映画 名探偵コナン 緋色の弾丸 感想

映画 名探偵コナン 緋色の弾丸
ネタバレありの感想です。
原作は読んでいた事もありますがあまり詳しくはないです。
劇場版は前作の紺青の拳のみ観てます。

・感想

ミステリーどこ行った?
上記した通りあまりコナン作品詳しくはないのですが一応ミステリーメインの作品だったと思っていました。
でも今作はミステリーはどうでもいい。赤井一家の活躍が描ければいい!的な発想で作られた作品だったのではと思ってしまいました。

とりあえず犯人ですがメイン登場人物で犯人となり得る候補が3名。
そして一人は浜辺美波のゲスト声優。
という訳で実質2択。(ゲスト声優が犯人だった場合もあるかもですがその辺は知らない)
そして2択の内二人とも犯人というなかなかオリジナルキャラの犯人率が高い作品。
動機はともかく犯行は超優秀な犯人が力業で犯行を重ねていく事が多かった印象。ミステリー要素は薄かったんじゃないかと思います。犯人の動機で司法取引がどうのこうの言っていましたがFBIは司法取引でこいつを引き抜いた方がいいと思います。とは言え数十兆(数百?)の被害を出した犯人の司法取引でどうのこうのするとFBIと日本政府で揉める可能性があるので難しいそうですね。

で、ミステリーをぶん投げた結果のアクション要素も悪くはないと思うのですが特筆する程凄い訳でもなくそれなりと言った感があります。
wikiを見たら最初は赤井 秀一をメインキャラにした作品にする予定だったのを赤井一家登場といったものに変更したせいで色々と中途半端になってしまったのではないでしょうか?

公式HPの人物関係をちょっと見て観ましたが一家全員が全員の状況を把握している状態ではない模様。
原作者が関わっているとは言え原作でやっていない人間関係で話を進める訳にもいかないと思われ一つの事件に個別に一家が関わっているだけであり、個別エピソードが連なっている感が大きかったです。
全員が力を合わせてやる、となればそれなりの特別感が出るとは思いますができない状態ですしね。個別エピソードを連ねて一つの作品になったのはいいのですがそれが劇場版スケールでまとまっていたかどうかは疑問です。

といった感じで無理やり一家が関わる話にしたせいで色々と中途半端(そして犯人が超優秀キャラに)になってしまったという印象でした。

前置きは置いといて本題。
狙撃の意味が全く理解できない。
予告観ればリニアが暴走するのは一目瞭然。
そしてスナイパーの狙撃シーンがある。
つまりは暴走するリニアを止める為にスナイプするんですね!
といった恐らく大方の予想を外して特に意味のない犯人の狙撃。

銃を持っただけの素人相手にコナンと世良がいて負けるはずもない状況で(負傷はする可能性はありますが)あんな成功確率が低い作戦にかける意味が解らない。
一番の見せ場と思われる場面であれは無いと思います。
この場面がもう少し説得力(できるかどうかは別としてストーリー的に説得力のある狙撃)がありなおかつカッコいいシーンとなっていればこの映画の評価も違ったと思いました。

映画
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