仮面ライダーガヴ 35話 甘さゼロ!鉄壁のランゴ 感想

ランゴがあまりにも鉄壁過ぎる 35話 甘さゼロ!鉄壁のランゴ 感想です。

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感想


酷い・・・いくら何でも登場したばかりの最強フォームがほとんど何もできずに敗北するとか・・・

似たような立ち位置だと思われるアギト・バーニングフォームだって登場した次のエピソードで負けるとかなかったはず。というかバーニングはテレビ本編ではあまり苦戦していなかったような。特番や映画では不遇というか前座フォームでしたが。
勝率があまりよろしくないビルドのジーニアスとかジオウのグランドジオウだって登場した直後は無双していたのに・・・
しかもパワータイプのオーバーモードの必殺技がオートガードを突き破って直撃したのにほぼダメージなしとか。
ちょっとこれはどうなの?と思ってしまう。
次回最終フォームが登場したとしてもオーバーモードにはそれなりの使い道があってほしい。

ショウマの話はおいといて。
今回の感想のメインは鉄壁のランゴ。
ショウマのオーバーモードをオートガードでほぼ完封したランゴですが能力以外にも鉄壁な部分が見えた気がする。

今回の回想で語られたブーシュがみちるを連れてきた時の話。
兄弟の中で一番危機感を持ったのはランゴじゃないか、と思えてきました。
ニエルブは家に対する執着がない。グロッタは・・・ちょっとわからない。グロッタ姉さんは強者であれば種族関係なく認めそうだし。
対してランゴはストマック家の危機だと思っていた可能性がありそう?

というのも力が全てのグラニュート界。その掟に従ってブーシュもストマック家の力を増すために会社経営に力を入れていたはず。回想で「あの時からストマック家はおかしくなった」というセリフからもそれまでは力が全ての組織だったという事が示されている。
しかしショウマが現れ、力以外の物に惹かれ変わっていったブーシュを見て危機感を持ったのではないでしょうか?
なにせストマック家が変わったとしてもグラニュート界が変わった訳ではない。ストマック家がグラニュート界で生きていくためにはこれまで通り、いや、これまで以上に力を持つ必要がある。なにせ違法行為を行っており、いつ処罰されてもおかしくない立場だから。

ブーシュの変貌に誰よりも危機感を持った結果、ランゴは自身でストマック家を守ろうと決意したのではないでしょうか?
例え妹や弟を政略結婚の道具にしたとしても。父親であるブーシュに裏切られた結果、家族ですら信用できなくなり全ては家のために、と思っている可能性が。
次回予告では「闇菓子はのし上がるための手段だ」というセリフもある事から家さえのし上がっていければそれ以外は全てどうでもよい、と考えていそう。やっぱりブーシュが急死したのはランゴがやったんじゃ・・・と思えてくる展開。

なぜランゴがそこまでストマック家に拘るのかは不明。飛行機の音でかき消されたランゴの発言が気になるところですが・・・なんにせよ覚悟が決まり過ぎていて戦闘面以外でも鉄壁過ぎる面が見えたランゴ。

その鉄壁過ぎるランゴに対してショウマが何を思い、そして「だから絶対に守る」という思いにたどり着くのか。
色々と気になってしまう35話 甘さゼロ!鉄壁のランゴ 感想でした。


以下 5月24日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

井上生真


ショウマ「うん。そろそろ200匹くらい いるかも」
幸果「やっぱ お菓子は 一輝食いより ちょこちょこつまむのがいいよね。ゴチゾウちゃんたちもチリツモで増えるし」
ショウマ「チリツモ?」

結局毎回はパーリーしない模様。
まあ今までも調子さえ良ければ一度に複数体生み出していたし、チリツモで増やしておけるものなんでしょう。
という訳で200匹誕生。という事は今回100体使用。次回のマスターガヴで100体使用、みたいな感じになりそう?
しかし最強フォームを使うために特定のアイテムを生み出さなくていいのは良い設定ですね。前話での「お菓子は戦うための道具じゃない」というセリフの通り、お菓子は自由に食べてこそ美味しい。

ショウマ「知らない・・・そんなの俺のせいじゃない!」
ランゴ「ハッ!それこそ俺には どうでもいいことだ。もうお前を守るものなど何ひとつない」
ショウマ「うるさい!」
ランゴ「存在し続ける理由なんて どこにもない!」
ショウマ「そんなこと・・・」
回想 ショウマ「誕生日おめでとう」ジープ・シータ「あっち行け!」
回想 始めの母「バ・・・バケモノ!」ハウンド「お前バケモノだってよ!」ショウマ「そうだな・・・バケモノだ」
ランゴ「赤ガヴ・・・」
飛行機の音でランゴの声がかき消される
ショウマ「そんなことない!」

かき消されたセリフが気になりますが・・・
(※追記 調べてみたら「赤ガヴ…お前は生まれてきたのが間違いだったんだ」というセリフだった模様。文章直すの面倒なのでそのままにしておきます)
「守るなど何一つない」「存在し続ける理由なんてない」というランゴのセリフ。
そして回想ではジープとシータの義兄弟からの拒絶。始の母親からの拒絶。というシーンが挟まれたので「赤ガヴ」の居場所はグラニュート界にも人間界にもない、どこにも誰にも必要とされていない存在、みたいなセリフじゃないかと予想。
「そんなことはない!」と強く否定しているのもショウマが図星をつかれたからじゃないでしょうか?幸果や絆斗、ラキアという仲間は出来たけれども他の人間には正体は秘密。グラニュートからは敵扱いされている以上、ショウマもうすうす自分の居場所がはぴぱれ以外にないと思っているのではないでしょうか?

しかし・・・

次回予告
ショウマ「だから絶対に守る。静かな力が湧いてくる!」

この「だから絶対に守る」と決意する模様。
その守るべき対象ははぴぱれの仲間なのか。それとも人間界?もしくはグラニュート界?
ショウマにとってはぴぱれは大切な場所であるのは確か。そのはぴぱれを守ろうとするのか。それとも今の自分が住まう世界を守ろうと決意するのか。グラニュート界を守ろうと決意するのは若干早い気もする(後々全ての世界を守ろうとしそうですが)ので人間界な気もしますが・・・なんにせよランゴを止めることで結果的に人間界の危機を救う事に繋がるのは確か。
最終フォームの変身には「涙が降る前に君が必要」というショウマが見られる事になるのかもしれない。

オーバーモード


ランゴ「ほう・・・これがマーゲンを倒したという力か。勢いしかない ただの馬鹿力だな」

ちょっと可哀そう。初期に登場したパワー系のフォームが後半通用しなくなるのはよくある事ですが33話で登場したパワー系のフォームが35話で通用しなくなるとか・・・。回避され続けて通用しないならともかく真正面からぶつかって通用しないのは可哀そう過ぎる。
マスターガヴが登場してもオーバーモードのパワーが有効に活用できる場面があってほしい。さすがにマスターガヴがオーバーモードの完全上位互換みたいな立ち位置にはならないと思うので。
ビルドのラビットラビットとタンクタンクみたいに使い分けて・・・いや、あれはタンクタンクが上位互換っぽい気がしましたが多分気のせい。そもそもラビットラビットで初登場でもローグを倒しきれず若干不遇・・・この辺で止めておきます。

辛木田絆斗


ショウマ「わかるよ。俺も同じだったから」
絆斗「同じじゃねえだろ。お前とこいつ(ラキア)は違う。でも・・・そう思ったなら その気持ち 忘れんなよ」

絆斗とラキア回があってこそのセリフ。
それまで絆斗はラキアの事情を知らなかったですしね。
ラキアはコメルの仇を討とうとしているのは事実。しかしその敵討ちのために人間を犠牲にしようとしたのも事実。巻き込まれ、守るために戦おうとしたショウマとは違う。しかしラキアが変わろうとしているのも事実。
どちらかと言えばラキアは自分より絆斗に近いんですよね。絆斗の復讐のためにショウマたちが酸賀の計画に巻き込まれたのは確かですし。ただそんな絆斗も変われた。だから自分の行いを恥じて変わろうとするラキアの気持ちは忘れないでほしい、かつて俺が通った道だから。
絆斗とラキアが互いに事情を知り、そして関係が変化した結果がこのシーンに現れていると思います。

ラキア・アマルガ


ラキア「ショウマ!幸果は・・・あの時の失踪事件の犯人は俺だと知っているのか?」
ショウマ「俺は話してないけど・・・」
絆斗「俺も」
ラキア「情けないもんだな。親しくなった人間には知られたくないと思い始めてる」

ラキアから幸果へのフラグが・・・いや、ないか。とは言えブーシュとみちるの件もあるので人間とグラニュートで色々とあってもおかしくはない。
それはさておきラキアも変わったという事ですね。「だる・・・」とも言わず人間の勉強もしているっぽいですし。
やっぱり最終的には人間界とグラニュート界双方の幸せが膨らんでいく、みたいなラストになると思うのですがその先頭に立つのはショウマとラキアなのかもしれない。絆斗はそのサポートという立ち位置?

ランゴから攻撃を受けヴラスタムギアを破損させられるラキア

これは強化フラグ?令和の3号ライダーは大体強化され・・・バルキリーはなしエスパーダもなし。(2人ともスピンオフで強化フォームあり)ジャンヌあり。ナーゴあり。ヴァルバラドあり。
最近は強化フォームもらえる3号ライダーが多いのでラキアもありそう?とはいえ強化されるのは最終盤になりがちなので・・・次回変身できませんよ、というフラグなだけな気もする。デンテがヴラスタムギアを作れるのは確かなので単に破損した、というだけなんですかね?

デンテ・ストマック


ラキア「えっ・・・?おい・・・おい!起きろ!」
デンテ「はっ・・・ああーっ!ハハハハハ・・・お前さんか!」
ラキア「土産だ」
デンテ「おおーっプリンじゃ!ありがたく いただくぞい!うまうま!」
ラキア「実は作ってほしいものがある」
デンテ「ん?なんじゃ?」
ラキア「俺の持ってる毒素の中和剤だ」

・・・いや、前回のアレはなんだったのか。アギトの木野さんはマジで退場してしまったのに。
どちらかと言えばエグゼイドでムテキゲーマーにセーブ機能を搭載しようとして無茶をした新檀黎斗のような状態?まあ新檀黎斗は残機を減らしながらやっていたのでデンテより無茶をしていたのですが・・・とはいえデンテも高齢なのは確か。実際に亡くなる可能性が無きにしも非ず、という事で若干怖いですがとりあえず今は問題ないという解釈でいいのかな?
それはともかく中和剤を作っても効果があるのか。というよりそもそも現場にはランゴがいる可能性が高いわけで中和剤を作ってもあまり効果は・・・いや、今後毒素がどう使われるかわからないですし対抗手段があればあるだけいいですよね。ムテキゲーマーがいくらハイパー無敵でもウイルスには無力だったようにマスターガヴがいくら強くとも戦闘力以外にも必要なものってあるはずなので。

ランゴ・ストマック


ランゴ「社長 副社長。確認しておきたいんだが・・・」
ジープ「何?」
ランゴ「1000万の闇菓子を作るには それだけ材料が必要になる。一気に大量の人間が消えるとなると どんだけ静かにさらおうと あっちもさすがに俺たちの存在に気づくだろう。ストマック社として それでいいんだな?」
リゼル「いいんじゃない?パパの依頼だもの。頑張って」
ランゴ「・・・わかった」

次回予告
ランゴ「闇菓子はのし上がるための手段だ」

ランゴはここで闇菓子を切り捨てるつもり?
大統領的には闇菓子は1000万あれば十分な数のはず。賞味期限がどれぐらいか不明ですが石を食ってるグラニュートなのでお菓子の賞味期限も長そう。という事は大統領的には必要個数を確保した後、ストマック社を潰す可能性が高そう。闇菓子との関係が疑われるとまずいので。必要な個数だけ作らせた上でストマック社を潰して闇菓子と技術を独占。そして自分の周囲を闇菓子漬けにして地位を固める。人間がグラニュートの存在に気付いたとしても当面は問題なし。必要となるものは確保したのだから。後々必要になるかもしれないけれども、その前の自分の地盤を完全に固めてしまえばどうとでもなる話。
という事をランゴは理解した上で依頼を受けた可能性が高そう。ストマック社にとっては闇菓子は重要であるけれどもストマック家にとっては闇菓子はなくてもいいもの。のしあがる手段さえ別にあれば。
なので大統領の依頼を受ける体で時間を稼いで、その間に大統領をどうにかするのがランゴの計画なんじゃないですかね?何をやるにしても大統領は邪魔なので。もしかしたらニエルブの真の狙いは大統領を亡き者にする・・・いや、それはちょっと微妙な気もする。今までのランゴのリアクション的に。
とはいえランゴが大統領の依頼を受けたのはランゴなりの思惑があるはず。次回ランゴがどう動くのか。それともマスターガヴのかませ犬にされるのか。気になるところです。

ラキア「まさか あいつ攻撃を自動的に跳ね返せるのか・・・?」

自動で跳ね返すというのは特撮だと結構珍しい能力なような。ゼロワンのメタルクラスタとか?あれは攻撃にも使っていたので完全なオートガードというのは無かったような?まあ攻撃をほぼ完全に無効化する能力があるハイパー無敵なムテキゲーマーもいるので問題ない・・・というかよく味方側でまさに無敵なライダー作ったよね。エグゼイドは。
ともかく敵キャラではレアなスキル持ちという事で。そしてマスターガヴがどうやってこのオートガードを突破するのかも気になります。

ブーシュ・ストマック


ブーシュ「私の新しい妻みちると お前たちの弟ショウマだ」
ランゴ「何言ってんだ?おやじ」
グロッタ「そいつ人間じゃない!」
ニエルブ「人間は闇菓子のスパイスで・・・」
ブーシュ「2人に手を出したら私が許さない。以上だ」

まさに何言ってんだ?おやじ状態。
密漁してきた相手と子供を作りました。文句言うなら潰すぞ、と宣言しているかのよう。そりゃランゴから「いかれた親父」扱いされますよ・・・。
しかし逆に考えればこの時点ではランゴはブーシュに勝てなかった可能性がある?どんだけ強かったのか・・・そしてなぜ死んだのか。
もしくはランゴはブーシュに勝てはするけれども自分が気に入らないから、という理由だけでストマック家の衰退に繋がる行為をしたくなかった、という可能性もありそう。
なんにせよ・・・何言ってんだ?おやじ、と言いたくなるのは間違いないですよね。

ジープ・ジャルダック


ジープ「さすがね。上質なヒトプレスがもうこんなに・・・ただ赤ガヴに気づかれるのも時間の問題ね」
ランゴ「気づかれたなら始末するだけだ」
ジープ「そうね。ランゴ兄さんなら できるものね」

ジープの目的はシータの敵討ちを直接する事のはず。ランゴ兄さんがショウマを始末してしまうのは如何なものか?と思うのですがどうなんでしょうか。ランゴが邪魔になったショウマを始末しないはずもないのですが・・・副社長権限で止めるつもりだったとか?もしくは何か他に考えがあるのか。それとも何も考えていないのか。気になります。

ニエルブ・ストマック


ニエルブ「はい 頼まれてたもの」
ランゴ「さすがニエルブ 仕事が早い」
ニエルブ「僕もう兄さんの部下じゃないんだけどなあ」
ランゴ「大統領の依頼のためだ。大統領についた お前に断る選択肢があるのか?」
ニエルブ「それ言われるとね・・・」

前話と違ってなんか雰囲気が良い。今までは隠し事があったけれどもそれが無くなったからだろうか。もしくはやっぱりニエルブは大統領を潰すために・・・いや、今までのマッドサイエンティストっぷりを考えるとそれはなさそう。あるとすればリゼルのミミックキーに何か仕込んであるとか?
とはいえニエルブに必要なのは大統領ではなく莫大なお金。ニエルブが最終的に何をしたいのか、そしてそのために誰と手を組むのか。気になるところです。

U・M・A


律「ばーん!うちの推し U・M・A」
ショウマ「すごい。馬って楽器できるんだ!」
律「馬じゃない!U・M・A!Ultimate Music Achievers」

何この幽魔獣は・・・いや馬か。じゃないU・M・Aか。
次回はU・M・Aのライブ会場が狙われることになるようですが・・・アクションシーンがシュールな事にならないか心配です。

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