと手を組む可能性が低い事。
ニエルブは「やはり手を組むべき本命は・・・」とショウマと手を組もうとしようとしているようですがショウマ自身は拒否するでしょう。
ただし誰かを人質にする、もしくは世界の命運がかかっている、と脅せばショウマと共闘する事は可能なのかもしれない。さすがにニエルブも大統領邪魔だから一緒に倒そうぜ、とか言わないでしょう。ゲスい手を使って手を組もうとするはず。

ただニエルブがショウマと手を組みたいと思っていたと仮定しても気になる点が何点か。
なぜジープとショウマ両方と手を組むのではなく、ショウマだけと手を組もうとしているのか。さすがにジープがショウマの事を許す事はないと思われますが勝率を上げるならばジープとも手を組んだ方がいいですよね。リゼルの足止めぐらい出来るかもしれない。

他にも大統領に牧場化計画自体は進めていると言っている事。
前回の酸賀さん戦で催眠のかなめの銃は破壊したはず。作戦は次の段階に進められるのだろうか。
前回のデータから銃はなくとも 催眠をかける事が可能になった。そもそも大統領の作戦を進める気はなく適当な事を言った、など考えられますが実際のところ計画は進めているのだろうか。その場合はニエルブも大統領の計画に全面的ではないものの賛同している、という事になりそうです。

あとは関係ないかもしれないですがボッカ人間態の強さについて。
今回変身させてもらなかったラキアですがラキアや他バイトたちは人間態では力を発揮できないんですよね。リゼルも「あの姿だと力が出ないみたいよ」と言っている事からそれは間違いないはず。
逆に言えばリゼルとボッカは人間態でも力をグラニュート態に近い力を出せるはずなんですよね。さすがに同等ではないのかもしれないですが何故大統領だけ・・・と思ったのですが変身システムがストマック家と同じなら問題ないのか。グロッタ姉さんも人間態でヴァレンのケツを一方的に叩いてましたし。
ニエルブが大統領を倒すつもりなら強さを制限させた方が色々と都合がいいのではないかと思うのですが・・・まあわざと弱くしました、では大統領が納得しないか。
やっぱり関係なさそう。

という訳で実際にニエルブが大統領を倒そうとしているのかは微妙なところ。ただし牧場化計画には思うところがあるのは間違いなさそう。
そしてニエルブが何らかの目的がありショウマと手を組みたいと思っているのは間違いない。

着実ににじり寄って来る眼鏡が今後どう物語に影響を与えていくのか。気になる 第43話 人間界はどんな味? 感想 でした。


以下 7月19日追記 シーンごとの感想・雑記です。

太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

井上生真

ショウマ「優さんも ずっと苦しんでたんだね。絆斗と同じだ。どうしたらいいかな?」
絆斗「俺は母ちゃんのこと聞けてよかったって思ってるよ」
ショウマ「えっ?」
絆斗「そりゃあ最初は受け入れられなくて お前に当たったりもしたけど・・・今は真実を知れてよかったと思ってる」
ショウマ「優さんもそうかな?」
絆斗「わかんねえ。とりあえず俺は そうだったってこと。まあ一応 参考にな」
ショウマ「ありがとう!」
絆斗「おう」

この手の話は結局のところ本人に伝えなければわからないんですよね。
絆斗も受け入れはしたけれども最初は荒れたりもしたし。優とみちるの両親はみちるが消息が不明になった件で
優「両親は心労がたたって相次いで亡くなってしまって・・・」 (41話)という結果にもあるしで。
どちらが正解かは本当にわからないのが難しいところ。とはいえ妹さんはスパイスの原料にされてその後で握り潰されていましたよ、という事実を伝えられて良かったと思える人物はそう多くはなさそうだし。どうなる事か。
とはいえ流石に優が事実を知らずに終わる事はないと思うので何らかの出来事があって事実を知る事になると思うのですが。
いや、よく考えたらまだ生存の可能性があるとか?
ショウマの記憶は曖昧だった。絆斗の母親の件を急に思い出したように、みちるの最後はショウマの記憶違いだった可能性が?
と、思ったのですが4話で
シータ「今頃お前のママは・・・」
2人「見知らぬグラニュートの腹の中!」
と、言っていたし、みちるの最期に関しては記憶違いはないはず。
他はニエルブ兄さんがスパイスを絞った後のヒトプレスから人を再生できる技術を生み出していればワンチャン・・・酸賀さんのようにゾンビにされるだけですね。ダメっぽい。そもそもそんな事が出来るのであれば対ショウマ用に使っているはずだし。
という訳で生存も再登場も可能性がない(映画で出るっぽい?同一人物ではなさそうですが)と思われますがその事実を優がどう知る事になるのか。気になるところです。

ショウマ「あの おじさん・・・おじさんは本当の事を知りたいですか?たとえ妹さんが どんなつらい目に遭っていたとしても」
優「僕が絆斗くんに会いに行ったのは悪い想像を否定してほしかったんだと思う。僕は弱い人間だから。でもね みちるは強い。どんなにつらい状況でも懸命に頑張る子なんだ。だから僕は信じてる。どんな つらい目に遭っていても生きて帰ってくるって。帰ってきて この店を見て喜んでくれるって」

結局この優の願いは叶わないですよね。みちるに関しては。
ただショウマがこの店を、そして優の思いを継ぎそうな気がする。
36話で
「だから絶対に守る。俺を今の俺にしてくれた この世界を・・・みんなを・・・絶対に」という決意をしたショウマ。そのショウマが優の思いを受け継ぎつらい目にあってもその人を喜ばせる店を作っていくような気がします。
いや・・・OPフルバージョンの1番のラスト。
「涙が降る前に君が必要」のように悲しい出来事が起きる前に解決してくれる、そんな店を作っていくのではないでしょうか?
・・・いや、優の思いを継いで、ではダメですね。優が死にそう。家族を失ったショウマと優だからこそ人に寄り添った店を作っていけるはず。
という訳でやっぱりガヴの最終回はショウマと優が二人でお菓子屋さんENDを予想してみます。

辛木田絆斗

優「僕あの日 見たバケモノのことが気になって調べたんです。そしたらこんな情報が見つかって・・・ここには ほら こう書いてあります」
「とあるジャーナリストのブログ」
優「「グラニュートは人間を食べるために攫っている」と。絆斗くん 未解決の行方不明事件を調べていて うちに来たんですよね?」
絆斗「はい」

自分が作ったブログを知人に知られて、そのブログが作りました、と言えない状況。かなり気まずい。
そりゃ「はい」しか言えないですよね。
まあこの場合は自分が作ったと伝える=仮面ライダーと伝えるとほぼ同義なので色んな意味で言えるわけもないのですが・・・なかなか嫌な状況。
優が後でこのブログ作ったのは絆斗じゃね?と気づくシーンがありそうな気がしないでもないですがその時の絆斗の反応が気になってしまう。

ラキア・アマルガ

変身を阻止されバトラーに敗北するラキア
ボッカ「もういい。グラニュートハンターとは こんなものか」
リゼル「あの姿だと力が出ないみたいよ」

何もできずに敗北したラキア。
ただ逆にこっちの方が良かったのかもしれない。
なにせ相手は大統領。マスターモードでも恐らく勝てない相手にアラモードモード単体で勝てるはずもないので変身しようがしまいが結果は変わらなかったはず。最終フォームが無残に敗北するよりも変身できずに倒される方がマシな気がしないでもない。
とはいえケーキングでバトラーは倒せていたのだからアラモードモードならバトラー2体を倒すぐらいは出来た気はする。バトラー2体倒して大統領に敗北した方が良かったのかも・・・どっちが良かったのだろうか。

ジープ・ジャルダック

ニエルブ「お疲れ様ジープ。いいデータが取れたよ」
ジープ「ホント?私 強くなれてる?」
ニエルブ「ああ。そのガヴも だいぶ なじんできたね」

最初は黒ガヴを嫌がっていたのに。ジープにも変化が。
41話でジープ「・・・強くなりたい」 と決意したからなのだろうか。
ただし結局はマスターモードには遠く及ばず。そしてジープの使っているガヴは使用者の精神力を吸って強化される特性があるらしい?
もしかしたらジープの心境の変化はガヴによる影響もあるのかもしれない。色々と執着していたのに色々と失い過ぎたから強さを求める以外の感情が薄れてきた可能性がありそう?
しかし結局ジープがラスボスになれる可能性は低く、結局は中途半端な立ち位置で終わりそうな気がするのですが・・・それどころかニエルブ兄さんの実験材料として使い捨てに。そしてリゼルにポイ捨てされる可能性すらありそう。
でもそうなれば逆に精神的に追い詰められてガヴの特性上今より強化される可能性があるのかもしれない。

ニエルブ・ストマック

ニエルブ「例の作戦の実験準備は一定の成果を収めました。結果を踏まえて さらに進めておきます」

「さらに進める」という事はやはり酸賀さんと銃が無くとも計画自体は問題ないという事なんだろうか。既にグラニュートの遺体から毒素的な物を抽出してあって後は実用化するだけ、という段階なのかも?
しかし・・・

リゼル「出かける?どこへ?」
ボッカ「人間界さ」
リゼル「やったあ!やっとパパも興味を持ってくれたのね!」
ボッカ「どうせ世界毎ごと手に入れるなら骨の髄までしゃぶり尽くすほうが得だからね。その視察だ」
リゼル「私も一緒に行く!」
ボッカ「うん」
何かを言いかけて止めるニエルブ

大統領の視察には何か不都合がある模様。大統領自身が視察に行く事が問題なのか、それともリゼルが一緒に行くのが問題なのか。もしくは思った以上に計画が早く進むのが問題とか?大統領が計画を進めるのは止められない。じゃあその前に自分の計画を進められるだけ進めておこう、と思っていたら大統領が直接視察に行く事になって予定が崩れたとか?
その辺は不明ですが・・・

ニエルブ「悪くないデータだ。だけど・・・赤ガヴには劣る。ということは やはり手を組むべき本命は・・・フッ・・・」

ニエルブはショウマと組みたがっている模様。
それは大統領を排除するためなのか。それとも自身の計画にショウマが必要なのか。
ジープよりショウマの方が強い、だからショウマと手を組むか、と考えている以上邪魔な大統領を排除する事を計画していそうですが・・・ただ単に自分が変身するなら強い眷属使って変身したいよね、というだけな可能性もある。
なんにせよ終盤の展開にニエルブの計画は大きく影響してきそうな気はします。

ボッカ・ジャルダック

ボッカ「なかなかのものだ。私は人間を見くびっていたようだな。これほどの文明を築いているとは」
リゼル「でしょ?私がいろいろ案内してあげる」
ボッカ「石や金属による建造物が多いな。人間の巣にしておくには もったいない」
リゼル「もう!せっかく一緒に観光してるのにパパったら そんな見方しかできないの?」
ボッカ「ハハハハハハッ!リゼル。これは視察だよ。この世界を手に入れたら もっと有効活用したいものだ」

グラニュートの家は何で出来ているのだろうか。土と木材とか?
よく考えたら石は食料なんですよね。つまり石造りの家はグラニュートにとってヘンゼルとグレーテルに登場するお菓子の家も同然なのか・・・そりゃ作れないですね。下手すると食われそう。
ただ人間も無理をすれば革靴を食えるらしいのでグラニュートも石を建築資材用に加工すれば使えるのかもしれない。
その辺はともかくグラニュートにとって人間界の建造物は食えるという事で。バイト達はよく我慢をしている。まあバレたら居場所がなくなる&闇菓子が食えなくなるので我慢しているのかもしれない。

ボッカ「なるほど。ランゴくんを倒しただけのことはある」
ショウマ「次はお前だ!」
ボッカの一撃で変身が解除される二人
リゼル「パパの力にかなうはずないのに。ねえ?」
ボッカ「ああ。さあ帰るとしよう」
リゼル「はーい」

ランゴを倒したショウマたちを相手に自分の眷属のバトラー以外の護衛を付けなかったという事は・・・ランゴよりはるか格上なのは間違いなさそうですね。
リゼルの言い方からするとグラニュート界でも最強クラスの存在っぽい。まあランゴも相当な上澄みだとは思いますが大統領は上澄みの中でも別格という事でしょうか?グラニュート界の選挙戦は文字通り戦闘な気がしてきた。
それはともかくこの大統領をどうやって、そして誰が倒す事になるのか。気になるところです。

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