映画 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション 感想

映画 僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールド ヒーローズ ミッション
ネタバレありの感想です。
原作は読んでますがアニメ版は観てないです。

・感想
個人的には前作のヒーローズ:ライジングの方が良かった。
今作の出来が悪かったという訳ではないのですが前作のクラス全員力を合わせて、な劇場版に相応しい内容だったのに対して今回は出久、爆豪、轟とオリジナルのロディがメインで他は脇役扱いな扱いでちょっと残念。
スケール的にはワールドヒーローズ、という訳で大きくなっている訳ですが前作よりバトルが地味というかやや単調に感じてしまいました。
ストーリーもシンプルですしね。

とは言え前作のようにクラス全員活躍する内容だとそれこそ前作の焼き直しになってしまう。かといってプロヒーローと一緒にバトルする、といった内容ではアニメ版でこれからやる予定の話と被ってしまう。
なので今回のようにメイン3人が各幹部、ボスと戦うといったシンプルな内容になってしまったようなのですが…その敵も前作の方が強いのではないかと思われます。
前作はA組を分割してそれぞれ戦っていて、それ相応に強敵でしたが(特にキメラとか)
今作の敵はあの時以上にパワーアップしたとは言え3人が各自で戦える程度の敵しか出せなかったという事情もありそうな訳で…(というかナイン以上の敵をそうそう出せる訳もないですし)
色々と時期的に超強敵登場させるのは難しかったが為の今回の内容、そしてヴィランになった訳のだと思われます。

と言っても最初に書いた通り今作の内容が悪かった訳ではないと思います。
原作者が最新刊で明るく頑張る映画となっている、とコメントしている通りヒーロー系の映画としてはメインキャラそれぞれの奮闘が描かれ本当に明るく頑張れるような内容となっていた訳なのでむしろ原作の現在の内容よりストレートなヒーロー作品として仕上がっていると思います。
ただもうちょっと3人とロディ以外の活躍も観たかったといった感想となってしまいました。
…まあ今回のボスはイレイザーヘッドがいれば一瞬で終わっていた敵なのですが。全てのヒーローを活躍させるというのは難しいですね。

以下雑記

・サラーム
エジプトのプロヒーロー。
原作出てましたっけ?
個性パピルスが非常に面白かったので是非戦闘シーンを見たかったのですが…なかった(ですよね)ようで残念。

・サーペンターズ
貼り付けにされた後に必殺技くらってましたが果たして生きていたのか疑問。
戦闘向け、というか戦闘特化の個性に加えてブーストされて爆豪も手加減する余裕はなかったとは思うのですが双子揃って酷い目にあってる気がします。
ところで双子設定は必要だったのか疑問。6本も剣出せるなら一人でも十分に強いとは思うのですが…まあ爆豪をタイマンで戦えるヴィランって出しづらい上にアニメーション的に派手な爆発!対派手な剣技、という訳で双子設定になったのでしょう。多分。

・レヴィアタン
轟の相手は大体人外系。な気がする。
個人的には逆のマッチアップの方が良かった気もします。前作も轟はキメラと戦ってましたし。
そもそもサーペンターズだったら轟が瞬殺してたような気がしないでもない。
でも爆豪並みの速度の敵だと結構相性悪いかもしれない。ステイン相手の時に完全に翻弄されてましたし。
ところで個性ヘリカルサイズは設定を読んでもよくわからない。ねじれ先輩の波動みたいな感じなのでしょうか?

・ベロス
個性ロング・ボウは超遠距離からホーミング射撃できる結構な強個性…だと思うのですが矢が無いと無力らしいのはどうなのでしょうかね?
とは言え手で放つ事の出来る物なら何でも使えるようなので(鉄球とか)やっぱり強個性だと思います。
というか出久は初撃をよく回避できたものだと思います。まだ個性危機感知使えない(はず?)ですよね。

・シデロ
映画館では何故かロゴンと同一人物だと勘違いしてしまいました。
金棒に続いて鉄球か、なんか鬼っぽいね、と完全に思い込んでしまったのですが鬼は鉄球使わない。何故勘違いしてしまったのかわからない。

・ロゴン
解説ではエアフォースを難なく弾いて強いとか書かれているのですが対して強そうにも見えなかったですしパワー系のヴィランをエアフォースだけで倒せた事例はなかった気がするので特に強いとも思えませんでした。
というかいつこいつ敗北したのかすら思い出せない。
そのせいでシデロと勘違いしたのかもしれない。

・エンデヴァー
爆弾もって飛ぶお父さんカッコいい。
是非息子さんにも見せたかったと思うのですが息子さんがいたら完全に爆弾を凍結させて終了だったと思うのでどちらにせよお父さんに勇志は息子さんに見せられなかったと思います。残念。

・セメントス先生
コンクリートで爆弾を固めていた気がしますが体積的に表面を覆っただけにしか見えなかったのでもう少し徹底的に固めても良かったのではないかと思います。

・麗日お茶子
爆弾を浮かせた後で自分も超必使って飛んでいたような気がするのですが何をしたかったのかいまいち不明。あの辺は場面転換が多くて各自何をしていたのかわかり辛い場面が多かったように思えます。

・大・爆・殺・神ダイナマイト
…まだこの名前は名乗っていない時期?
とは言え出久が黒鞭自在に操っていたので時期的にはもう名乗っていてもおかしくはない時期。
その名前に相応しい爆発に次ぐ爆発を起こしていましたが彼は本当に相手を殺してはいけないと認識していたのでしょうか?
天性の才能で無意識で殺さないように半殺しには出来そうですが。
というかチップから敵の本拠地を探し出したシーン。さすが才能マンと言うべきシーンでした。この映画で一番彼が輝いていたシーンではないかと思います。
出久は探し出す事は出来たと思いますが時間がかかりそう。轟は最初のファイルから全部調べてそう、で時間切れになりそうなので。

・轟焦凍
出久のメールが悪いのではない。
轟が天然なのが悪いのです。冷蔵庫のいちごのメール見たシーンの話。
他のヒーローがいなかったら恐らく冷蔵庫まで確認しにいっていたに違いない。
お父さんの方はホークスからの暗号を一から解いていた(察しが悪いとか言われていた気もしますが)のに対して息子さんはこれですよ。成績自体は超いいはず(そもそも偏差値70?ぐらいの超進学校のエリート)ですが…天然なのがいけない。

・緑谷出久
黒鞭を自由に操っていた事から時期的にはインターン終了後ですよね。
フルカウル何パーセントで使っていたのか気になります。
ところでラストバトル時。あの演出はオールマイトの個性が(オールマイト自体は無個性ですが)発動した、的な演出という解釈でいいんですかね?
最初のハイエンド脳無戦でオールマイトがやった限界を超えた連打的な攻撃に見えたので。
前作の爆豪ワンフォーオールは原作者が原作のラストの一つの案として考えて案と言っていた気もしますが今回のこれもそれに類似した案なのかもしれないですね。

・フレクトターン
個性リフレクト。
らしいですが絶対嘘だ。個性複数持ちですよ。
なんせ出久のフルカウルの動きについていってるんですよ。何パーセントかわかりませんが20以上45以下はほぼ確実。その動きについていく自体リフレクトでは説明がつかない…とも言い切れない(反射を利用して飛んでいるらしいですし)のですが複数個性持ちという事にしておきたいほど肉弾戦が強かったと思います。

・ロディ
ヒーローに対して色々な想いがあるようですが大丈夫。
彼ならきっと一号ライダーに必殺技かまして一度殺す事の出来るぐらいの偉業はできます。そんな声をしている。
それはそうと冒頭の逃亡劇。ほぼ無個性状態で(ピノは使ってましたが)出久のフルカウルから逃亡出来る人間ってそうはいないですよね。そもそも地下鉄に走って追いつくぐらいの速度の人間から逃亡出来る時点でこちらもきっと個性複数持ち。

映画
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