暴太郎戦隊ドンブラザーズ ドン1話 あばたろう 感想

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感想


ゼンカイジャーより情報量が多い…。

まず戦隊だと超珍しいイエローメインのストーリー展開。
パッと見だとさっぱりわからない敵勢力図。
そして何故か続投のゼンカイザーさん。
さらに井上先生臭プンプンの敵幹部。

情報量が多すぎる。
ゼンカイジャーだって後半は情報量が多すぎると思ってはいましたが最初は1人1人丁寧に加入していったというのに…。

まあそれはともかく一つ一つ情報整理。

イエローメインですが…これはありと言えばありですね。
というか現時点でドンモモタロウがまともに人と会話できそうな気がしない。ゼンカイジャーで出てきた時はゲストだからあまり世界観に介入しないようにあまり会話しないのかなと思いましたが…駄目だ普通に人とコミュニケーションとれる人間じゃなさそう。
メンバー集まっても他のメンバーと普通の会話をしている姿が想像できません。

イエローメインではなく他のメンバーメインの話でもいいかと思うのですが…他のメンバーも逃亡者とかいるっぽいですし(恐らくイエローと同じく濡れ衣だとは思いますが)盗作疑惑ならまだ比較的まともに他の人間と交流できそうですからね。

次の敵戦力。
東映公式HPを観てようやくわかったのですが脳人と鬼は別組織なんですね。脳人も鬼は倒したいが脳人が鬼を倒すと消滅。戦隊が倒すと人間化。脳人からすれば鬼は消滅させればいいのですが人間からすれば元に戻したところ。この辺りの攻防が今後の見ものになりそうですが…最初から第三勢力がいる組織って珍しいですね。
ジェットマンも途中で女帝ジューザを倒す為に敵組織と共闘はしましたが…あれ第三勢力でもない本来の組織首領ですからね。
果たして暴太郎ではどれほど人間関係が入り乱れる事か。

ついでにその脳人幹部についても。
井上先生はこの手のキャラを出さないと気が済まないのか。メイン脚本の時はだいたいこの手のキャラいますよね。
シャンゼリオンの黒岩とか漫画版913の響とか。恐らく類似したキャラをいくらでもあげられそうですが…なんにせよ1話から登場の癖の強い幹部。現時点ではラスボス候補にも思えます。

で、最後ゼンカイザー。
…本人でしょうか?事前情報全く知らなかったのでびっくりですよ。
他の戦隊の出演する先輩戦隊ってたまにいますが(ニンニンジャーのマジイエローとか)次回作にメイン(?)で登場するキャラは…ああ味方じゃなければボスではいましたが…戦隊キャラは皆無だった気がします。

今回リュウソウジャーギアから生み出されたと思われるギアを回収していましたがその目的は…もしかしたらゼンカイトピアの介人ではなくこの世界の介人、もしくは神かもしれませんが…気になりますね。

しかし1話からこれだけ大風呂敷広げてどう収集つけるのか気になるところ(ジェットマンはともかくライダーの場合謎投げっぱなしが多い印象なので。井上先生は)ですが…ドンモモタロウが生み出す縁がどう実を結ぶのか。
気になるドン1話 あばたろう 感想でした。

鬼頭はるか


<私は生まれながらの天才だマンガの神様に愛されている>
《つまらない質問ばっかだったなあ》

最初の台詞がこれ。(台詞というか独白というか)
なかなかに個性的なキャラですね。
そもそもモモタロウものでオニシスターって。モモタロスという前例もありますが、
実質主人公的ポジションでもありなかなかに攻めたキャラだと思います。
ただし他のキャラがこれ以上に濃いキャラになる可能性が否定しきれない。ジェットマンの敵幹部って全員キャラが濃すぎる。

はるか「桃井タロウ様、あなたに忠誠を誓います!だからよっぴーを元に戻してください!」

で、一見人を見下している感のあるはるかでしたが目的の(人違いでしたが。人かどうかは不明)人物を見つけた瞬間この台詞。
実はいい子なんじゃないかと思ってしまいました。自分の失ったものを取り戻す事が目的のはずなのにまずそれほど親しい訳でもないよっぴーを元に戻す為に跪ける。
きっと最終回は元に戻ったよっぴーと再会して終了ですね。

…多分ないか。ジェットマンのマリア並みの因縁というか関係があるなら別ですがよっぴーでそれはない。と思う。
そもそもよっぴーは忘れ去られる気がする。

盗作疑惑について
同人漫画「失恋ナイト」作:椎名ナオ
これを盗作した(作者名は途中で画面が切れているので正式名称不明?)らしいのですが…本人が知らない以上誰かに貶められたとは思うのですが…誰でしょうね。
ソノイは恐らく関係ない。(性格的にも)人間に出来る事でもなさそう。
とすると脳人レイヤー関係か…桃井陣?他にも指名手配されているメンバー(イヌブラザー?)もいるようなので一連の騒動は誰かの企みによるものの可能性が高そうです。


雉野つよし


雉野「何?あっ…また戦い」
はるか「桃井タロウ様、あなたに忠誠を誓います!」
雉野「そんなこと言っている場合?君もさ戦士じゃないの?」

また、という事は一度は戦った事がある?
君も戦士じゃない?と言っている事からはるか同様強制的に変身させられて戦っているようですね。ただし失うものがないらしい彼が何故戦っているのかは気になりますが。そもそも妻帯者らしいですしね。失うものがあるような…これから失う可能性も?

ソノイ「何者かは知らんが貴様たちも消去する」

雉野が既に一度は戦いを経験しているようですがソノイは知らないようですね。敵幹部3人いるようなので他の誰かと戦闘をしたのか。それともアノーニとだけ戦ったのか。既に戦っているとしたら敵組織はあまり情報共有が出来ていないように思える。ソノイって他の幹部と関係が悪そうですしね。なんとなく。

それはともかくゼンカイジャーは大事な事を教えてくれました。名乗りは重要。視聴者と敵にも存在を周知していかないと。
ただこの戦隊。全員揃っても暴太郎戦隊ドンブラザーズとは名乗りそうもない気がする。


暴太郎戦隊


雉野「アバターチェンジ!」

ものすごい今更な話なんですがアバター+桃太郎で暴太郎戦隊なんですね。東映公式HPでみて初めてしりました。
なんでも財団Bのお偉いさんの一言で決まったそうですが…今回は色々と攻めてますね。最初暴れ太郎かと思っていました。

サングラソード


「必殺奥義!」快桃乱麻!」

どこかで聞いたような名前の武器だと思ったら…ゴーストのサングラスラッシャーですね。
しかしよく考えたら桃太郎のどこにサングラス要素があるのだろうか。

桃井タロウ


タロウ

タロウ「鈴木春男さんですね。サインお願いします」
春男「知るか!お前が書いとけ!」
タロウ「それはできない。俺はあんたじゃない」
春男「ちょっと待って…。何してんねん!痛い痛い痛い…!」
タロウ「これで俺とあんたは縁ができたな」
春男「何言うてんねん?あんたちょっと怖いぞ!」
タロウ「どんな小さな縁も縁は縁。この世では無数の縁が絡み合い、結び合い、奇跡が生まれる」

宅配業者が無断で侵入。さらにサイン強要。そして最後に「縁ができたな」
ちょっとどころではない、非常に怖い戦隊レッド。
ここまで話の通じない戦隊レッドが今までにいただろうか。
ゲキレンジャーのジャンだって最初は話が通じませんでしたがあれは生まれ育った環境のせいであって、なおかつ徐々に普通の生活を送れるようになっていったのですがこちらは最終回までこの調子に思えます。

しかし冒頭の描写を観る限り異次元から転送されてきた人間に見えます。脳人レイヤーが通常認識できない別世界という設定らしいですがその世界の関係者なのでしょうか?もしくはゼンカイジャーの神が新たに作った世界の住人の可能性も?介人っぽいキャラもいますし。

タロウ「ダメなやつなどいない。自分を信じるところから始めろ」
春男「不思議や!なんかやる気出てきた!」
タロウ「俺が運ぶのは荷物だけじゃない。幸福を運ぶ」

宗教じみた怖さを感じる。
いや別に本人が洗脳している訳ですしやる気出させてるだけなので悪い事をしている訳でもないと思うのですが…。台詞自体もこのシーンに限れば普通ですしね。
ただしそもそも無断侵入してこの台詞なので…やっぱり怖い。

はるか「あっ!すいません」
タロウ「縁ができたな」
はるか《何?怖っ!》

そして戦隊メンバーにもいきなり怖いと言われるレッド。
レッドといえばリーダー気質な人間が多いのですが…得体の知れない恐怖感を持つレッドというのはどうなのかと思います。
そりゃタロウさん視点で物語進行できないですよね。はるか視点になるのも致し方ない。

タロウ「やあやあやあ祭りだ祭りだ!袖振り合うも多生の縁。躓く石も縁の端くれ。共に踊れば繋がる縁。この世は楽園!悩みなんざ吹っ飛ばせ!笑え笑え!ハッハッハッ…!」

言っている事は非常にポジティブかつ良い事を言っているように思えるのですが…変身前の台詞からするとちょっと怖い感じがあります。
楽しいから笑うのではなく笑うから楽しくなる、という研究結果もあるように辛い時にも、辛い時こそ笑うというのは重要な事ではあるのですが…いや駄目だなんか怖い。
そもそもお供?の人達はどこから召喚したのかと。シンケンジャーの黒子じゃないんだし。

タロウ「さあ楽しもうぜ!勝負勝負!」
ソノイ「楽しむだと?この世の人間はどこまで汚れているのか…」

ソノイさんの方が正論に聞こえる。
基本的に楽しむために戦うってのは敵側の台詞ですよね。ゼンカイジャーだとバラシタラみたいに。
ただソノイも騎士竜鬼誕生させた上で撤退しているのでどちらもどちらですが。
というか敵と同じ土俵で比べられる時点でどうかと思います。

桃井陣


はるか「ここは…どこ?えっ…誰?」
陣「君は戦士に選ばれた」
はるか「私が…戦士?」
陣「君には4人の仲間がいるが…まずは桃井タロウを探すことだ。彼の前のひざまずき忠誠を誓え」
はるか「桃井タロウ?決してウソをつかない者。探せ…タロウを。彼が君を導いてくれるだろう。そうすれば失ったものを取り戻せる」

冒頭、タロウ?を拾った時が21年前。
何故囚われているのか。何故歳をとっていない(公式設定らしい?)のか。色々気になるところですが…なんかこの台詞嘘がある気もします。(桃井タロウが嘘をつかない、というか嘘がつけないというのは公式設定らしい)
失ったものを取り戻せるというのはるかではなく陣自身の事に聞こえるので。そもそも何故はるかが現在の状況に陥ったのか知っているか不思議ですしね。
一応戦隊の司令官ポジションにあたる人物だと思うのですがこの人も色々裏がありそうな気がします。

五色田介人


「まずは一つ」

…何故に介人が?
一応ゼンカイジャーの介人とは別の存在らしいのですが…。よくわからない。
ゼンカイジャーの神が作った並行世界はゼンカイトピアと同一の人間が存在してはいましたが(スーさんが多数存在していた)この介人もドンブラトピア(?)の介人なのか。それともまた神の介入があるのか。
そもそも何故ギアを回収しているのか不明ですし…今年は色々異例尽くめな気がします。

そういえばジェットマンってマンネリ化していた状況を打開するために井上先生が色々やりたい放題やった戦隊なんですよね。
ゼンカイジャーもある意味結構やりたい放題だったのですが…ドンブラザーズもジェットマンのようになるのか気になるところです。

よっぴー


はるか「やめてよっぴー!」
シソツ鬼「お前鬼頭か?この俺に何様のつもりだ!」

完全に人間の時の記憶を無くすといった変化ではないようですね。
鬼かすると徐々に身体能力に変化が見られ欲望に完全に取り込まれると鬼に変身してしまうといった感じでしょうか?オーズのヤミーみたいですね。
しかし同級生が初回で変身、そして死亡?とはなかなかヘビーな展開で。基本的に戦隊って一般市民死ななない(特に平成以降)のですが…。最終的によっぴーは復活できるのでしょうか?

アノーニ


「あいつ見えてるのか」
「そうみたい。対処しよう」

今回の敵、というか雑魚兵はこの世界で普通に生活しているようですね。
ソノイが欲望に飲まれた人間のみを排除している事から現時点では完全に人間と敵対している訳でもなさそう。
ただしそれが一時的なものでありこれから侵略しようとしているのか。それともこれから侵略する前段階なのか。気になります。
この手のやつだとキバのファンガイアを思い出した(他にもカブトのワームとかはいますが)のですが…あれも井上先生脚本でしたね。あれの最終回は一応和解END(そして息子がその和解を台無しにしたEND)でしたが…果たしてどうなるのか。

ソノイ


ソノイ「なぜ花を散らす?花は風に散るもの。あるいは人知れず落ちるもの…」
はるか《何?詩人?ここで…詩人か?》
ソノイ「散るのは…お前だ」
はるか《えっ…いたんだ。本物のヒーローが…》
ソノイ「いい夢を…」
はるか《もしかしてリアル「初恋」ヒーロー?》

いきなり詩人か?と言われた選対幹部っていたかな…。
詩人がラスボスのライダーはいましたが詩人か?と言われた幹部はみた記憶がない。いるかもしれないですが。
今に「知っているか⁉」とか言い出しそう。
しかし井上先生脚本は敵幹部にこの手のキャラがお約束な感じもしていたのですがよく考えたらそうでもなかった(仮面ライダーキバとか。名護さんがある意味似たようなキャラだったような気がしないでもない)
それだけ黒岩とかの印象が強いって事でしょうかね?感想の方でも書きましたが913の響とか。あれらのキャラの印象が強すぎる気がする。

ソノイ「お前もおのれの欲望に負けこの世の静寂を乱す者か…」

台詞だけをみると静寂を乱すもの(=欲望に負けたもの?)を排除しているようですね。ただし自身も鬼に変化しそうな人間を鬼にしている訳で…どうせ鬼になるなら早いうちに排除しようといった考えの持ち主なのでしょうか?

騎士竜鬼


ソノイ「貴様も欲望のとりこか」
騎士竜鬼「俺は金メダリストだ。俺が一番強いんだーっ!」

今年もギア関連の話になるのでしょうか?
しかし周年記念作品でもないのに歴代戦隊が敵側になるというのは何らかの意図があるのでしょうかね?

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