葛藤も 矛盾も 厄災も 不条理も 乗り越えてほしい 第48話 覚悟の世直し!厄災の風の中で 感想です。
感想
46話 禽次郎「僕は僕自身と角ぽよ どちらも笑顔にしたかった」葛藤も。
47話 陸王「せっかくなら もっと大きく 派手な規模で やりたくなっちゃってさ」という矛盾も。
48話 レクス 「いつでも人類のそばにいる」厄災も。
そして「ナンバーワンは・・・お前だ!」という不条理も。
ゴジュウジャーの仲間が皆、乗り越えてきた今なら・・・
遠野吠も乗り越えられる、と思ってしまった最終回直前回。
細かい事はおいといて。
実に衝撃的なラスト、というか最終回への引き。
まさかラスボスっぽく登場したキャラが1話で倒されるとは思わんでしょう・・・。
ただレクスの場合は1話で倒してしまった、というより強すぎて1話で倒さなければならなかった、というのが正確な気がする。
あまりにも強すぎる上に厄災というルールをばら撒いてくる敵とずっと戦っていたら世界が何回滅ぶことか。一瞬で世界を消せるゼンカイジャーの神とは違う方向性だけれども、こいつはこいつで不条理に強い。
そんな不条理を強いてくるラスボスは仲間の犠牲があって・・・というより真白の覚悟で倒してしまい、結果的にファイナルウィナーは遠野吠に。
望まない勝利を押し付けてくるテガソード様。そしてそれに対する「やめろ・・・」と言う事しか出来ない吠が印象的。こんな悲惨な勝者がかつていただろうか。
そもそもの話。吠は自分の為に戦っている訳ではない。
というのは正確ではないけれども。
19話では「それが俺!遠野吠だ!2代目でも なんでもねえ。気に入らねえやつは自分でぶん殴る!拳が砕けりゃ頭突きを食らわす!それでもダメなら噛みつくぜ!」と吠えていた吠。
この頃の吠は自分の気に入らない現状、そして自分自身を乗り越えるために戦っていたはず。
しかし仲間と一緒に戦っていく間に徐々に変化していき45話では
吠「・・・ああ。願いは これからだが・・・俺が今 戦う理由はわかった気がする」
と、自分の戦う理由が仲間である、と自覚した吠。
しかしその仲間がラスボス・・・ラスボスだったものと戦っていく間に消えていってしまった。さらに言えば禽次郎や陸王などは自分を庇って。
何より、恐らく自分より大切な存在となっていた仲間を失い、結果として得られたものは消去法での勝者。これには吠も納得できるはずもない。
勝者を宣言するテガソード様が不条理過ぎる・・・これはいかんでしょ。
ただテガソード様的には吠を信じてやったことだと予想してみる。
45話で
オリガレッド「テガソードさん。吠さんも ちゃんとスーパー戦隊のレッドです!」
テガソード「そうだろう。私も そう信じている。ゆくぞ!」
というやり取りが。
このセリフからするとテガソード様は吠を戦隊のレッドとしては認めていない。まだ。
逆に言えば吠は戦隊のレッドになれる器だと信じている、という事のはず。
そもそも1話では
テガソード「それはお前の真の姿ではない。今のお前は雑草にまみれ世界の大きさを測りきれないだけだ。ならば・・・ナンバーワンになれ」
吠「ナンバーワン?」
テガソード「指輪がもたらす あらゆる戦いで頂点を目指せ。さすれば世界は開かれ真の願いは おのずと見える。お前はもう一度 生きるのだ!」
といったセリフが。
あらゆる戦いで頂点を目指し続け、そして不本意ながらもナンバーワンになった吠。その吠なら・・・真の願いを見つけ、そしてナンバーワン戦隊に相応しいレッドになってくれる。そうテガソード様は信じているはず。
対する相手は葛藤も 矛盾も 厄災も 不条理も全て内包しているカイザーファイヤキャンドル。
仲間たちと共に葛藤も矛盾も厄災をも乗り越えてきた吠なら・・・最後に残った不条理を乗り越えてくれるはず。
ナンバーワン戦隊の最終回・・・いや、戦隊の最終回に相応しいラストをみせてくれると願いたい 第48話 覚悟の世直し!厄災の風の中で 感想でした。
・・・ああ、でもファイヤキャンドルは生存ルートでお願いします。仲間の為に戦い続けたファイヤキャンドルだけが散っていくラストは見たくない。
以下 2月6日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。
遠野吠吠「やめろ・・・言うな・・・言うな!」
持ち主を失った指輪が吠に降り注ぐ
吠「やめろ!やめろ・・・来んじゃねえ!」
テガソード「遠野吠 全ての指輪が集まった。今 ここで 指輪争奪戦は終了だ。ナンバーワンは・・・」
<ファイナルウィナー・・・>
吠「やめろ・・・言うな・・・言うな!」
テガソード「お前だ」
<遠野吠!>
吠「うわあああああーっ・・・!ああっ・・・!ああっ・・・!」
うーん・・・戦隊では見た事のない最終回直前の回。
当初の目的の指輪争奪戦に勝利したものの、それを受け入れられずに拒否する戦隊レッドは初めてのはず。他の戦隊だと基本的に最終回の直前回はラスボスをどう倒すか、という締めが多いので。まあラスボスのカイザーファイヤキャンドルは倒していないのだけれども。
そもそも現在の吠の目的は指輪争奪戦に勝つ事が目的ではなく願いを見つける事が主だったはず。その願いもオリガレッドとのやり取りで「・・・ああ。願いは これからだが・・・俺が今 戦う理由はわかった気がする」といった感じになっていたはず。仲間の為に戦いたいとは願っていても仲間を失っても勝ちたいとは思っていなかった。しかし仲間がレクスを倒すために散っていってしまい、消去法で勝者とされてしまったら・・・吠は何を思うのか。
次回最終回。カイザーファイヤキャンドルとの戦いが待っている訳だけど、仲間は既に失った状態。ブライダンのメンバーが一緒に戦うようだけど・・・吠の願いはそうではないはず。
次回のサブタイトルから考えると全員復活という流れになるはずだけど、どういった過程で仲間が復活し、そしてどういった形で決着をつけるのか。
ゴジュウジャーという作品だけではなく戦隊の一つの区切りになる回。吠の決断が気になるところ。
熊手真白「吠。俺様が愛した この世界 あとは お前に託したぜ。指輪争奪戦 戦ってやれなくて悪いな」
ベアックマ「こんなやつが厄災のボス?ホントクマ?」
真白「油断するな。とぼけた顔して とんだ極悪野郎だ。レクス・・・てめえには随分 たくさんのもんを奪われたよ」
たくさんのもん、というセリフには本当にたくさんの物、いや者がありそう。
前回の指輪争奪戦の結末、そしてレクスとの決着で何があったのかは不明だけど吠と似たようなものがあったのではないだろうか。吠と同様に仲間を失った可能性がありそう。
そう仮定すると真白が仲間を復活させなかった理由が気になる。
17話で「しかし戻ってみれば世界は相も変わらず ゆがんだまま。悲しみも苦しみもあっていいさ。だがそれすらも奪うやつは許せねえ。今度こそ未来永劫続く世直しをする」というセリフがあったけれど、これは仲間を復活させなかったのではなく厄災が残っている世界では仲間を復活させても同じ事が起きる。だから厄災を倒して世直しをする、という事?
もしくは仲間は復活させた。しかしもう戦いに巻き込みたくないから戦いに関する記憶を消して自分一人が戦っている、という事?
なんにせよ真白が厄災による理不尽な滅びを受け入れたくない、という可能性は高そう。
真白「確かに 今のままじゃ勝てねえ。厄災はルール。誰にも逆らえねえ仕組みになっているらしい。だが そんなもんは二重線引いて 書き換えちまえばいい。そうだろ?グーデバーン!」
つまりやろうと思えば真白はいつでも世界を書き換える事が出来たという事だろうか。もちろん指輪が集まっていない状態では不完全な書き換えしかできなかったけれどレクスを倒すためのルール書き換えは行えた、という事なんだろう。
そういえば真白の願いはテガソード様を超える神になる、というものだったけれど、やはり厄災を完全になくしたかったのだろうか。テガソードでは厄災を封印する事しかできない。じゃあテガソード以上の神になって厄災を消滅、もしくは無力化できるようにしよう、という願い?
真白「しっかりしやがれ 2代目!願いを見つけるって誓ったんだろ?」
吠「でも 俺の願いは・・・」
真白「一度 誓ったなら諦めんじゃねえ!これまでだって 暗闇の中 もがいて あらがって 道 探してきたんだろうが!吠。俺様が愛した この世界 あとは お前に託したぜ。指輪争奪戦 戦ってやれなくて悪いな」
結局指輪が集まる前にレクスが復活してしまったので真白は自分を犠牲に世界を救う事に。いや、レクスは滅ぼせないらしいので真白的には願いは叶っていないのかもしれない。ただ2代目の吠にならその願いを託せる、という事だろうか。仲間の為に真白が神になろうとしたのだと仮定すれば吠の願いも同じだろう、という事で。
しかし「戦ってやれなくて悪いな」というのはほぼ神の真白らしい。吠が迷っていたとしても互いに全力で戦えば何かしらの結論は出たはず。それを吠を願っていた。それが出来なくなって「悪いな」というセリフ・・・だよね?
真白「お前は もう一人で歩ける。家族だって自分で救っちまったじゃねえか。だから 今度はお前が みんなを導くんだ」
グーデバーン「僕には そんなことできません」
真白「できる!お前は 俺様の相棒だからな」
↓
真白「ベアックマ 一緒にいってくれるか?」
ベアックマ「クマは どこまでも熊手についていくクマ!」
グーデーバーンとベアックマは対応が違う。同じ熊手ファミリーなのに。グーデバーンが可哀そう・・・という事ではないはず。
真白ファミリーと言ってもグーデバーンは両親がいる。対してベアックマは真白が現代に復活した直後に「ほぼ神でも孤独はこたえる。そばにいてくれるか?」 という理由で命を吹き込んだ存在。
グーデバーンは真白の相棒かもしれないけれど、いや相棒だからこそ無駄に散らせたくなかった、という事なんだろう。何より前回の戦いで仲間を失っているはずの真白なので。
なんにせよ真白は誰よりも仲間思いだったと思う。吠やグーデバーン、そしてベアックマへのセリフからすると。結局真白はテガソード様を超える神にはなれなかったけれども、それでよかったのかもしれない。神になったら今回ラストのテガソード様のような事もしなければならなくなるので。それは真白には似合わない・・・と思う。
ドゥーラ・レクス・セド・レクス「真白くん・・・神になってよ」
レクス「きれいな海だなあ~!この海も原始の頃と比べて随分 変わったよ。この海がなければ人類も生まれてこなかった。そして その幸福な変化を支えたのは厄災だ。光と影。生と死。ラッキーとアンラッキー。この世界は微妙なバランスの上に成り立ってる。いいことだけじゃ崩れちゃう」
レクス的には人類はどうでもいい存在というか他の生物と違いはない、という事なんだろうか。
地球だけでもいくつも生命が生まれ、そして滅んでいった。それは生物としてあるべき姿だし、変わっていけるのは生命が存続していく上で幸福な変化。人間も新たな生物を生み出す過程に過ぎない。特定の生物が増えすぎるのは全体のバランスが崩れいずれ宇宙は崩壊する、みたいな話だろうか?
レクス「ごめんよ。でも僕にも止められないんだ。だって人類は とっくに滅亡している運命なんだもん。でも そのルールをテガソードと君がねじ曲げた。ひどいよね~!おかげで宇宙のバランスが崩れてきている。人類が ここまで繁栄しちゃった。その間違いを正さなきゃ。だーかーらー!真白くん・・・神になってよ」
真白「何!?」
なんにせよ増えすぎた人類を滅ぼすために生まれたのが厄災・・・というかレクス達なんだろう。
ちょっと人類が増えすぎた。全体のバランスが崩れる。じゃあ疫病や飢餓や戦禍をばら撒いて人類を滅ぼそう。と、やっていたら人々の生きたいという純粋な願いが集まってテガソード様が生まれた。そしてそのテガソード様がレクス達を封印してしまったので完全にバランスが崩れそうになっている、という解釈でいいのかな?
実際は厄災のシステムがよくわからないので何とも言えないけれども(人類が増えすぎると宇宙のバランスが崩れる、のところとか)大体こんな感じで厄災たちが暴れている、という事でいいはず。多分。
ファイヤキャンドル「滾れ!漲れ!俺の炎!厄災もゴジュウジャーも俺が全員 食らってやる!」
レクス「おお~!ビダルを食らった厄災もどき。会いたかったぞ。お前の力と呼応して私は目覚めた」
ファイヤキャンドル「勘違いすんな。俺はお前を・・・利用しに来ただけだ。やっぱりだ・・・お前の力があれば俺の炎は どこまでもいける!」
カイザーファイヤキャンドルへ変身するファイヤキャンドル
吠「なんだ?その姿・・・」
ファイヤキャンドル「滾れ!漲れ!俺の炎!厄災もゴジュウジャーも俺が全員 食らってやる!」
レクス「面倒だ。まとめて潰すか」
ファイヤキャンドルがまさかのラスボス化。敵幹部がラスボスになった事例は・・・結構ありそう。井上敏樹大先生の戦隊は大体そうだし。ジェットマンはラディゲ。ドンブラはソノヤとかの幹部だし。ただラスボス候補の力を吸収して幹部がラスボスになるのは珍しい?メガレンジャーのDr.ヒネラーが近い?ただラスボス候補のジャビウス1世はメガレンジャーたちに認知されていないのだけれども。
とにかく最近の作品は敵の組織構造がよくわからないドンブラや存在自体がよくわからないゼンカイジャーの神を除きほとんどが敵組織首領だっただけに珍しい展開のはず。
それはともかくレクスの「面倒だ」というセリフからするとカイザーとなったファイヤキャンドルはレクスを倒す事が出来る存在だったのだろうか。消滅させることは出来ないけれども真白のようにダメージを与えられる可能性は高そう。キングオージャーのラスボス、ダグデドが自分が与えた力であればダメージを受けていたように。
ファイヤキャンドルとの戦闘を中断して真白の元へ向かう吠
ファイヤキャンドル「チッ・・・つまらねえ」
ただし戦闘を中断して去って行っているので詳細は不明。
というかファイヤキャンドルの本来の目的からするとここで撤退しちゃダメなはず。なにせゴジュウジャーも厄災も両方倒さなければいけないので。少なくともレクスを倒せるのであれば倒す必要はあったはず。
それをせずに吠の狼狽える姿を見て撤退したという事は・・・ファイヤキャンドルの本当の願いは何なのか。そしてその願いは叶うのか。
気になるラスボス&結末になりそう。

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