暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン5話 たてこもったイヌ

5人揃ってドンブラザーズ! とはならなかった ドン5話 たてこもったイヌ 感想です。

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感想


イヌブラザーズ、そしてドンブラザーズ結成回になるかと思いきや…どちらかえと言えばタロウ、そしてはるか回だったように思えます。
メインそっちのけで暴れまくる2人は間違いなく暴太郎戦隊。

とはいえ犬のメイン回でもあったことからまず犬塚翼について。

判明した事は…
愛した女、夏美を失った(?)事。
何の罪かは言えないが秘密を守り1年間逃げ通せば返してもらえる事。
夏美はつよしの愛妻、みほちゃんに似ている(?)事。

結局わかったようなわからないような。
誰と約束したのか、何の罪なのかは不明ですしね。
逆にみほちゃんと夏美の関係性という謎も浮上してきました。

もし同一人物であるとすれば…一連の騒動の発端はみほちゃんにあるのかもしれません。
ただし雉野はみほちゃんの前で変身している事(2話?)している事からみほちゃんがアノーニである可能性は低いと思われます。

逆に夏美がアノーニである可能性も…気になるところですが恐らくドンブラザーズのメンバーを陥れているのは誰かしらの意図があって行われている(ソノイたちは関係なし?)可能性が高い為…誰が何の目的で行っているか気になるところです。

次に暴走し始めたはるか。
元々思い込んだら突っ走るタイプのキャラでしたが大賞を受賞した漫画を超えるネタを探すべく、自ら事件に突っ込んでいく事になりそうです。
いや今後は自分から事件を創り出していく事になる可能性も。

誘拐された側が犯人に同情して犯人の利になる行動をしようとするという展開はたまに見るのですが…戦隊だと珍しい。

いや犯人の為ではなく完全に自分の為でしかなかったように思えます。さすがオニシスター。通常の人間の発想ではない。

最後にタロウ。

今回発覚したのは
「幸せというものがわからない」「だから人を幸せにして幸せを学ぶ」
というもの。

タロウの今までのダメだしがわかったように思えます。

タロウ自身は幸せを知らない。他人に尽くすのは人を幸せにするため。
しかし自分の幸せも知らないタロウが他人の幸せが理解できるはずもない。
他人のやっているダメな事、間違いを正せばそれが幸せなのだろう。
何故なら正しいのであれば間違っていないのだから。

ぐらいな考えに思えます。
他人のプラモを勝手に作成した事もありますがプラモを完成させればそれがその人の為になると思っていたのでしょう。作る過程も楽しいというのに…そこがわからないのがタロウなんですね。

優秀過ぎた上に、自分の幸せがわからない事が生み出した悲しい桃太郎、タロウ。
事あるごとに祭りだ祭りだ、というのも祭りは楽しく皆笑うもの、つまりそれは幸せの象徴だとも考えているのかもしれませんね。

といった感じで全員顔合わせをしたにも関わらず全員が全員(タロウ含め)自分の事ばかり考えていた結果チームとしては結成されなかったドンブラザーズ。

果たして全員が一つの目的に向かって戦う日は来るのか。
全員揃ってドンブラザースが観れる日は来るのか(youtubeに配信されている特別編ではもうやっていましたが)。
気になるドン5話 たてこもったイヌ 感想でした。

以下雑記

桃井タロウ


はるか「あの…桃井さん。今の状況に興味がないんですか?」
タロウ「俺は仕事をしに来ただけだ。明日から業務が再開するからな」

明らかに不法侵入されているにも関わらずこの無関心。人と人の縁を大事にするタロウとしてはどうなのか…
と思うところですが幼少期のトラウマから明らかに困っている人以外は極力関わらないようにしている可能性も?
前回の話もちょっとやりすぎたと思っているような描写があったので。そもそも道行く人全員を幸せにしたいとまでは思っていないでしょうね。困っている、もしくは助けを求められたら助ける。
尽くし過ぎた結果逆に人に無関心になってしまった、もしくは無関心を装おうとしているのかもしれません。

タロウ「俺の気はまだ済んでいない。荷物の仕分けを手伝ってもらおう」
翼《くっ…とことん偉そうなやつ…むかつくぜ!》

ただし自分の仕事を邪魔されたらこの態度。
自分の仕事は人に荷物と幸せを運ぶ仕事。その荷物と幸せ両方を運べないとなってしまったら…そりゃ怒りますよね。
偉そうなのは普段からなのであまり関係はないと思いますが…翼はそれを知らないですしね。

タロウ「あんたの説得はなってない。自分の言葉に酔っているだけだ。それはここにいる全員に言える。みんな自分のことばかり考えている」
真一「そういう君はどうなんだ?」
タロウ「俺は…幸せというものがわからない。だから人を幸せにして幸せを学ぶ」

果たして一番自分の事を考えているのは誰なのでしょうか?
少なくともたてこもりを無視して自分の仕事だけを考えていたタロウが自分以外の事を考えいるようには見えないのですが…。

一応タロウの言っている事は

幸せがわからない→人を幸せにする→幸せを学ぶ→人を幸せにしようとしているから自分の事ばかり考えている訳ではない

という事だと思うのですが…今回の状況で自分の事を考えていない、とは言えないと思います。ある意味自分の事しか考えていない。結局自分が幸せを学ぶために人を幸せにしようとしているので。

タロウ「ねえ陣、みんな早く来ないかな?」
陣「そうだな」
10時間以上経過
陣「タロウ誕生日おめでとう。きっとみんな急用ができたんだよ。さあ2人でお祝いだ」

前回のノーモアタロウ事件とどちらが先かわかりませんがこの結果を陣は予想していたように思えます。
まあ傍から見ればくる訳がないとわかりきった結果ではありますが…陣はそそれでも人が集まってくれる可能性にかけていたようにも思えます。タロウはやりすぎる事もあるけれど良いところを理解してくれる仲間はきっといるはずと。
ドンブラザーズのメンバーを集めたのは陣なのかは不明ですが(陣が状況を利用しているだけの可能性)タロウのためを思っての行動だと思うのですよね。

鬼頭はるか


翼「運命のひと目惚れってやつだ。驚かせてすまない。だがどうしようもなかった。君を一目見た瞬間から息が苦しい。胸が熱い」
はるか《いきなりの展開。でもこれはもしかして…》
マンガ編集部の回想シーン
金村花子「ダメねこれじゃ。あなたの盗作疑惑を晴らすには『初恋ヒーロー』を超えるものを描かなくちゃ。あなたもっと人生経験を積んだほうがいいかもしれないわね」
《これは新作のためのチャンスかも!》

運命の一目惚れを自分の漫画のネタにしようとは…さすが自分の人生を取り戻そうとしている人間。人の好意なんて全く意に介していない。
一目惚れ云々が嘘だとわかっていた可能性もあるのですが…いやはるかなので自分の魅力で一目惚れさせたと思っているに違いありません。
才能あふれる、若き天才美少女漫画家に一目惚れする人間がいても当然と思っていそう。
他のメンバーはともかくはるかは自分の事しか考えていませんね。その件に関してはタロウは間違っていない。

つよし《なんだ?この子…。なんで僕の邪魔を?》
はるか《させないわよ。人質なんてめったにできない経験だもん。きっと次のマンガのネタになる。超ラッキーだわ》

外部への通信を自分から遮断する人質。
きっと次回作は誘拐犯との恋愛ものですね。最終的には誘拐犯がひったくりに刺されて死別しそう。
それはともかくはるかは知らず知らずのうちにメンバーからの好感度がダダ下がりなのですがよいのでしょうか?

はるか「困ります、そんな…!意思が弱いんじゃないですか?最後まで私を人質にしてやり通してください!」
つよし《この子ちょっと変だ~!》

ちょっと…?
電話しようとしたら電話線を抜く。凶悪犯(つよし視点)の人質になりたがる。警察に逃走用の車を用意させようとする。
これをちょっと変だと思うつよしこそちょっと変だと思います。

はるか「くだらない話はやめて!」
警察「な…なぜ女の子が⁉」
はるか「逃走用の車を用意しなさい!なるべくスピードの出るやつ。さもないと人質の命がないから!」

人質の命(漫画家生命)ですね。わかります。
戦隊でメンバーが誘拐されるのは…ゴーカイのアイムを思い出します。あれもあれである意味酷い話(無関係の怪人が誘拐犯にされた)でしたが…これはそれ以上に酷い。戦隊というより不思議コメディシリーズのノリ。

真一「あの男、悪い人物ではなさそうだ」
はるか「さすが私を人質にするだけの…」

言いたい事はニュアンス的にはわかるのですが言葉で説明できないこのパワーワード。
今後も翼の株が上がるたびにさすが私を人質にするだけの…とか言いそうな気がします。

はるか《人を幸せにして幸せを学ぶ…か。なんか少し桃井タロウがわかったような気がする》

今更ですがTTFCの初恋ヒーロー読んだ(PCで観られずスマホで検索してさらにタグを動画から電子書籍に変更して)のですが…主人公の幼い頃に観たヒーローが似たような事を言っているんですよね。
はるかがタロウにちょっと共感出来たという事でしょうかね?
こうやって徐々にメンバーがタロウの事を理解していって最終的に全員揃ってドンブラザーズ!になる…のでしょうか?

犬塚翼


<俺は生まれながらの犯罪者…などではない。まあそれなりにやばいこともしてきたが車のスピード違反とかその程度だ。そんな俺が指名手配中の逃走犯になっている。俺は逃げる!逃げ続ける!俺は無実なのだ!>

スピード違反。不法侵入(シロクマ)。窃盗(営業休止期間中常温保存しておいても腐らない高級食パン)。器物損壊(多数)。誘拐(これは相手がやばかったので無実で)。監禁(つよし)。暴行(タロウ。未遂?)。等々
実際は無実なのかもしれませんが1年逃げ切った後は立派な犯罪者になっていそう。

翼「だが俺は無実だ!なんの罪も犯してはいない」
つよし「そ…そんなこと信じられませんよ。今だって、ぼ…僕らのこと監禁してるし…」
翼「…だよな。俺もこんな状況になるとは思ってなかった。すまなかった、巻き込んじまって。行っていいぜ。あとは自分でなんとかする」

今回の話からすると元々突発的な行動が多いけれども根は悪い人間ではないという事でしょうかね?反省はしているようですし。
ただし監禁した相手に「行っていいぜ」とか誠意が足りない。はるかにはともかくつよしにはしっかりと謝罪してほしい。

真一「あなたは一体どんな罪に問われているんだ?」
翼「それが…。言えないんだ。約束でな。秘密を守り1年間逃げ通せば返してもらえる」
はるか「返すって何を?」
翼「夏美…俺が愛した女をだ」

東映公式HPではるかと夏美がそっくり、とわざわざ公式HPが言及しているという事は伏線ですよね。
…まあ私は公式HP観るまで気が付かなかったのですが。しかしこうなるとつよしも奪われる存在となりそうですね。ドンブラザーズはどういった人選なのか気になります。

雉野つよし


つよし《この人どっかで見た事があるような…間違いない!記憶力には自身がある》

現時点では一般人よりのつよしが個性を出してきました。
タロウは記憶力はいいと思うの(恐らく縁があった人間全て覚えている)ですが聞かれなきゃ答えない性格から役に立つことは少なそう。
はるかは恐らく自分に関する事以外興味なし。
翼は多分普通。
真一は知識キャラというか知恵キャラっぽいので…記憶力がよいという個性付けは他のメンバーになく特色でいいですね。
スマホ全盛期の今でその記憶力が役に立つかは疑問ですが。

つよし《それに何より僕が怖い。モンスターより人間のほうが生々しくて怖い》

そういえばヒトツ鬼って劇中でヒトツ鬼と呼ばれていないですね。真一も警察鬼をモンスターと呼んでましたし。
それはともかくなんとなく理解できる感覚。ヒトツ鬼をいくら倒してもつよしの部長には頭が上がらなさそう。倒せるモンスターより人間の方が怖い。

猿原真一


…生まれながらの変人の影が一番薄いのはどういった事なのか。
事ある毎に俳句詠もうとするあだ名教授の影が薄いというのはきっとこれが猿回ではなく犬回だからか…いや鬼回だったような気がする。

警察鬼


特捜鬼じゃないのか…。ヒトツ鬼化した人間が猟犬と呼ばれていたからですかね?番犬だったら間違いなく特捜鬼だったのに。
しかしこれでドンブラザーズもルパパトごっこが出来る事に。
…犬だけ変身できない。なぜルパンレンジャーに黒がいないのか。

そういえばネタバレにはなるのですが…

今日(4月6日)主題歌が配信開始されましたが追加戦士は銀色っぽいですね。(歌詞からすると)
これならルパンエックスにも対応できるので完全にルパパトごっこが出来る事に。
…やっぱり黒が省かれているのはどうしようもないのですが。黒ってあまり多くないんですよね。

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