ナンバーワン戦隊ゴジュウジャー 第38話 ジャッジメント・リングハンター 感想

破壊のリボンは何が影響して生まれたのか気になる 第38話 ジャッジメント・リングハンター 感想です。

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感想

破壊のリボンが破壊的過ぎる。
何をどうしたらテガジューンからこんな幹部が生まれてしまうのか。
元厄災のシャイニングナイフだってテガジューンには従順なのに。
女王に対しては一枚岩だったブライダンはどこに・・・

・・・いや、そもそもブライダンは一枚岩じゃなかった。
ド根性ノーワンは女王に忠誠心は全くなかったし。
とはいえ他のノーワンは鬼ノーワンのような特例を除いて女王の運命の乗り手になるべくナンバーワンを目指していた訳で基本的には忠誠心が高いやつらばかり。

しかしリボンは生まれたばかりのはず。
急変するのが早い気もするけれど・・・制作上の都合で本来の38話は飛ばされたらしい(角乃回)ので何かエピソードがあったかもしれないけれど、恐らく最初から女王に対して忠誠心はないはず。
ド根性ノーワンにしても生まれた時は忠誠心はあったと思われるので・・・やはり何かがリボンの生成に影響した可能性が高そう。

個人的な予想ではクオンは既に厄災に取り込まれており、その影響を受けたのではないか?と予想していたのですが・・・今回の話を見る限り違った模様。

クオンは最初から力を手にするために女王に忠誠を誓い、そして呪われた、という解釈でいいはず。
女王も最終的にはクオンを取り込むつもりだったのでクオンの影響を受けてはいないのだろうか。

とはいえ女王がクオンに求めたのは
「お前の心には怒りと恐怖が渦巻いてる。その揺らぎは我にはないもの」

「お前の全ては我がもらう」
としている事からクオンの持つ怒りの感情を手に入れる事は予定調和だったはず。

そのクオンの影響を受けて意図しない破壊のリボンが生まれたとしたら女王がバカみたいじゃないですか。そんな事、敵の首領がやるだろうか。ゴーバスターズのメサイヤみたいな部下の話を聞かない無能首領じゃあるまいし。

・・・いや前科があったよ。
力が増す6月だから世界創世なんか行ける気がする!で失敗して家出息子を創世した女王。
自分が生み出したものでこれなんだから人間の感情を取り込んだとしたら失敗してもおかしくはない。

そもそもクオンが呪いによって現在の状態になったとしても、その状態のクオンに厄災が憑りつく可能性はあるはず。
なにせ厄災は
「厄災は弱った人の心につけ込み食い物にする。夢を失い病に侵された具島の心はベルルムを育てる格好の餌だ」
らしいので。
クオンが厄災の影響を受けていてもおかしくはないはず。

ただ真白は厄災の気配をなんとなく察する事ができるはず。
玲の持つ厄災の気配に気づいていたので。その真白がクオンに対して厄災が関係してるんじゃね?と言わない事からクオンと厄災は関係ないのかもしれない。

とにかく破壊のリボンの誕生には何かが影響している可能性はあれども、女王自身の能力も結構適当なので、あまり深く考えても無駄かもしれないと思った 第38話 ジャッジメント・リングハンター 感想 でした。

余談
次回は総集編か・・・まあ仕方ないですよね。今回はOPなし。ゴジュウユニコーンはどこから出てきたの?状態だったし。
ただ気になる情報が。40話ではあの偉大な、いや偉大過ぎるパイセンが登場するとのこと。ネタバレになるので詳細は書かないですが東映はどれだけのキビポイントを消費したのだろうか・・・。


以下 11月22日追記 シーンごとの感想・雑記です。

太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

遠野吠 吠・クオン「お前は俺たちの獲物だ!」

クオン「もう僕らは君(ガーディン)の獲物じゃない。そうだろ?吠」
吠「ああ。もう昔の俺とは違え!」
クオン・吠「お前は俺たちの獲物だ!」

後半に登場したからといってガーディンが強すぎる気がする。初期のファイヤキャンドルより強そう。設定的には10年前から存在しているはずなのに。なぜこいつを今まで使わなかったのかだろうか。
・・・よく考えたらブライダンは基本的にはナンバーワンバトルを仕掛けてきているだけだった。ガチで侵略しようとしたらガチモードのゴジュウジャー+指輪の戦士たちと戦う事になってしまうし。テガジューンの運命の乗り手が決まるまでは侵略行為は極力抑えながらやっているはず。そりゃガーディンも必要ない。
ただしガーディンは意外に命令を聞く模様。10年前にクオンを傷つけずに本拠地まで連れて行っているし。さらに言えば対厄災戦に連れて行かなかった理由はないし・・・深く考えない方が良さそう。
逆に言えばそれだけリボンが大切にされている、とも考えられそう。リトルプリズンやガーディンなど今まで温存していたものを誕生したばかりのリボンに与えているので。
・・・本題から逸れていってしまっているので戻そう。
とにかくガーディンは重要な戦力。そしてクオンと吠の因縁の相手。それに対して「俺たちの獲物だ!」は熱い展開だと思うのだけれども・・・この後の展開からすると残念な共闘とも思えてしまう。本編でこの「俺たちの獲物だ!」聞けることはないのだろうか。

紅葉「なあ吠。勝手だが俺は お前や久光のこと本当の家族だと思ってるんだ」
吠「紅葉さん・・・」
紅葉「だから お前らの笑顔を もう一度見たい。俺には やっぱり あいつが苦しそうに見えたんだ」
吠「でも・・・」
紅葉「久光を救えるのは吠 お前だけかもしれねえ」

これを見る限り吠がクオンを救い出す展開にはなりそう。なにせゴジュウジャーで戦隊は一時休止らしいので。最後の最後で王道を外す展開にはしないだろう。多分。ただジャッジメントタイムでデリート許可されたクオンが生き残れるかどうかは微妙なところ。ラスボス相手に共闘。ラスボスを倒すもクオンは亡くなる、みたいな展開かもしれない。
とはいえゴジュウジャーは願いを叶える戦いを続けている訳で・・・吠は究極最終剣の試練では一つの道しか選べなかったけれども最終的には吠の願い全てを掴み取ってくれる展開となる・・・のかもしれない。

巌紅葉「なんと言われようと お前の罪 俺が裁く!ジャッジメント!」

紅葉「なんと言われようと お前の罪 俺が裁く!ジャッジメント!」
「ジャッジメントタイム!」

デカレンジャーの力を使って俺が裁く!をしたらまずいのでは?
宇宙最高裁判所の判決を待たないと・・・と思ったけれども紅葉は指輪の力を使っているだけでSPDでは無いので大丈夫なんだろうか。これがダメだったら他の指輪の戦士は全員捕まりそうだし。
常夏ちゃんですら銃刀法違反で支持率が下がった世界観なのが気になるけれども・・・ブライダンを倒す事を咎められている訳ではなかったはず。
そもそも画面を見る限りデリート許可は自分の手で押しているように見えるし。俺が裁く!でもいいのかもしれない。クオンは見限った会社の人間や指輪の戦士に対して「お前は俺の獲物だ!」しているし・・・この辺の判断は宇宙最高裁判所に委ねたい。

クオン「俺はな あんたが昔から大っ嫌いなんだよ!いつも正しい あんたがな!!ハハハ・・・!俺の勝ちだ紅葉」

吠「なんでブライダンなんかになった?今のお前の願いは・・・」
クオン「僕はブライダンに入ったつもりはない。僕の願いは お前と一緒にいることだ。ただ それだけだ」
吠「だったら なんで・・・」
クオン「なーんてね。また期待しちゃった?」

今回の話を見る限りクオンは「お前と一緒にいること」を願っているはず。ただし女王にかけられた呪いがある、そもそも「怒りと恐怖で渦巻いている」ようなので単純に吠と一緒にいる、という願いではないのだろう。
恐らく仮面ライダー555の草加のような「俺のことを好きにならない人間は邪魔なんだよ」みたいな思想をしていそう。吠と自分の世界を創ってそれを邪魔するやつは全て排除する、みたいな願いがありそう。そういえば草加も恐怖と怒りが渦巻いていたような。特にドラゴンオルフェノクの北崎に対して。
草加はさておき。クオンが改心するとすれば究極最終剣の試練の時のように色々となかった事にするのが一番有効だとは思うけれども吠はそれを選ばなかったので・・・どうやってクオン、いや久光と吠が一緒にいられる世界が創れるのだろうか。

紅葉「知ってるぜ。お前が吠にしてきたことを」
クオン「あんたには関係ないだろ!」
紅葉「吠が まぶしいか?うらやましいか?だが吠を苦しめたところで お前は救われやしない!」
紅葉「あんたは昔から傲慢だ!」

クオン「俺はな あんたが昔から大っ嫌いなんだよ!いつも正しい あんたがな!!ハハハ・・・!俺の勝ちだ紅葉」

クオンはいつも正しいのが嫌いなわけではなく、いつも正しくいる事が出来た紅葉が嫌い、という解釈でいいのかな?
クオンは吠の前ではいつも正しいヒーローのような存在でありたかったはず。しかしノーワンワールドで生活をしていく上でそんな事を言えなくなってしまった。一緒に生活をしていたはずの紅葉は常に正しくあり続け、そして生き延びた後も正しくあろうとしている。傲慢のようにも思えるその正義感を自分を持ち続けていたかった。
という紅葉に対する嫉妬心も入り混じっての「大っ嫌いなんだよ」という事なんだろうか。
思えばクオンが吠以外に感情を出して接しているシーンは珍しい気がする。「大っ嫌い」とまで言わせているし。それだけクオンにとって紅葉の存在は大きかったという事だろうか。

テガジューン「お前のような者を探していた。お前の心には怒りと恐怖が渦巻いている。その揺らぎは我にはないもの。お前が望むなら この世界を生き抜く力をやろう。代わりに お前の全ては我がもらう。ガリュードの力は その身をむしばみ いずれ お前は我の一部となる」

テガジューン「お前のような者を探していた。お前の心には怒りと恐怖が渦巻いている。その揺らぎは我にはないもの。お前が望むなら この世界を生き抜く力をやろう」
久光「力・・・?」
テガジューン「代わりに お前の全ては我がもらう。ガリュードの力は その身をむしばみ いずれ お前は我の一部となる」

なぜテガジューンは揺らぎを求めたのだろうか。
そもそもテガジューンの目的は不完全な人間世界を完全なものに再創世する事だったはず。揺らぎとか必要ないのでは?と思ってしまう。
揺らぎは必要なく久光の「怒りと恐怖」を学びたかった可能性はあれども・・・「全ては我がもらう」と言っているので揺らぎ自体を欲していた可能性が高そう。
完全な存在の自分なら揺らぎがあっても問題ない、と思っていたのか。まあ感想の項目でも書いたとおりテガジューンって時々暴走するし・・・単に興味があるからやってみた、だけという感じがしないでもない。
最終的にこのクオンに与えた呪いがテガジューンにどう帰って来るのか・・・気になるところ。

破壊のリボン「あ~あ・・・いい子ぶってるのも疲れてきちゃった。ポイ。でも油断させておけば いつかきっとブライダンも私のものにできる日がくる~!アハハハッ!」

リボン「あ~あ・・・いい子ぶってるのも疲れてきちゃった。ポイ。でも油断させておけば いつかきっとブライダンも私のものにできる日がくる~!アハハハッ!」

自信過剰過ぎる。後半に登場した幹部にしてはそれほど強くはないのに。
巨大化戦ではテガソードアカツキに敗北。通常戦闘でもクオン単体に勝てるかどうか怪しいところ。初期のファイヤキャンドルよりパワーはあると思うのだけれどもリョウテガソードには絶対勝てない程度の実力。
ブライダンを私のものにする、というのは恐らく邪魔な存在を全て排除する、という意味だとは思うのだけれど・・・その場合は確実に厄災に滅ぼされる。
何も考えていないがとりあえずブライダンを自分の物にしたいのか。それとも誕生自体に厄災の意思が関わっているのか。色々と気になるところ。

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