加治木「何もかも嘘だったなんて言うなよ!楽しかった思い出まで否定するなよ!」 第10話 炎の京都!-悲恋・ケミー雷電事件- 感想です。
感想
悲恋ではなかった・・・?
もちろん良い意味で。
中盤で剣が変化したマルガムをあっさり撃破。
加治木と聖の話は終わってナンバー10関連の話に移ってしまうのか、と思いきや聖のマルガム化で話は一転。
加治木の運命の出会いはドラマパートとアクションパートが見事にガッチャンコした内容、さらに言えば宝太郎のケミーだけではなく人の心も大切にしたい、という思いもガッチャンコした最高にガッチャードな内容でした。
アカデミーのメンバーも見ているだけではなく、錬金術を使って避雷針を創るなど良い意味でのサポート。
これは10話を飾るに相応しい内容。
結局錬金術の掟によって加治木と聖の記憶は消されてしまい・・・となってしまいましたが運命の出会いは再度果たされる事に。
2人が錬金術を通して出会った内容は消されてしまったのかもしれませんが、二人が同じ雑誌に同じ内容の投稿をした事は消せない事実。
種類は違えどもオカルトに惹かれ、そして互いに惹かれ合った運命までもは錬金術でも消せなかった、というまったく悲恋ではなかった、というオチでした。
・・・東映公式HPによると初期案では二人は再会せず終わるオチだったらしいですが。悲恋じゃないですか。初期案から変更してよかったと思います。ただしサブタイトルがおかしなことになっているような気がしないでもない。
なんにせよオカルト好きで運命の再会を果たした二人の行く末は悲恋か・・・どうかは今後の展開次第という事になりそうですね。
加治木と聖の話だけではなく主人公の話も。
サボニードルの話でもそうだったんですが今回もちょっと気になる事が。
サボニードル回では
宝太郎「あんたが理玖くんを大切だと思う気持ちはわかった。でも・・・だったら理玖くんがサボ助を友達だと思う気持ちも大切にしないとダメだ!」
今回は
聖「なんでそんなやつ庇うの⁉」
宝太郎「だってお兄さんだろ!家族なんだろ!」
このシーン。
宝太郎って家族のつながりをかなり気にしている気がするんですよね。
家族関連の話になるといつも以上に心に寄り添うような印象があります。これは自分のお父さんが家族を置いて自身の夢を追いかけている事と関係があるような気がするんですよね。
自分のお父さんが家族を大切にしている気持ちはわかる。しかしそれをきっちり伝えてほしい。といった願いがあるような?
物語中盤以降で宝太郎のお父さん関連の話はくるとは思いますが・・・その時の宝太郎の反応が気になるところ。
なんにせよ今回は色んな要素が綺麗にガッチャンコした良い回だったと思う 第10話 炎の京都!-悲恋・ケミー雷電事件- 感想でした。
以下 11月16日 追記の雑記です。
一ノ瀬宝太郎
聖「なんでそんなやつかばうの?」
宝太郎「だって・・・お兄さんだろ・・・家族なんだろ!」
聖「黙れ!」
感想の項目でも書きましたがもう一度。
家族関連の話となると宝太郎は反応しているようにも見える。
ただし・・・基本的にマルガムになるやつって全く救いのないような極悪非道な相手ばかりなので基本的に宝太郎は相手の事を思いながら戦っているようにも思えます。
というのも・・・
りんね「自分の装備を避雷針に・・・」
蓮華「やるやないか、お宝ちゃん!」
錆丸「ごルドダッシュは電気に強い」
アイザック「ごルドダッシュの主要パーツは絶縁樹脂でフルコーティングされてるから電気には強い」
蓮華「なるほど。それをお宝ちゃんは知ってたんやな」
アイザック「いや知識はない。でも感じた」
蓮華「どういうことや?」
りんね「一ノ瀬には・・・ケミーの心がわかる」
アイザック「だが宝太郎のダメージがゼロというわけじゃねえ。限界が近い。それも宝太郎は感じているはずだ」
蓮華「ほんなら一か八かや。お宝ちゃん。必殺技でケミーを分離させるんや!」
宝太郎「ダメだ・・・それじゃダメなんだ!」
蓮華「なんでやねん!」
ミナト「ケミーだけじゃない。一ノ瀬は人の心も感じ取ってる」
宝太郎「うわっ・・・!ごめんなごルドダッシュ!メカニッカニ!でも、もう少しだけ・・・一緒に耐えてくれ!」
宝太郎はケミーだけではなく人の心も感じ取りながら戦っている模様。
サボニードル回と今回以外の敵は仮面ライダーリバイスの更生施設にぶち込んだ方がいい人間ばかりなので容赦していなかった可能性が。
会話で更生、というか改心の可能性がある人間に対してはこのような戦い方をするのが本来の宝太郎なのかもしれませんね。
夏映画でケイロウを敵と誤認しかけたのは・・・多分気のせい。
なんにせよ相手の心がわかり過ぎるってのも弱点になりえそうな。今回聖と加治木の心を優先しすぎて苦戦してましたし。
必殺技で分離させてから会話させても良い気はしますが・・・マルガム化って悪意も分離させているような節があるのでその状態で和解しないと意味が薄い、もしくは無い可能性も?
今回は仲間の補助と加治木の説得で撃破する事は出来ましたが今後はこの心を優先しすぎるせいで苦戦、もしくは敗北しそうな予感。例えば仲間キャラと敵対するような展開になった時。
その時も相手の心を優先するのか。気になるところです。
加治木涼
加治木「頑張れ・・・!頑張れ仮面ライダー‼」
宝太郎「加治木・・・わかったよ」
散々ケミーと遭遇してきた加治木ですが今回ついに仮面ライダーと遭遇する事に。
そして・・・
加治木「あっ・・・聖さん・・・俺どうしたら・・・」
宝太郎「頑張れ!諦めるな!運命の出会いなんだろ!」
加治木「それって・・・宝太郎・・・?」
宝太郎「聖さんは・・・必ずいる!」
加治木「そうだ・・・あの怪物の中に・・・聖さんが・・・うわっ!」
蓮華「むちゃやって!」
宝太郎「むちゃだけど聖さんを救えるのは加治木だけなんだ!」
仮面ライダーの正体を宝太郎と確信。
加治木だけではどうにもならなかった状況ですが親友でもある宝太郎が仮面ライダーとして戦っている状況に後押しされ、躊躇していた一歩を踏み出すことに。
聖「ずっと信じてきたのに何もかもウソやった。全部消えてなくなればいいのよー‼」
加治木「何もかもウソだったなんて言うなよ!人魂を見たんだろ。お化け屋敷が大好きなんだろ。楽しかった思い出まで否定するなよ!これを見た時の気持ちを思い出してくれよ」
聖「加治木くん・・・」
加治木「「もしこの文章が雑誌に載ったら・・・」」
聖「「もしこの投稿が雑誌に載ったら・・・」」
2人「「不思議な世界は本当にあるんだと・・・」」
加治木「「一生信じます」」聖「「一生信じる事にします」」
聖「加治木くん・・・」
加治木自身もこれまで散々自分の好きなものを超常的なオカルトと否定されてきたはず。
もしかしたら人魂もUFOもなかったのかもしれない。
しかしそのオカルトを好きな気持ちが2人を運命的な出会いをさせた。
オカルトを好きだった気持ち、そして運命の出会いは決して否定できない事実。
そんな気持ちをぶつけた加治木は聖の悪意に染まった心をとかしていく・・・
加治木「俺、聖さんともっと・・・もっといろんなことを話したい」
聖「話そう。時間はいっぱいあるんやし」
上空にUFOを発見する二人
加治木「やっぱり夢は見間違いじゃなかった!UFOは存在したんだ!」
聖「よかったね!」
直後錬金術(?)によって記憶を消される2人
記憶を消されすれ違う加治木と聖
宝太郎「ケミーの掟か・・・」
りんね「そう、例外のないルールだよ」
聖「それって『超常惑星』京都 異界特集ですよね?」
加治木「知ってるんですか?」
聖「私にとって思い出のバックナンバーだから」
りんね「これって・・・」
宝太郎「運命の出会い直しだ!」
最終的には記憶を消されてしまう結末となってしまった・・・と思いきやオカルトを好きだった気持ち、そして思い出のバックナンバーを消す事は出来なかったという事で・・・悲恋では終わらなかった模様。
いやあ・・・いい話だったなあ、と締めたいところですが気になる事2点。
感想の項目でも書きましたがこれ初期案だと無かったらしいですね。放送した脚本のが方が良かったと思います。
加治木が「楽しかった思い出まで否定するなよ!」言うてるのに全部消えたらねえ・・・それこそ「これを見た時の気持ちを思い出してくれよ」と言いたくなる。まあそのせいで若干サブタイトルに違和感があるのですが。
2点目。UFOは存在した。
人魂は本当のオカルト?まあ全部が全部ケミーで片付けるのもあれですが・・・まあマルガムが存在する世界に人魂ぐらいいても問題はないはず。
しかしそう考えると加治木が見たUFOはケミーだった?ケミーはその頃は封印されておらず好き放題暴れまわっていた可能性が。
・・・いや、加治木が見たのはマジなUFOでユーフォーエックスはそのUFOを見た錬金術師がテンション上がってUFOっぽいものに錬金術を連打して誕生したケミーの可能性もありそう。
九堂りんね
オバケ屋敷にて
りんね「やっぱ最高!アハハハ・・・!叫べ加治木!嫌なことなんて忘れちゃえ!アハハハ・・・!」
蓮華「優等生ちゃんの作戦、完全に逆効果やで」
錆丸「だね」
アイザック「さっきよりさらに落ち込んでやがる」
りんねさんは人の心が無いのか・・・前に入った時にマジでビビっていた加治木に対してこの仕打ちはどうかと思う。
もしかしたら単純に対人関係の経験が乏しいので自分が楽しい=他人も楽しいと思い込んでいるだけなのかもしれない。
もしくは何かあっても叫べば嫌な事を忘れられるという実体験から何かあったら叫べる環境にいけばいいや、的な発想なのかもしれない。
優等生ちゃんが学校帰りにカラオケに行くような人間ならカラオケにでも連れて行けばよかったのに・・・と思うのですが買い食いすらした事ないですからね。多少は仕方ない。
とはいえ落ち込んでいる人間を苦手なお化け屋敷に連れて行くのはどうかと思います。
しかしりんねって基本的に同級生はさんとか君をつけないんですね。まあルールで決まってないしね・・・。そりゃクラスでも浮くって話にもなりそう。
クラスメイトが話しかけたらあなたの名前は?とか名前を教えたら直接名前を呼んだり・・・そりゃ修学旅行のグループ決まってない訳ですよ。
「沖田総司の名刀」
りんね「菊一文字、力を貸して!」
一同「万物はこれなる一者の改造として生まれうく」
刀を集め、避雷針として使うりんね達
仲間と連携しているいいシーンなのですがそれはともかく。
りんねは新選組推しというより沖田総司推しなんですかね?
それとも新選組は好き。その中でも沖田総司が好き。だから菊一文字に力を貸してもらったとか?前回沖田総司関連ではなく他の名所も行きたい、的な事を言っていたような気もしますし。
近藤勇の長曽祢虎徹(真贋不明らしいですが)とか他の名刀もありますが・・・やっぱり沖田総司推しなんでしょう。多分。
姫野剣
聖「覚えてる?お兄ちゃん。一緒に人魂、見た時のこと」
剣「人魂・・・?」
聖「お墓の間にふわ~って青白い火が飛んでた。怖がる私にお兄ちゃん、言ってくれたやん。あれは死んだお父さんとお母さんが見守っててくれてるんやって」
剣「そうやっけ?」
聖「忘れたん?その言葉のおかげで今の仕事就いたのに・・・」
剣「俺のおかげか・・・」
聖「だってあの優しいお兄ちゃんが放火なんてするはずないもん。早く帰ってきますようにって毎日神社でお祈りして・・・」
剣「俺やで、火つけたん」
聖「えっ・・・?」
剣「まだガキの頃から「妹をたった一人で守って偉いね」周りにそう言われてずっといい兄でいなきゃいけなくてストレスがたまって・・・でも・・・燃え上がる炎を見てると、むしゃくしゃしてた心がすっとするんだ。あっ・・・お前が見た人魂も俺がどっかにつけた火やったんちゃうか?」
聖「ウソやろ・・・?そんなん絶対ウソやろ!」
剣「黙れ!俺はもう生まれ変わったんや!聖。お前、邪魔なんだよ」
良かった・・・
浅倉威みたいに弟ムカつくから焼いてやるぜ!みたいなキャラではなかった。
・・・まあマルガム化して焼いてやるぜ!的なキャラになってましたしそれ以前にむしゃくしゃしてたから火をつけた、という改心の余地がなさそうな悪意の塊には違いないのですが。クロトーさんのお気に入りはこんなやつばっかり(ゴーレム剛力とか)だな。
聖「お兄ちゃん!」
剣「人魂・・・あの時、俺も一緒に見たよ」
そんな悪意の塊も一度マルガム化すればこの通り。
元の(妹だけには)優しいお兄ちゃんに。
いい話だった・・・かなあ?まあ妹の気持ちは若干救われたという事で。
しかしこれでマルガム化すれば悪意は多少薄れるって事で間違いなさそうですね。改心したのがサボニードル回のお父さんと聖だけですが。剣は再犯しそう。多少悪意がなくなってもやるやつはやる。
仮面ライダーリバイスの時にも複数の悪魔出現させていたマネージャーとかいましたし(あれは流石に改心していたっぽいですが)結局のところケミーが封印されていなければマルガムが発生するのは止められないですよねえ。
宝太郎はこの辺の問題をどうするのだろうか。
錬金術
ミナト「まずい・・・」
点滅する指輪
錬金術って使用制限あるんですね。
そういえば4話でも使用できなかったシーンが。
しかしエネルギー源はなんなのでしょうか?ミナト先生があっさり回復させてはいましたが・・・つまりはあの場で確保出来るもの?
違う作品の話にはなりますが某ハガレンの賢者の石の原材料は・・・あれでしたしこの作品も似たようなもの?
それは流石になさそうですが・・・感情、もしくは記憶的なものを利用している可能性はありそう。
感情であれば宝太郎と蓮華姉さん以外感情に乏しく見えるキャラが多い(ミナト・りんね・錆丸)のも説明できそうですし記憶ならりんねがクラスメイトの名前を憶えていない事、スパナがボルトを覚えていなかった事の説明がつきそう。
三姉妹が悪意のカケラからドライバーを創っている事から感情由来のエネルギーな気がしてきました。
とすれば・・・りんねがクラスで浮いているのも錬金術による副作用的な事になってきそうな気がしないでもない。
わざわざ錬金アカデミーに入るのに錬金術が必要なのは上層部になにかしらの意図があって無駄に錬金術を使用させて無駄にエネルギーを消耗させている可能性も?
宝太郎「ミナト先生。あの2人の記憶・・・どうしても消さなきゃいけないんですか?」
ミナト「残された時間は30分。それまで2人だけにしてやれ」
このシーン。なんで30分でどうやって消したのかは不明なシーンでしたが・・・超広範囲の記憶消去を行ったという解釈で良さそう?
まあ前回ロボで大暴れしたので周辺地域の皆様の記憶も消去する必要がある。だから二人だけではなくサイバスターのサイフラッシュ的な敵味方識別可能なマップ兵器的っぽい記憶消去を行った、ということですかね?
となると・・・ミナト先生の修学旅行後に羽目を外しまくった生徒の不始末に詫びを入れ続ける悲惨な旅はなかった事にできそうですが・・・逆にこれだけ簡単に記憶消去できると怖いですね。
錬金術師に都合の良いように記憶改竄されそう。
クロトー
クロトー「レベルナンバー10確保。任務は完了した」
ユーフォーエックス「ユーフォー・・・!」
今回クロトーは敗北こそしましたが悪意のカケラを複数集める事に成功。そして目的のレベル10を確保。なんだかんだいって仕事成功しているように見える。
とはいえ仮面ライダーの序盤って敵側が敗北しているように見えて実は作戦通りだった、という展開が多いのでこれもそれと同じ感じ?
しかしレベルナンバー10が特別な存在になるらしいですがこれは単独で使うケミーなのかそれともレベル0がいるのか。
しかし101体ケミーがいると10体ぐらいレベル10が存在しそう。レベル0がいても9体存在しそうな気が。
強化フォームにレベル10を使用するフォームはありそうですが10体は多いし今後レベルナンバー10がどう物語に絡んでくるのか気になるところです。
以下 文章書きこおこしたけれども使わなかったシーン
・姫野聖
聖「許さない・・・」
クロトー「さすが兄妹だな。面白い」
聖「ずっと・・・ずっと信じてたのに」
ライデンジ「デンジ・・!」
加治木「そんな・・・!」
バッテリーマルガム「消えろ!」
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