漫画 ドカ食いダイスキ! もちづきさん 感想です。
感想は6話から書き始めました。
♯6
もちづきさんはもうダメなのでは・・・と思ってしまう回。
4話で衝撃的だった「「ある」のがいけない」というセリフ。
ココア缶(5本)では空腹はしのげずコンビニで「「ある」のがいけない!!!!」と鬼の形相で買い物かごに食べ物を投げ入れるもちづきさんでしたがこれはまだわかる。ギリギリわかる。
他の要因を全て潰しても24時間食欲を刺激してくるコンビニが悪い、というのはまだわかるのですよ・・・
ある意味緊急事態ですしね。これはギリギリわかる。
だが今回は満腹の状態で料理作ってそれを一瞬で空にするとか・・・
本当にいったい「なんなんだよ!?!?」と読者は思ってしまうのです。
2話では普通の弁当を作ってもっていったというのに。明らかにあの時より状態が悪化している。
さらに言うと2話では総摂取カロリーが2954kcalとギリギリ3000以下で踏みとどまっていたんですよ。
今回は8773kcalと倍増しているじゃないですか。一応日曜31:30という深夜アニメでも使わない表現を使ってはいたもののそれでも前回より圧倒的にカロリーが増している。
バトル漫画のインフレじゃないんだしあまりにも急なインフレ過ぎやしないだろうか。
健康診断回や食事管理アプリ回というバトル回を乗り越えてもちづきさんが成長してしまっている?
戦いの中で急激に成長している、といえば少年漫画っぽいですがここはヤングアニマル。
恐らく総摂取カロリーがインフレし続けることはないでしょう。
そもそも今回の話ですら常に”至り”かけ続けていてどうみてもアレな人だし。
単行本発売するようですがもちづきさんはどこまでインフレに耐えられるのか。
気になってしまう6話の感想でした。
しかし倉橋くんは貴重なお昼のパン(アンパン?)をアンパンマンの如く渡してしまって大丈夫なのだろうか?
いつも今回のもちづきさんが冒頭で食べていたキラキラしているエナジー系スポドリとアップルパイぐらいのカロリーしか摂取していないはずなのに。
カロリー過多は成人病を引き起こす可能性が高いですが”ただちに影響はない”はず。
自分の身を削るような施しでは倉橋くんの体調に即影響がでそうですが・・・次回もちづきさん回ではなく倉橋くん回とならない事を祈っています。
♯7
今回は実質ホラー漫画。
毎回毎回現代に潜む闇を描いている実質ホラー漫画なもちづきさんですが今回は完璧なホラー漫画。
冒頭。
妹に自分をオシャレなシティーレディーに見せたいが為だけに牛丼の超特盛を爆速ドカ食いするもちづきさん。
しかし摂取カロリーがインフレしたもちづきさんにとって牛丼の超特盛ごときで半日持つはずもなく、平穏だった日常は徐々に崩れ去っていく・・・
ソイラテは”メシャ メキ パキ マキ”とおよそオシャレとは程遠い音で握りつぶされ・・・
冷蔵庫は「すぐ全部食べちゃうからねえええあああ」と絶叫され・・・
そしてゾンビのように自分の腕を「ガブゥ」とかじり始め・・・
ラストは”ディップ・・・”と味付けされた乾麺にかじりつき始めるもちづきさん。
そして実は一番ヤバかったのはそんなもちづきさんに動じることもなく業務用サイズのタバスコを取り出し姉と一緒におおよそ二人分とは思えない量のトルコライスを食いだす妹だった、という秀逸なオチ。
しっかり読んでいれば妹も最初から
「都会の人の数・・・やっぱすごい!ゾンビの群れみたい!!」
「都会の人、みんな目が死んでる!まさにリビングデッド!!」
などなど最初から壊れていたのが理解できるのですがもちづきさんの圧倒的なホラー描写の前に覆い隠されてしまい気が付くことはできないでしょう。
まあ一番まともそうな人間が実は・・・というのは結構ホラーあるあるなネタなのでホラー好きならわかり切っていた展開なのかもしれませんが。
・・・いや、よくよく考えたらもちづきさんの関係者がまともな訳ないので最初からわかりきったオチだったのかもしれない。
しかしこの回。
何が一番怖いかってもちづきさんも妹もまともな部分はまともなんですよね。
もちづきさんはホラー苦手な模様。自分の姿を客観視できないだけだとは思いますがホラーは苦手。
まあ自分が怪異的存在だとしても他の怪異に対して耐性があるとは限らないですからね。
そんなホラー苦手なもちづきさんですが家にゾンビ映画があるんですよね。
もしかしたら配信かもしれませんがそれでもホラー映画大好きな妹のために準備をしていたのは間違いないはず。
しかも内容は恐らく評価がアレなゾンビシャーク。ホラー好きではない人間が低評価なホラー映画を準備するとは考えづらい。そもそもサメ映画を一般人は選ばない。
それでも妹が好きそうな映画を選び、実際に高評価だったんですよ。妹の事を理解した優しいお姉さん・・・。
そして結局オシャレなシティーレディーを見せる事が出来なくて泣きじゃくるもちづきさん。
本当にドカ食い以外に関しては普通の・・・いや、優しいお姉さん。
妹も姉の事を気遣って・・・いや、よく読み直したらこの子何事にも動じていないだけな気がする。
フローズンドリンクを飲んでいる時も全く隣でソイラテが握りつぶされているのに全く気付く様子もないし。
さらに飲んだ感想もお姉さんそっくりのすごく曖昧な「甘い!」「なんか」「すごい!」などなど。
ゾンビ化した姉を見ても全く気にする様子もなかったしこの子はもちづきさんとは別方向でヤバい。
とはいえ全てが全ておかしいわけでもなくぱっと見は普通の女の子。
そんな二人が最終的にドカ食いして仲良く至るとか・・・
これが令和最新版なジャパニーズホラーか、と思わせてくれた7話の感想でした。
しかし前回はカロリー方向にインフレさせてきたのに今回は違う方向性でインフレしていますね。
今後どうもちづきさんがインフレしていくのか楽しみになります。
あとは・・・ゾンビ・オニオオハシ。
嘴が取れたりするのだろうか。ちょっと見てみたい。
全部飛び散るらしいですが。
しかしこのラストでもちづきさんがポップコーンを食べていない事に違和感。もちづきさんも食欲を失う事があるんですね・・・。
コミックス第1巻
コミックス表紙は♯2の簡易オムライス(4合分)の再現・・・と思わせてからの卵ではなくマヨネーズをかけたケチャップライスという凄まじい表紙。
そんな狂気あふれるコミックス第一巻、描きおろし(公式サイト曰く「トッピング」)漫画の感想です。
トッピングがこれか・・・トッピングって量ではない。
しかし♯7まで読んだ読者からすればヤサイマシマシアブラマシマシニンニクカラメカタメ麺増し530g二郎系ラーメンで緩やかな”至り”に達するもちづきさんは・・・トッピング的な扱いで間違ってないとも思ってしまう。
カロリーもたったの2672キロカロリー。ベジファーストで血糖値にも優しい。はず。
しかし1巻に収録された内容、そしてこの書きおろしを見るともちづきさんは3000キロカロリーほどで”至る”のだろうか。
♯2の簡易オムライスは3478キロカロリーで完食できず。
♯5のコメダ3767キロカロリーは完食。
書きおろしでも「お腹の空き具合と体調を鑑みて」というセリフがあるのでもちづきさんの体調などや食事内容によって多少左右されることはあるようですが恐らく3000キロカロリーが”至る”目安っぽいですね。戦闘能力みたいだ。
今後摂取カロリーがインフレしていくはとは思われますがある程度のところで止まってほしいとは思ってしまう書きおろしの感想でした。
【CoCo壱】トクベツ編
もちづきさんがまともな食レポをしている驚愕の回。いつもは「味が濃い」だの「脂!」だの言っているのに。
まあコラボ回なので空気を読んだのでしょう。もちづきさんはできる女でオシャレなシティーレディーだし。自称。
しかし今回は食レポ以外に不自然な点が。
もちづきさんはあの程度の炭水化物で満足できるのだろうか?
ご飯の量が少なすぎるような。
トッピングはタンパク質・脂質過多だし。
満腹感はタンパク質に大きく左右されるらしいのであの程度のご飯でも満足できたと思っておきます。
もちづきさんは3000キロカロリーぐらいが至る目安だし・・・そもそも外食で「お残しは許されない」(単行本書きおろし)タイプだし。家では残すけれども外食、しかもコラボなので加減して食べたのでしょう。そもそも今回は至ってないし。
きっとコラボが終わった後”Soco日番屋”で至るはず。
あと気になった点が書類作成時のミスの多さ。
普段からやらかしているから残業が多くなってしまうのではと思ってしまう。
もちづきさんの会社はブラックだと言われてはいますが他の社員はもちづきさんほど残業していない(20時近くまで残業している人は多いですが)模様。
ミスが多すぎて残業。食事時間が空くことによって血糖値が低下。そして低下した血糖値でミスが誘発・・・みたいな悪循環に陥っているの気がしてきた。
営業の倉橋くんが深夜帯近くに帰社したりしているのはとりあえずおいといて。
現在の悪循環からもちづきさんが抜け出せるのか。
それとも環境悪化により食欲がインフレーションしていくのか。
気になってしまうコラボ回の感想でした。
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