仮面ライダーギーツ 45話 創世Ⅶ:願いのゆくえ 感想

ここからハッピーエンドになると信じたい 45話 創世Ⅶ:願いのゆくえ 感想 です。

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感想


うーん、もう少し景和をうまく説得してほしいと思う展開。

景和は景和で自分を陥れたケケラのいいように操られて暴走しているようにみえるのですが・・・仕方のない面もあるとは思います。

「誰かを犠牲にしても本当の幸せはない」
「そんな事はわかっている」

とのやり取りがあったように景和も自分のやっている事が正しいとは思っていなんですよね。
ただ何を信じて戦えばいいのかわからない。
自分の願いを叶え、理想の世界を創ったと思ったら実際は理想の世界ではなく今まで以上に酷い世界だった。
じゃあ元に戻せばそれで解決か、と言えばその確証もない訳で・・・
何をどうしたら良いかわからない状態だと思うんですよね。
リバイスの大二を見ているかのよう・・・

結局大二は家族やヒロミの説得を受けつつも最終的には自身の悪魔、カゲロウのおかげでギフと戦えるようになった訳ですが・・・景和にはそれは難しいですよね。

景和にも自身の抱える闇の部分はあれどもそれは人を犠牲にしてでも自身を幸せになりたいと思う普通の人間らしい心の表れ。
それは今の景和が否定している心の部分でもある訳で・・・結局のところ現在の状況を変えるには英寿やツムリが持つ創世の力が必要のはず。

で、その英寿たちの説得の方法が・・・とにかく信じ続けろ、としか言ってないように聞こえます。
そりゃ願い続けてミツメに再会した英寿や同じく願い続けて本当の愛を手にした祢音ちゃんからすれば願い続ければ叶うよ!というのもわからんでもないですが・・・景和からしたら説得力がたりないってもんですよ。

そもそも沙羅が元に戻るというのも世界が元に戻れば沙羅も元に戻せるのかもしれない、程度の話ですよね。
実際に元に戻した訳ではないので。

そんなあやふやな状況で信じ続けろ、と言われても一般人代表の景和を説得するのは無理だと思えてしまうんですよね。

じゃあどうするか・・・と思っていたら英寿が始まりの・・・違うそれは鎧武だった。
英寿が白英寿(東映公式HP参照)に。

その姿なら確かに説得力はあるのですが・・・その力はギラギラ、つまり他人の願う心を消費しないと使えない創世の力ではなかったのでは?
それ使うと結局誰かを不幸にして・・・という話にもなってしまうような気がしないでもない。

まあその辺は詳細不明なのでおいといて。
もう少し景和も納得できそうな説得シーンを見せて欲しかったと思ってしまうのです。

今週は気になる点が多かったですが最終的には誰もが幸せになれる世界を創ってくれると信じたい 45話 創世Ⅶ:願いのゆくえ 感想でした。

浮世英寿


道長「なんでナーゴのIDコアがよみがえった?俺が潰したはずだろ」
ウィン「んなもん、こいつのおかげに決まってんだろ。なあ?創世の神様」
英寿「フッ・・・どうやら強い願いが集まれば集まるほど俺の創世の力が強くなるらしい」
祢音「あっ・・・てことはさ。もっと仲間を集めてみ~んなで幸せな世界を願えば英寿の力でこの世界を変えられるんじゃない?」
ウィン「仲間か・・・ってことはよ、ツムちゃんを取り戻すことができれば・・・」
道長「元の世界に戻すだけの力がギーツに・・・?」
英寿「ああ。任せとけ」

誰もが幸せになれる世界を創りたいのか元の世界に戻したいのかよくわからない。
そもそもこの最終盤に「誰もが幸せになれる世界」がどんなものかよくわからないんですよね。英寿は創るとは言っているのですが・・・具体的な内容が不明なので実際どんな世界を目指しているのか不明。
まずは景和が変えてしまった世界を戻してその後に誰もが幸せになれる世界を創る?今の世界を変えていくのではダメなのか。元の世界に戻したからといってそこから創れるのか。
色々気になってしまうのですが・・・映画を観る限り「誰もが幸せな世界を創りました」ENDではなく「誰もが幸せになれる世界」をみんなの力で創って行こうENDな気がしてきました。
ここまでの話で英寿が散々「誰もが幸せになれる世界」を創ると言っているので実際に創れるか否かはともかくどんな世界か示してほしいとは思います。


景和「どうして戦うのをやめた?諦める程度の思いなら信じるだけ無駄だったみたいだな」
英寿「諦めたわけじゃない」
景和「だったらなんで戦わない⁉」
英寿「力じゃお前を変えられない」
景和「えっ・・・?」

力じゃ景和を変えられない。
それはわかるんですよ。
しかし・・・

ツムリ「私の願いはあなたと一つです!」
英寿「ああ」
ベロバ「何が起きてるの⁉」
景和「英寿⁉」
英寿「変えてやるよ」
道長「ギーツのやつ、世界をつくり変えるぞ・・・」
奏斗「そんな・・・」
祢音「きっと幸せになれる日がくるよ。あなたも」
メラ?「神を受け継ぐ者はただでは終わらないか」
メロ「案外侮れないのね、ギーツって」
メラ?「これはまだ楽しめそうだな!」
英寿「信じろタイクーン。誰もが幸せになれる世界を」

基本的にどうやったら沙羅を復活させられるかを示さず世界を変えてやる、きっと幸せになれる、と言っても景和は信じられないと思うんですよね。
そもそも景和が闇落ちしたのは退場者が復活すれば家族全員生き返ってめでたしめでたし・・・と思っていたのに即退場してしまった事なんですよね。
強く願えば叶えられる事はわかった。しかし願いが叶ったからといって幸せになれるとは限らなかった、というのが原因。
なのでどうやったら家族が全員復活して平和な世界で暮らせるか、というビジョンを見せないといけないと思うのですが・・・願い続ければ、信じ続ければきっと幸せになれるよ、と言われても・・・そりゃ信じられんよって話にならないですかね?
英寿が新たな力を手にした事で変化があるのかもしれませんが・・・次回どうなるのか気になります。

桜井景和


奏斗「人って変わるもんだね」
景和「お前に何がわかる」
奏斗「僕にはわかるよ、君の気持ち。当たり前の日常がある時、一瞬にして変わる。今まで見てきた景色を恨むようになって全てが変わる。この世界の意味も幸せの価値もね」
景和「一緒にするな。お前みたいに人類滅亡を願っているわけじゃない」
奏斗「善人ぶんなよ。あんたは失った家族を取り戻すためなら他人を犠牲にしてもいいと思ってんだろ?」

ある意味似た者同士?
景和はデザグラに巻き込まれて家族を失った。
奏斗は交通事故でバスケの夢を断たれた。
景和は奏斗のように人類滅亡を願っている訳ではないのですが・・・自身の幸せの為に誰かを犠牲にしようといった点では違いはないはず。
しかし・・・

英寿「誰かを犠牲にしてかなえた世界に本当の幸せはない」
景和「そんなことわかってる!でも・・・家族を取り戻すためには他に方法はない」
英寿「タイクーン!目を覚ませ。誰もが幸せになれる世界はきっと・・・」
景和「俺の力でかなえるんだ」

景和は自分のやっている事が本当の幸せには繋がらないと理解しているんですよね。ただし他の方法を知らない。わからない。
だからこそ他人を犠牲にしてでも家族を助けたいと思っているので・・・最初から全部消えてしまえばいい、と思っている奏斗とは違うはず。
とはいえ・・・

景和「お前を倒して俺が世界を変える!」
英寿「その世界でまた誰かが犠牲になってもいいのか!」
景和「うるさい!」

自身の願いで犠牲が出る事は否定できないので英寿の問いかけに対して「うるさい!」としか返せない状態。
景和自身、奏斗の思いを完全に否定できない状態じゃないかと思います。


ツムリ「英寿様は誰もが幸せになれる世界を目指しています。そこにはあなたも含まれているんですよ!だからあなたと戦うことでは解決しないって」
景和「英寿・・・」
ツムリ「なのになぜ、あなたたち2人が戦わなければならないんですか?」
景和「俺だって・・・信じられるなら信じたいよ!けど・・・」
英寿「強く願えばかなう!」
景和「どうしてそんなに信じられる⁉」
英寿「信じることに根拠はいらない!必ずかなえられると信じるからこそかなうんだ。沙羅さんだって必ず取り戻せるって・・・あとはお前自身が強く願うだけなんだ」
景和「俺はそんなに強くなれない・・・だから・・・信じさせてくれよ。お前が創世の神だっていうなら・・・この世界を変えてみせろよ!」

英寿の項目で書いたのとちょっと被りますが・・・
強く願えばかなう、信じろ、根拠はいらない、とか言われても・・・納得は出来ないような気もします。
英寿や祢音ちゃんは前例があるので根拠なく信じられるのかもしれませんが・・・「退場者が復活した世界」で失敗している景和に強く願え!と言っても「そんなに強くなれない・・・」という精神状態になってしまうのも仕方ないと思います。


鞍馬祢音


祢音「何年ぶりだろう?お母様と一緒に買い物なんて」
伊瑠美「欲しいものがあったらなんでも言いなさい」
祢音「え~ないよ。だって欲しいものはもう手に入れたから!」
伊瑠美「そう?」
祢音「うん!」

鞍馬財閥って結局どうなったんですかね?前回光聖が財閥はもうダメ、的な事を言っていた気もしますが・・・そもそも光聖は不可抗力とは言え脱獄した状態だと思われるのでその家族が悠長に買い物に行ける状態なのか気になります。
まあ買い物は出来ているのでその辺の問題は多少解決したと思っておきます。


晴家ウィン


ジット「虫が迷い込んでいたか」
ウィン「逃げろツムちゃん!行け!この世界はお前にかかってる!」
ツムリ「でも・・・!」
ウィン「お前の力が必要なんだ!行け!」
ジット「余計なまねを・・・」

ウィンが自分の身を犠牲にして人助けばかりしている印象があるのですが・・・まるで仮面ライダーじゃないですか。
・・・あなたはまだ仮面ライダーですよね?
変身出来るはずですよね。コア失ってないので。
映画でも変身してた(ただし戦闘シーン少ない)ので変身出来ない訳ではないと思うのですが・・・もうちょっと自分を大事にしてもいいのではないかと思います。
ジットはジットでヴィジョンドライバー持ちなのでグレアに変身できるとは思いますが・・・最近この二人は生身アクションばかりしている印象。


五十鈴大智


道長「ふざけんな!」
英寿「よせ。そいつ自身が一番わかっているはずだ。そんなことじゃ幸せにはなれないって」
大智「言うね。なぜそう思う?」
英寿「人の記憶を手に入れるってことはその人の幸せも知るってことだ。当然その幸せを踏みにじった罪悪感もな。お前が救われる方法はただ一つ。自分の過ちを償うことだ」
祢音「元の世界に戻せたら沙羅さんを取り戻すことってできるんだよね?」
大智「元の世界なんて戻りはしないさ」
道長「じゃあ戻せれば彼女を救えるってことだな」
英寿「それが聞けて安心したよ」
祢音「私は信じるよ。英寿ならできるって」
大智「償いね・・・」

罪悪感がある人間が多数の犠牲者を出すのか気になるのですが・・・罪悪感なさそう。
「償いね・・・」も償う気があるのか、それとも償いなんてどうでもいいと考えているのか。
大智って映画では出番なかったので結構微妙な立ち位置だと思うんですよね。犠牲になって消滅していてもおかしくはない。
ただし今までやってきた事を考えると自身を犠牲にするキャラでもないですし・・・大智が自身の行動をどう顧みるのか。気になります。


知恵の樹


道長「これが知恵の樹・・・」
祢音「この樹で沙羅さんの記憶を奪ったの?」
大智「ああ、そうさ。知恵の実をならせてね。もっともタイクーンに世界をつくり変えられたせいで僕の自慢の発明もただの木に変わっちゃったけど」

しかしこんな超科学の代物。どうやった開発したんでしょうかね?
ベロバ経由で未来の技術力を手に入れたのかもしれませんが・・・一応現代人の大智がどうやってこんなものを作ったのか、作れたのか。気になります。


墨田奏斗


ベロバ「あんたに敗者復活のチャンスをあげるわよ、ダパーン」
奏斗「誰?あんた」
ベロバ「この世界の不幸を望む者よ」
奏斗「へえ~。気が合うじゃん」

「人類滅亡」を願う奏斗と「他人の不幸」を願うベロバ。
気が合うのか・・・。結構違う気がする。
人類滅亡したら他人の不幸も拝めないとは思いますが・・・まあベロバは「世界の不幸」とだけ言っているので奏斗はベロバの真意知らないですしね。
ベロバにとっては奏斗は単なる駒でしかないと思いますがその事を知った奏斗がどうするのか。気になります。


ジット


ジット「さあ、ギーツの最期を飾るゲームを始めよう」
ツムリ「何をするつもり・・・?」
ジット「招待するのさ。この世界のバッドエンドを待ち望むVIPをな」

VIPって・・・あの悪趣味なオーディエンスたちの事なのか。
それとも・・・

メロ


メロ「滑稽ねえ。この世界の結末はもう決まってるのに」
メラ?「見届けようじゃねえか。この神話の終わりを。ハハハハッ!」

この指名手配犯の事なのか。両方?
というかこの二人は映画の敵と同一人物なのか気になります。
映画の宣伝に出てきただけっぽい気も。
そもそもクロスギーツって3/4の・・・ネタバレになりそうなのでこの辺で止めときます。

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