にじり寄る眼鏡 終? 第47話 幸せのディストピア 感想 です。
感想
ニエルブ兄さーん・・・
自爆してしまった。
ニエルブ兄さんは結局誰からも信用されずに退場となってしまった。
いや、ランゴが爆散しても生きていた事を考えるとニエルブがこの程度で退場するとは思えないですがそれでも致命傷なのは間違いないはず。
とはいえ次回予告を見る限りボッカはアメイジングな新フォームによって来週で退場となりそうなのでワンチャン戦闘できない体で生き残る可能性はありそう?
ただやって来た事を考えると生存できる可能性はなさそうか。
しかしニエルブは全てにおいて裏目に出てしまった印象が残ってしまう。
ニエルブの願い「見てろよ じいさん。この僕の力でストマック家を盛り立ててやる・・・」 という自分自身の力でストマック家を盛り立てる事。
その計画を進めるために色々と計画を企ててきたけれどもそのせいでストマック家が没落していってしまったように思えてしまう。
ショウマをグラニュート界から逃がしたのはショウマに可能性を感じたから。
結果としてシータが死に、ジープはリゼルと結婚する事に。そして大統領に闇菓子がバレる。
双子を全力でサポートすればシータが死ぬ事はなかったはず。とはいえこの時点では双子よりショウマの方に可能性を感じていたのでニエルブは双子を助けるつもりはなくショウマの成長の糧になれば、と思っていたはずですが。
成長したショウマの眷属に目を付けヴラムを作成
その結果ラキアが裏切りストマック社の敵に。
完全に失態ですがこれに関してはあまりニエルブは悪くないのかもしれない。ラキアを面接したのはランゴとグロッタだし、ラキアの毒素の事を考えると結果的にはプラスだったかもしれない。
まあ色々と報告を怠っていたのは間違いない。
グロッタに関しても
グロッタ「一体どういうつもり?もうシータもランゴ兄さんもいない。今や姉弟は私たち3人だけなのよ?なのに私にひと言もなく・・・」
ニエルブ「ハハハハッ・・・姉さんに相談して どうなるの?相談して なんとかなったことあった?すぐに手が出て終わりじゃない。ジープだって姉さんより あのお嬢様を頼りにしてただろ?そういうことだよ」
というやり取りで一蹴。
ちゃんとグロッタの話を聞いていればグロッタも死ななかったはず。
・・・いや、姉さんは話を聞かないかもしれない。
前話の作戦に関しても大統領に毒が効かない事を知らずに決行。
結果は失敗。
まあ大統領に毒素が効かない事は確認できなかったにもしてもちょっと目論見が甘かったと思う作戦。
そして今回の奥の手・・・というか悪あがき。
これに関しては大統領に嫌がらせをするだけの作戦ですよね。成功したら大統領に処刑されるだけですし。
まあ今回の状況に追い込まれた時点でニエルブが生き残る道はなかったので、それを分かった上での悪あがきだったという事ですかね。
なんにせよ色々と暗躍して自身の計画を進めていたに見えたニエルブですが結果は自爆させられるというなんとも哀れな結末に。
兄弟を信じて一致団結していれば今頃ストマック社はグラニュート界のトップになれていたかもしれないのに・・・
ただニエルブが自身の願いを持つに至ったのがバカにされた祖父を(恐らく兄と姉に劣等感もあったとは思いますが)見返してやろう、と思ったのがきっかけだったはずなので・・・どの道ほかの兄弟と協力し合う事はなかったのかもしれない。
あとは頭が良すぎたのがあるのかもしれない。自分の頭脳を活かして計画を進めても不安感はぬぐえない。出来る限り可能性を広げるために手をまわし過ぎた結果色々と裏目に出てしまった可能性がありそう。
暗躍続きでグラニュート界のトップににじり寄っていった眼鏡ですが結果トップには届かず自爆させられる結末に。
ショウマが大統領を倒せば結果的にストマック関係者がグラニュート界のトップになったと言っても過言ではなさそうですが・・・それをニエルブがどう思うのか。
そして今後の話で再登場する事はあるのか。
色々と気になる 第47話 幸せのディストピア 感想 でした。
以下 8月16日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
井上生真「信じられない気持ちはわかる。でも・・・俺はニエルブは本気だって感じた。だから・・・」
絆斗「だから なんで そんな話 信じんだよ。あいつが今まで何してきたか わかってんだろ?それを・・・」
ショウマ「信じられない気持ちはわかる。でも・・・俺はニエルブは本気だって感じた。だから・・・」
ショウマはこういうところがありますよね。
映画でもミューターのキングに「どうする?」してますし。基本的に何をやってきたとしても本気で反省しているならその気持ちは汲み取ろうとするところがあるような。
というかショウマは互いに気持ちを理解し合いたいのかもしれない。自分は幼い頃から母親以外の味方はいない環境。ランゴからは生まれてきたのが間違いだと言われたほど。生まれがどうであれ、そして何をやってきたとしても本気で変わろうと思っているのであればその力になりたい、みたいな?
もしくは自分にそうやって寄り添って欲しかったから、相手にそうやっているだけとか?
ショウマ自身がどう思っているかは不明ですがこれからも相手に「どうする?」いや、「どうしたい?」と聞くことは止めない気はする。
辛木田絆斗「そうだよな・・・師匠なら冷静に助言してたな」
ラキア「お前は変わらないな。すぐカッとなる」
絆斗「悪かったな。てか それは お前もだろ」
ラキア「ああ。だから お前の気持ちはわかる。でもショウマは あれで したたかだ。いろいろ考えた上で目的のためにはニエルブと組むべきだと決めたんだろうさ。それでもショウマがだまされてると思うなら俺たちが冷静になって見極めればいい」
回想 塩谷の言葉「全面的に信用するには様子見だ」
絆斗「そうだよな・・・師匠なら冷静に助言してたな」
48話でショウマがアメイジングなガヴに。50話が最終回だと思うので絆斗の最終フォームが出るとすれば49話。つまり真っ二つにされた塩谷さんが再登場したのはそのフラグ・・・ですよね?そう信じたい。
28話で最終フォームだと最近の2号ライダーとしては早すぎますしね。
リバイスのエビリティライブが44話。
ギーツのブジンソードが40~41話。
ガッチャードのトワイライトマジェードが48話。
それにまだ絆斗にはモードがつくフォームがないし期待していいですよね。問題はボッカを倒した残り2話で絆斗がメインで活躍する機会があるかどうかですが。ニエルブとボッカを倒したことで泣き別れになった師匠が元に戻る展開があればワンチャン?
ただニエルブがいないと残りの敵はジープとリゼルとランゴ。全員ショウマと因縁のある相手ばかり。いや、ランゴは絆斗の母親の早恵を溶かした相手。ショウマはランゴとある程度の決着をつけた形にはなっているので絆斗がランゴを倒す展開はある?
・・・その場合はジープかリゼルがラスボスになりそうですが。ここは冷静に次回を見て判断しよう。
ニエルブ・ストマック「大統領ボッカ・ジャルダック!僕の勝ちだ。えっ?」
ニエルブ「僕も命が惜しくてね」
↓
ニエルブ「ふう・・・やっと いらっしゃいましたね。その目でしっかり見てください。あなたのために作り人間界にばらまいた大量の小型マシンが・・・ハハッ・・・ハハハハハッ・・・!僕の手で一斉に爆散するところを!あなたの野望が砕けるところを!ハハッ・・・ハハ・・・」
リゼル「ニエルブ・・・まさか あらかじめ仕込んで・・・」
ニエルブ「大統領ボッカ・ジャルダック!僕の勝ちだ。えっ?」
爆散するニエルブ
命が惜しいニエルブの命知らずの作戦。
まあ「命が惜しくてね」とは本心ではなかったとは思いますが。どう転んでも大統領がニエルブを生かす道はないとニエルブ自身が感じていただろうし。死なばもろとも、という気持ちだったのでしょう。いや、最後に「僕の勝ちだ」と言っていた事から精神的勝利を勝ち取ったつもりでいたのかもしれない。
結果は「えっ?」というあまりにもあっけない退場でしたが。
ちょっと調べてみたところ47話でニエルブ役のクランクアップしたとの情報が出てきたのですがそれをそれが本当だとすると「えっ?」が最後のセリフに?ただ公式HPではその情報は出ていなかったはずだし、まだ何か最後の登場があってもおかしくはない・・・はず。というかあってほしい。シータもグロッタも最後はそれなりに印象深いシーンで終わっていたのにニエルブ兄さんが何をしてきたっていうのさ・・・いや、してきたな。絆斗さんも「あいつが今まで何してきたか わかってんだろ? 」と言っている事だし。自分の野望の為、というより自尊心のために人を散々実験材料にしてきた敵幹部にある意味ふさわしい末路なのかもしれない。
ボッカ・ジャルダック「ふう・・・まったくニエルブくんのこざかしさには手を焼くよ。おかげで私の部下に ひと働き頼まなければならなかった」
リゼル「どういうこと?」
ボッカ「ふう・・・まったくニエルブくんのこざかしさには手を焼くよ。おかげで私の部下に ひと働き頼まなければならなかった」
リゼル「そっか・・・パパは全部お見通しで ひそかに仕込み返していたのね!さすがパパだわ!」
ショウマ「ニエルブ・・・」
ボッカ「さあ次は・・・君たちの番だよ」
ボッカは少なくともニエルブクラスの頭脳がある部下がいる模様。ニエルブがちょっと可哀そう。完全にボッカの掌の上ですよね。どうあがいてもニエルブに勝ち目はなかった。
しかし政敵は倒して遺体を活用する。資金源のマーゲンさんもハンターとして活用。そしてニエルブも散々活用してきてポイ捨てとか・・・ボッカは戦闘力以外でも相当なやり手ですね。そりゃニエルブもランゴ兄さんでも不安だ、とか言ってしまいますよ。というか戦闘力だけでもグラニュート界の覇権を取れそうなのですが。
ストマック家がグラニュート界で大統領になるには闇菓子ぐらいじゃどうにもならなかった気がしてきた。
ボッカ「君の差し向けた赤ガヴは私に恐れをなして逃げてしまったよ」
ニエルブ「残念です・・・さあ どうぞ処刑でもなんでもしてください」
ボッカ「そうしたいのも やまやまだが君にはまだ仕事がある」
リゼル「研究室で見せてくれたでしょ?人間界牧場化計画で使うあれ。最終調整まだよね?」
ボッカ「無事に計画を開始するまでは君に死 んでもらっては困るんだよ」
結局ボッカは何をしたかったのだろうか。
ニエルブの作ったものを解析して逆に爆弾を仕掛ける事が出来るのであればニエルブの最終調整はいらなかったですよね。恐らく解析したデータから同じものが作れたはず。ニエルブが裏切らなければニエルブを生かすつもりはあったのだろうか。いや、ないか。命を狙った時点で生かしておくことはなさそう。
となると・・・ニエルブが最期にどうあがくか見たかったのかもしれない。ジープを使ってお人形遊びをしているリゼルと本質的には一緒?そう考えると親子は本質的には似ているのかもしれない。
ジープ・ジャルダック「リゼルなら そう言ってくれる気がした。ありがとう」
リゼル「ジープ どうしたの?」
ジープ「ニエルブ兄さんが私にこの黒いガヴを移植したのは赤ガヴと比べるためだったのよ。そして私は赤ガヴよりも劣ると判断された。バカみたい。こんな体になってシータのかたきも討てないまま こんな屈辱・・・」
リゼル「大丈夫よジープ。赤ガヴはパパに負けて逃げたじゃない。あなたには成長の可能性もある。まだわからないわ。何?」
ジープ「リゼルなら そう言ってくれる気がした。ありがとう」
リゼル「あんなジープ初めて見た・・・」
まだまだ成長の可能性はありそうなジープ。となるとラスボスの可能性が?令和ライダーのラスボスはほぼ仮面ライダーですし。ただジープだとちょっとキャラ的に、そしてスペック的にきつい気もするんですよね。現時点でマスターモードに遠く及ばないジープが多少成長したところでショウマたちに勝てる気がしない。となるとリゼルがラスボスの可能性が?ボッカを倒したことで何かしらの変化があるとか。
ただリゼルがラスボスをやるのは物語的にあまり締まらないような気もするのでリゼルがラスボスをやるならジープ・・・二人でラスボスやる可能性もあり?もしくは・・・
ランゴ・ストマック「フンッ。いかにもボッカらしい作戦だ。だが俺にとっても いい機会だ」
ランゴ「フンッ。いかにもボッカらしい作戦だ。だが俺にとっても いい機会だ」
ランゴがラスボスをやるのだろうか。
ただしランゴはボッカを倒したら人間界に手を出してくる事はないと思うんですよね。ニエルブがいない今、闇菓子を増産するのも難しいだろうし。それにランゴがこれ以上スペック上がるとも思えないですし。
次回予告を見る限りボッカを倒すためにショウマたちと共闘する事になるとは思うのですが、ボッカを倒した後ランゴがどう動くのか気になるところです。ボッカ戦の途中で退場する可能性もありそうですが。
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