暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン4話 おにぎりのおに

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感想


雉回と見せかけてタロウ回でした。
雉もメインだったのですが…タロウが強烈過ぎた。

前回の感想でタロウの過去話はもう少し後になりそう的な予想をしたのですが意外にあっさり判明。

その理由はあまりにも優秀過ぎる故に他人から孤立してしまったからでした。最近仮面ライダーでも似たような例を見たのですが…オルテカは理解者となってくれたはずの保護者が悪かった。

で、こちらは周囲から孤立してはしまったものの陣の影響か社会人生活を送る事は出来ている模様。若干(かなり?)の問題はあるようですが。

一番の問題は言葉足らずなんですよね。
優秀過ぎるが故に必要な事しか言わない。
その人にとって必要なものが理解できてしまうので必要最低限な事しか言わない、必要ないと考えてしまっているのでしょうか?

いやこれまでの行動を振り返ると(雉野の脱臼治し、仲間襲撃)必要最低限の事すら言わない節も見られます。
結果として出来るように、結果が出せればいいだろう的な。

オルテカも同様に頭が良すぎた故に孤立しかけましたがその頭脳を人心掌握に回した為、自身のためにならば死すら厭わない信者を集める事に成功していましたが…こちらは自身が嫌われる事も構わずやっている節がみられます。
1人に多くの時間をかけるより、多くの人と縁を結び、多くの人に幸せをもたらす事を目的としているからでしょうか?

今回の話では結果としておにぎり屋を繁盛させることには成功しましたがその過程としてヒトツ鬼を発生させてしまいました。
2話と合わせると2回目。

結果良ければすべてよしと考えているのかはわかりませんがあまり良くない傾向。今後もタロウの行動が原因でヒトツ鬼を発生させてしまうケースが出てくると思われます。

しかし今回の描写を見る限りタロウ自身もやりすぎた事には気が付いている模様。
ただし自分ではどうしてよいかわからず、結果としてさらなる孤立を招いているようにも見えます。

解決のカギとなりそうなのは…同じ戦隊の仲間たちでしょうか?
前回の襲撃が本当に仲間たちを鍛えようとしていたのかは不明ですがタロウの意図を汲んでいた事は間違いないですよね。

仲間たちとの交流によってタロウが人間的に成長していくのか。
これが今後の大きな課題となりそうです。
…ただし現時点だとドンブラザーズは仲間ですらないんですよね。互いに互いを知らなすぎる状態。イヌに関してはタロウと一瞬会っただけですし。

戦隊のレッドが優秀という設定はよくありますが優秀過ぎて孤立したという例はあまりなさげ。
そもそもレッドにはリーダーとしての資質が求められる事が多いので。

果たしてタロウはお供と共に鬼退治をする事ができるのか。
それとも他のメンバーとは主従関係ではなく、仲間として鬼に憑りつかれる人間を改心させていく事ができるのか。

令和版、桃太郎。
どういった展開を迎えていくのか楽しみです。

以下雑記

桃井タロウ


部長「紹介しよう。短期だが今日からうちで働いてくれる桃井タロウくんだ」

あかりどろぼうよる被害から自然に桃井タロウさんの戦隊メンバーお仕事訪問編が始まった…。
よく考えたら猿は生きる事が仕事。犬は逃亡犯。辛うじて鬼がアルバイト。と定職についている人間が少ない。残念ながらお仕事体験編は1話で終わりそうです。次回逃亡犯と行動を共にするようですし。

はるか「おじさん!桃井タロウを探せって言ったけどなんのために?」
陣「どうやら君はまだタロウを理解していないようだな。タロウは子供の頃から何をしても優秀だった。人々の幸せを願い、人々に尽くした。いや尽くし過ぎた…」

陣の言っていた忠誠を誓え…の真意は如何に。
まともに考察してもいいのですが井上先生って初期設定をそんな設定なかったといわんばかりの超展開をしてくる可能性が高いのであまりやる気が…。

でもせっかくなので一応予想しておきます。

まずおさらいで1話の陣の台詞
陣「君には4人の仲間がいるが…まずは桃井タロウを探すことだ。彼の前のひざまずき忠誠を誓え」
はるか「桃井タロウ?」
陣「決してウソをつかない者。探せ…タロウを。彼が君を導いてくれるだろう。そうすれば失ったものを取り戻せる」

タロウは凄いけど方向性間違っているからタロウを正しい方向性に導いてやってくれ説。そうすればタロウの能力活かせて万事うまくいくよ的な。

タロウ凄いけど友達いないから友達もしくは理解者になってくれ説。

タロウ凄いからタロウに任せれば全部うまくいくよ。何せ人に尽くし過ぎるから。

なんか全部外れていそうな気も。
というか陣さん確実に子育てに失敗している(協調性というか他人とコミュニケーションとる気が無さすぎる)ので自分の失敗を他人に押し付けているようにも思えます。
自分じゃダメだったので対等な立場からものを言ってくれる仲間が必要だと思っているのかもしれませんが…。
なんにせよ初変身に至るプロセスが全員強制的に見えるのであまり良い印象がないんですよね。陣さんに。

タロウ「楽しいお祭りだね、陣」
陣「タロウは全くめげなかった。まさか自分が嫌われているとは夢にも思っていなかったのだ。だが…。やがて人々が消えた。その時タロウは初めて自分がやりすぎたことを理解したのだ。」

陣さんがタロウに対して嫌われているよと言えば…良かったのか?
陣さんって回想見る限り手に負えない子供の子育てする事になってしまったから事なかれ主義でいこう的な感じに見えるんですよね。

はるか「だ…だからなんなの?空気が読めないってこと?」
陣「面会時間が終わった。今日はここまでだ」

はるかとの会話にしてもそう。なんかそれっぽい事言ってるだけにみえます。一般人には短時間でタロウを理解する事は不可能ですし…タロウにも問題はあると思うのですが陣さんにはそれ以上に何かありそうな予感。この話に関してもわかりやすい話じゃないですしね。特に普通に話を聞いていたらタロウやりすぎにしか聞こえない。

つよし「桃井さん!桃井さん!そんなに「ダメダメ」言ってたら2人とも嫌になっちゃいますよ。ウソでもたまには褒めてあげないと…」
タロウ「言葉とは心の声。俺にはウソの意味がわからない。ダメなものはダメ。さあ始めるぞ!」

マザーテレサの言葉に思考に気をつけなさい…(長いので略)というのがありますがタロウもそんな事を思っていそう。
しかし回想に比べたらまだマシになってるんですよね。これでも。タロウも思うところはあるようですし彼なりの苦労はあるようです。

はるか「でもドンモモタロウって味方ですよね?なんで私たちを襲ったりしたんでしょう?」
真一「うーん…。これは私の推理だが彼は我々を鍛えようとしているのかもしれない」
はるか「鍛える…特訓?」
真一「そう。我々は素人だ。まだまだ戦いに慣れていない。だから彼は我々のためにあのような暴挙に出た」
はるか「じゃあどうすれば…?」
真一「勝てばいいのさ、彼に。とりあえず今度また彼が現れたら私と君とで力を合わせて対抗するのはどうだろ?」
はるか《いいかも》

推理は恐らく当たっていると思うのですが…多分タロウ聞けば答えてくれますよ?ウソ言わない男ですし。
とはいえわかったところで襲ってくる事実はかわらないと思いますがイヌと雉にも説明しやすくはなるとは思います。
しかしリーダーになる人間の真意がわからないからとりあえず力で対抗してみようと思う戦隊はどうなのかと思います。

従業員「それに比べてあの桃井とかいうやつ嫌なやつだな」
従業員「ああ、嫌なやつだ。自分はできるからって偉そうにな」

ちょっと落ち込んでいるように見えるタロウ可愛い。ラストシーンもまたやっちゃった的なシーンにみえますしやっぱり自分の行動を省みてはいるようです。
しかし陣も言っていましたが本人的には他人に尽くしているつもりなのが可哀そう。これだけ相手に尽くしているのに誰も理解してくれないと本気で思っていそうな気もします。
口が悪いけど相手の事を思って行動する…かなり印象違うのですが555の巧に似ているような気がしてきました。555も井上先生脚本ですし。

タロウ「見事。日本で2番目においしいおにぎりだ。99点」

…一度TTFCの投稿で書いたのですがもう一度書かせてもらいます。お前はズバットか。
ただズバットは相手に対しての挑発で言っているのに対してタロウは相手の事を思いやっての発言(少なくとも本人的には)。結果的に超力鬼が誕生してますし…色々難しいものですね。

タロウ「あんたはずっとおばあさんのおにぎりを食べてきたと言ったな。だが俺は子供の頃ずっとある人のためにおにぎりを握っていた。わかるか。握られてきた者と握ってきた者…。その差の重みが」
つよし「いやそれもうどうしようもないんじゃ…」

つよしの言葉はもっともなのですが…店続けていけば大丈夫なような気がしないでもない。現にラストで大繁盛してますしね。
そもそも日本で2番目のおにぎりな時点で繁盛間違いなし…とも言えないのが飲食業の怖いところですがその辺言い出したら30分じゃ終わらない内容になってしまうのでその辺りは仕方ない。
しかしこのエピソードアニメ版ミスター味っ子の最終話を思い出す内容…でもないのですがニュアンス的には一緒な気がします。料理は愛情。
つまり味皇様は愛情のこもった料理を食べてこなかった事が発覚した悲しいエピソード。漫画版の2の味皇様の回想を見る限りわからないでもない話なのですが…話が逸れてきたのでこの辺で。

つよし「あっ!この音は…!」
ドンモモタロウ「やあやあやあ祭りだ祭りだ!」

神輿は変身バンク扱いだったのか…。
いや変身しているから名乗りバンク扱いでしょうか?
前回の感想でもう神輿でないんじゃ?的な事を書いた気がしますがバンクなら大丈夫ですね。
他のメンバーとの名乗りがどうなるのかは気になりますが。5人揃ったら変わるのでしょうか?

真一・はるか「ハアーッ!」(後方から攻撃)
タロウ「ほう…。面白え!だがダメだダメだダメだダメだダメだ!」

面白い…からの駄目だしなので一応正解だった模様。(特訓)
ただし戦力差がありすぎてある意味不正解。タロウって現時点でソノイソノザと列車鬼の3人同時に相手できるぐらい強いですからね。ソノイ一人に苦戦しているメンバーじゃきついと思います。やっぱり全員でリーダーに襲い掛かる必要が…その前に一度全員素面で話し合った方がいいと思いますが。

雉野つよし


従業員「雉野さん、なんでそんなに一生懸命なんですか?」
つよし「桃井さんは間違ってません。それに…僕は変わりたいんです。今まで僕は何をやってもダメでした。そんな僕を…変えたいんだ」

桃井さんが間違っているか否かは置いといて雉野はいい人。いい人過ぎてこれから不幸が待っていそうな気がするのが可哀そう。貧乏くじひかされそうなんですよね。ただしはるかもなんだかんだ言って雉野に付き合ってはくれそうですが。

犬塚翼


男「余裕かましてんじゃねえよ」「本当は怖いんだろ?」
翼「ハハッ…。そうだな。鼻の頭に蚊が止まったくらいにはな」

よかった。普通に理解できる皮肉を言う人で…。
漫画版913で訳の分からない皮肉を言うキャラが出てきた(と思ったら打ち切られた)ので心配していたのですがこちらは単なる皮肉屋なようです。
漫画版クウガの地下アイドルといい最近の井上先生は常人には理解できない言語を駆使するキャラが多くて心配していたのですがさすがに戦隊ではそんな事はなかった。

ソノイ


ソノイ「やつらの武器で倒すとヒトツ鬼は元の人間に戻るようだ」
ソノニ「それじゃあ無意味ね。欲に満ちた者は消去しないと」
ソノザ「やらせろ俺に」

一応全員ヒトツ鬼消去が目的の様子。ソノニが怪盗鬼を守っていたのは欲望に溺れる姿を見るのは好きという事でしょうか?その後の消去する事も楽しみっぽいですが。
しかしこの会話からするとヒトツ鬼が発生した始めたのは最近の話でしょうかね?それとも昔から人知れずヒトツ鬼を狩っていてドンブラザースが変身できるようになったのが最近ということ?
そもそも脳人とヒトツ鬼の関係もわかり辛いですし…あとでしっかりと説明がほしいところ。

超力鬼


オニ「あっ!おに…おにぎり…!」

…まさかと思って東映公式HPみたのですがまさかでした。
オーレンジャー→ピラミッド→おにぎりの連想だったようです。それでいいのかオーレンジャー。今後もこんな感じの鬼が何体か出現するのでしょうかね?
次回はイヌを追う警察のヒトツ鬼っぽいので今回のような事態にはならないようで安心。パトレンジャーかデカレンジャーだと思いますが怪盗鬼は出てばかり、犬を関係なのでデカレンジャー、特捜鬼でしょうかね?

アノーニ


前回今回とヒトツ鬼を守るように出現しているように見えるのですが脳人にとってヒトツキは粛清対象ではないのでしょうか?
それとも幹部が来るまでの時間稼ぎで戦隊と戦っているからそう見えるだけ?なんにせよ珍しい敵怪人と戦闘員の関係だと思います。

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