仮面ライダーギーツ 32話 慟哭F:最後の審判 感想

ギーツ復活の鍵となるのは・・・ナビゲーター? 32話 慟哭F:最後の審判 感想です。

スポンサーリンク

感想


ここでギーツとニラムが退場するとは・・・

まあ最終フォーム登場前って敗北多いですしね。
リバイスもギフ様と赤石長官がやりたい放題で、なおかつ大二が色々と酷い扱いを受けていたような・・・。

それはさておき気になるのがミツメが創世の女神になった経緯について。

ジーンによると初期のデザグラは名誉を得る戦い。
得られるのは名誉と・・・英寿が持っている金貨?

何にせよ理想を叶える戦いではなかったという事。
つまり敗者・退場者の幸せを集め、勝者がそれを独占する形ではなかったという事ですね。

それが変わったのはミツメがナビゲーターを退いてから。
つまりミツメが創世の女神なってから今のデザグラに変わった可能性が高そうです。

ではどうやってミツメが現代人(2000年前)と子を成したのか。

前話のニラムと英寿の会話シーン

英寿「お前たち未来人と俺たち現代人の間で子供が生まれるはずがない・・・そういう意味か?」
ニラム「そもそも体の構造が違うからね」
英寿「だとしたら、母さんはどうやって俺を産んだのか・・・」
ニラム「あったのさ、可能にするすべが」
英寿「その方法があるとすれば・・・ただ一つ」

この時はミツメの前の創世の女神を使ってデザ神との間に子を成したと思っていたのですがどうやら違う模様。

とすれば・・・創世の女神ではなくとも理想を叶える為の手段はあるって事ですよね。

それを使ったからミツメが奇跡の力を宿した(スエル曰く)のか。
それとも奇跡の力を宿した結果、子を成し、そして創世の女神となったのか。

物語はギーツとニラムが退場し、道長がジャマ神となる展開。
全てのライダーをぶっ潰す力を手にした道長がライダーを排除する世界でどのようにしてギーツとニラムは復活するのか。

それはミツメが創世の女神になった経緯が関係してきそうな気がします。
創世の女神の力を利用され、独占された現状。
創世の女神の力無しで創世の女神の作った世界を覆すのはそのミツメが奇跡の力を宿した経緯に関係があると予想しておきます。

となれば・・・カギとなりそうなのはミツメと同じくナビゲーターのツムリ?
ツムリが現代人と結ばれるという展開はなさそうですが仮面ライダーに対して感情移入をしている事は確か。
ナビゲーターが創世の女神の候補であるかどうかは不明ですが創世の女神の力に一番近そうなのはナビゲーターの可能性はありそうです。

果たしてギーツ復活のカギとなるのはミツメなのかツムリなのかそれとも他の何かなのか。
色々と気になる 32話 慟哭F:最後の審判 感想でした。

浮世英寿


道長「タイクーンは俺が消した。あとはお前だけだ、ギーツ。どうした?俺と戦え!」
英寿「・・・なんのために?」
道長「ああ?」
英寿「なんのために戦えっていうんだ」
道長「戦わなければ生き残れない。それ以外に理由なんてあるのか⁉」

道長が映画で王蛇に戦った影響がこんなところに・・・。
戦わなければ生き残れない!
まあ仮面ライダー龍騎は戦ったところで生き残れないし何なら巻き込まれた時点でほぼ死亡確定というデザグラより酷い面があったような気がしないでもない。生存する条件があまりにも厳しすぎる。最終回ですら戦いを終わらせる条件を満たした上で全滅してましたしね・・・

それはともかく英寿がこんな事をいうのは珍しい。
母親探す以外にもデザ神となって世界を平和に導いてきたというのに・・・
とはいえ英寿、エースの目的は世界平和ではなく母親と会う事なのでそれが達成できそうな今は戦う意義を見出せないのも無理はない。
色々と衝撃的な事実が判明したばかりですし。

さらに言えばエースって戦わなくても生き残れるんですよね。
というより輪廻転生しているから生き残ろうが退場しようが転生するので戦って生き残る必要性があまりない。
ただ今回は母親と会えるチャンスではあるので戦う理由はあったのですが・・・

英寿「創世の女神に会いたい」
ニラム「君にその権限はない」
英寿「会って確かめたいことがあるんだ」
ニラム「その願いをかなえたければジャマト側に奪われたヴィジョンドライバーを取り返せ」
英寿「なぜお前のドライバーを貸さない?」
ニラム「これは取引だ。世界平和に貢献した対価として報酬を支払う。そうやってデザイアグランプリも運営されてきたからね。ギーツの不敗神話を見せてみろ。今までもどんな理想だろうとかなえてきただろ?」
英寿「やってやるよ」

珍しくプロデューサーに直訴。
今までは戦った代価として願いを叶えてきたエースですがもっと直接的な行動をした模様。若干揺れているような気がしますが・・・まあ2000年の悲願が達成されそうな状況で冷静でいられないのも無理はない。
結局自身の願いを叶える為には戦うしか道はないという事で「やってやるよ」と奮起した訳ですが・・・英寿にしては珍しいシーンだったと思います。


英寿「真実はこの俺がこの目で確かめる」
道長「ようやく戦う気になったみたいだな。目的はこれか?」
英寿「手加減はしないぞ」
道長「今まで手加減してたってのか?むかつく野郎だ・・・!」

ギーツを変身解除させる道長
道長「俺の勝ちだ・・・!あっ・・・!うっ・・・!」
マグナムで銃撃し、ヴィジョンドライバーを奪う英寿
道長「それを奪うためにわざと負けたふりを・・・⁉」
英寿「もうお前に用はない」

手加減をしないといいつつブーストマークⅡを使わず(レーザーブーストは使えなかったにしても)マグナムブーストで戦う英寿。
とは言え今回の描写を観る限り未だレーザーレイズライザーなしに時差ぼけのような状態を克服できていないようでマグナムブーストを使うのはアリなのですが・・・手加減はしてますよね。
実力で圧倒出来るスペック持ちながらこの後の目的の為に温存し、それにも関わらず「手加減しないぞ」と煽るのは・・・道長がむかつくのも仕方ない気がする。


英寿「母さん・・・?ホントに母さんなのか・・・?聞きたいことがいろいろあった・・・2000年・・・ずっと母さんに会うためだけに・・・だから・・・返事をしてくれよ・・・!」
拍手をしながら現れるニラム
ニラム「君ならやってくれると思っていたよ。そのドライバーをこちらへ」
英寿「なんで母さんはしゃべらない・・・?」
ニラム「彼女は女神になった」
英寿「それは・・・母さんの意思なのか?犠牲者の幸せを奪い、世界をつくり変えてきたのも、母さんが望んだことなのか?どうなんだ?答えろ!」
ニラム「この世界のリアルこそが女神の御心」
英寿「ウソだ・・・ウソだ!」
(悲鳴のような音)
英寿「泣いているのか?母さん・・・ホントはこんなことしたくなかったんだ・・・母さんはお前ら運営に道具として利用されていたんだ!」
ニラム「さあ、感動の再会はもういいだろう。そのドライバーは回収し・・・この世界をリセットする。変身。全てを忘れて楽になれ」

いつもと違い子供のように見えるエース。
まあ2000年戦ってきた目的が母親と会う事なので・・・母を訪ねて3000里、どころではなく2000年のエースが子供の表情を見せるのも無理はない。
ニラムとのやり取りもかなり感傷的に見えるのは・・・むしろこれがエースの素の顔なのかもしれませんね。
デザ神となり続け世界を守って来たエースですが目的は「ずっと母さんに会うためだけに」だった訳ですし。
・・・”だけに”と言っているのは本音かどうかちょっと微妙。母親に再会した事で今まで2000年貯めこんでいた感情が溢れてしまったのだとは思いますが人の不幸を憂い、行動してきた事も事実なので。
特に親子関係についてはかなり助力してきた(平親子、鞍馬親子、ジャマト祭り回の親子など)ので他者の幸福を願ってきた事も事実だとは思うのですが・・・どうなんでしょうね。

英寿「母さんは苦しんでる・・・!お前らが苦しめたんだ!」
ニラム「根拠がない!そんなものはフィクションだ!

まあ今回はこんな風にかなり感情的になっているという事で・・・珍しいエースだったと思います。
とはいえこれがエースの素の感情だとは思いますが。


吾妻道長


道長「ジャマトのスポンサーだったお前がなぜ俺を・・・?」
ベロバ「フフフ・・・言ったでしょ。仮面ライダーに敵意むき出すその精神を気に入って・・・」
道長「だまされるか。本当は俺が不幸になる姿も楽しんでんだろ」
ベロバ「フフフフッ・・・!」
道長「正直な女だな」
ベロバ「私許せないのよね。勝者が勝ち組のまま幸せに暮らす世界が。敗者にチャンスをあげたくなるの」
道長「誰が敗者だ」
ベロバ「フフッ・・・だからもしもミッチーが勝ち組の幸せ者になっちゃったらこの関係はおしま~い」
道長「ぜひそう願いたいもんだな」
ベロバ「フフフッ・・・またまた~幸せなんて興味ないくせに。やっぱり私好み!」

最近道長の印象が変わってきた。
自分の思い通りにならない世界なんてぶっ潰してやる!というのは周りが見えていない子供っぽい主張だと思っていたのですが・・・
透をコピーしたナイトジャマトは完全に駒としか思っていなかったですしこのベロバに関してもベロバの狙いは理解していた模様。結構自分に対する評価や周囲の状況はみえているんですよね。
他者の不幸を吸い取って幸福になるやつがいるのは許せん、だから自分が他者の幸福を使って理想を叶えてやる!というある意味矛盾っぽく見える行動も計算のうちなのかもしれない。
道長の主張は個人的には鎧武の駆紋戒斗っぽさがあると思っているのですが・・・。
(弱者が虐げられない世界を創る為に一度世界を全部ぶっ潰す、的な主張)


道長「ギーツ・・・!誰かが幸せなんて願わなきゃこんなデザイアグランプリは生まれなかった。創世の女神なんてもんがいなければこんなことにはならなかった」
英寿「違う」
道長「お前の母親がこの世界を変えちまったんだ!勝者と敗者を差別する不公平な世界に!」

創世の女神が存在する以前から勝者と敗者は差別されてきたような気はしますがそれはさておきこの発言は道長の本心なのか。

道長「フン・・・滑稽だな。しょせん仮面ライダーは女神にもてあそばれた存在。仮面ライダーは・・・まとめてうせろ!」

この発言をみる限り創世の女神が世界を変えた!というのは英寿を煽る為に言った台詞にも思えますが実際はどうなんでしょうね。
登場人物の中で一番よくわからないのが道長なんですよね。他の人はある意味欲求というか本音が解り易い人ばかりなのですが・・・道長の真意はわかり辛い。

ベロバ「ミッチー。あなたの神話の始まりよ」
道長「ああ。やってやるよ。こんなくだらない世界、全て終わらせる。デザイアグランプリも仮面ライダーもこの俺がぶっ潰す!」

さてそんな道長が駆紋戒斗ですら成し遂げられなかった世界を変える力を手に入れた訳ですが・・・次回、何を思い何をぶっ潰すのか。気になるところです。


ジーン


ジーン「見てられないよ」
英寿「ジーン・・・!」
ジーン「君は不敗の男だろ。ギーツが負けるところなんて見たくない。俺のギーツはこんなところで終わるやつじゃない。変身!」

思ったよりも早い再登場。
シチュエーション的には美味しいのですが・・・結果だけをみれば英寿は退場してしまう結果に。
次回、ジャマ神となった道長に立ち向かうようですが結果は如何に。


ニラム


光聖「いつまでこんな茶番を続ける気だ。ニラム!」
ニラム「・・・と申しますと?」
光聖「とぼけるな!ベロバというあの女のせいで私の長年の努力が水の泡になったんだぞ・・・!」
ニラム「鞍馬さん、悪いがこの世界はもうあなたの思いどおりにはならない。ヴィジョンドライバーを回収次第、我々デザイアグランプリはこの世界から撤収するので」
光聖「待て。話が違うぞ」
ニラム「この世界は全てを忘れデザイアグランプリは存在しなかったことになる。いかがですか?あなたも鞍馬祢音を本当の娘だと思い込んで愛してみる人生も悪くないのでは?」
光聖「ふざけるな!そんなつもりで祢音をつくったんじゃない!」
ニラム「見届けましょう。勝利の女神がほほ笑むのはギーツかバッファか」

用済み決定した途端に大スポンサー扱いから「鞍馬さん」とさん付け扱いし始めました。
この世界ではこれ以上利益(何が利かは不明ですが)が見込めないので損切してさっさと次に移ろうという、色々と大人の判断。
まあ極力余計な事はせず成り行きに任せてダメだったらダメで仕方ない、というのはリアリティを求めるニラムらしいとは思いますが。
今回退場してしまった原因が自身が積極的に関わってこない事が要因の一つ(最初からベロバのドライバーを奪いに行けば結果は変わっていたはず)というのは・・・彼が求めていたリアルなのかもしれない。

それはともかくちょっと気になる事が。
祢音ちゃんは創世に女神によって創られた存在。撤収しても存在し続けるという事は創世の女神によって引き起こされた状況は運営がいなくなっても引き継がれるって事ですよね。
今まで人類滅亡系のヤバイ願いは後年に引き継がれると色々マズイ(未来人にまで影響を及ぼすはず)のでデザグラ終わったらリセットするのかと思っていたのですがそうでもない?
運営に支障を与えるような願いはリセットするとか?願いをかなえる幸福は集まっているはずですし。
もしくは祢音ちゃんもリセットするけど鞍馬さんには伝えないよ、という事なのか。
もっと言えば・・・今の人類が滅亡しても未来人には影響がないとか?
実はデザグラが行われている世界は現人類が滅亡した世界で彼らは宇宙人とかそんなオチ。
そういえば映画でギフに滅ぼされた星の住人がデザグラに参加していましたが・・・どうなんでしょうね。


ベロバ


ベロバ「やってくれたわね。私のミッチーに手を出すなんて」
アルキ「へッ!私はね、はなからあんなやつのことを仲間だなんて思ってなかったよ」
大智「だから裏切るタイミングをうかがっていたと」
アルキ「裏切ったのはベロバのほうだろ!ライダーなんかにうつつを抜かしやがって」
ベロバ「アルキメデル。ジャマトのスポンサーは私よ。刃向かう気?」
アルキ「黙れ黙れ黙れ!誰よりもジャマトを愛していたのはこの私なんだよ。何が人間の不幸でゾクゾクしたいだ。この高慢ちきババア!」
ベロバ「ババア⁉」
アルキ「ジャマトの理想はいつか私がかなえてみせる」

ベロバさん350にもなって年齢の事を言われるのは嫌な模様。いくつになっても成人した女性に年を聞いてはいけないという事ですね。
・・・女性かどうかすら怪しいですが。見た目もデザインできるって事は見た目では判断できない。そもそも生物的に色々違うらしいので・・・この話はやめよう。不毛だ。

しかしスポンサーだからと言ってやりたい放題し過ぎるのも問題ですよね。現にベロバはジャマトガーデンを一掃してますし。アルキメデルが切れるのも無理はない。
人の不幸を楽しみたい、と願うベロバですがどうやってその心境になったのか気になるところですが・・・やりそうにない気がする。気になるところではあるのですが。


ベロバ「フフフッ・・・計画通り」
ジーン「ギーツとゲイザーを同士打ちさせるためにこんなゲームを作ったのか・・・!」

ベロバさんの心境はともかく長年の経験を活かして英寿とニラムをはめる事に成功。これが年の功ってやつか・・・。
ミッチーが幸せになったら関係はおしまいと言っているベロバさんですがジャマ神となったミッチーとどういった関係となっていくのか。こちらは本編で明かされるはずなので期待しています。


アルキメデル


道長「どういうつもりだ・・・!アルキメデル・・・!」
アルキ「お前らを消して、私が女神の力を手に入れるんだよ。ジャマトの理想をかなえるためにね」

・・・アルキメデル退場したはずなのに今までより出番が増えている。
アルキメデルの人格がのっかったジャマトですからね。戦闘時に出られるようになればそりゃ出番も増えますよって話ですが。
次回以降も出てきそうですが・・・アルキメデル(古代魚ジャマト?)がどうなっていくのか。ちょっと楽しみになってきました。


デザイアグランプリ


ジーン「君のそばを離れていた間、デザグラのことをいろいろと調べてた。初期のデザグラは今とはルールが違ってデザ神に与えられたのは金貨だった」
英寿「金貨・・・?」
ジーン「ただの勲章さ。その価値は名誉だけでプレイヤーが戦うゲームも命がかかっていたわけでもない。それが「理想の世界をかなえること」に変わったのはちょうどミツメがナビゲーターの座を退いてからだ。それ以来デザグラは命がけのゲームになった。ジャマトは狂暴になって、オーディエンスもスリルと興奮に熱狂するようになった。なぜ君のお母さんが創世の女神といわれているのか。それは・・・本人に直接会って確かめるしかないじゃないか?」

この話だけを聞けば創世の女神があるからこそ願いが叶えらるようになった、という風に聞こえるのですが実際はそれ以前からミツメが願いを叶えている(現代人との間に子供を作るのは不可能だと言われていたミツメがエースを産んだ)んですよね。
なので創世の女神が無くても願いは叶えるシステムがある、もしくはミツメ以前にも創世の女神は存在していた、という事になりそうですが・・・。
なぜミツメが創世の女神に変化してからデザグラが変わってしまったのか。
オーディエンスがスリルと興奮に熱狂するようになった、という事はマンネリ化していたデザグラを刺激的にさせるテコ入れだった可能性もありそうですが・・・どうなんでしょうね。
その辺はエグゼクティブプロデューサーらしいスエルの狙いがあるのかも?

それはともかく輪廻転生してきたエースが所有してきた金貨ってこの初期デザグラの金貨の可能性が高いですよね。
何故エースが所有し続けているのか。
ミツメの想いに関連していそうですが・・・果たして。


デザイアロワイヤルルール


「これは全ての仮面ライダーを倒すゲームである」
スエル「始めよう。世界の運命をかけたゲームを・・・」

さて次回からデザイアロワイヤル、世界の命運をかけたゲームになるようですが・・・映画でもデザロワはやっていましたね。
ライダー同士が戦うゲームをデザロワと呼ぶのか。それとも世界の命運をかけたゲームをデザロワと呼称しているのか。
それは慕情編で明らかになるのでしょうか?

コメント