映画 アギト-超能力戦争- 感想

映画 アギト-超能力戦争-
ネタバレありの感想です。
ネタバレ注意。

本編の感想はこちら

文章中にある話数と時間はTTFCで配信されているものから。
気になる人はTTFCで。

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感想

木野さんと涼のファンは見ない方がいい。あと登場していないけれど沢木哲也(津上翔一)。
氷川さんファンは・・・どうだろうか。良いところもあったけれど、悪いところもあった。

まず木野さん。
どうやって復活したの?
そして何故人類に進化を促そうとしたの?
その辺りの説明が劇中でほとんどない。テレビ本編を見直しても一切そんな描写はなかったように思える。

そもそも木野さんは
「俺にとって全ての患者は雅人なんだ。俺は雅人を助けなければならない」(41話 7:17)と雪山で遭難して失った自身の弟・雅人と全ての患者を重ね合わせている。
他に患者(または人間)を救おうとしている存在は邪魔だ、と翔一くんや涼などを排除しようとした事はあるけれども人を救おうとし続けてきた人。
進化を促すために犠牲者が多数出ても良いと考える人間ではなかったはず。
それなのに映画ではギルアギトを大量に作って被害者を多数出している。
これは生きていた頃の木野さんでは考えられない所業。

強いて言えば46話で木野さんが死んだ(はず)のシーン。
雪山で遭難して雅人を救えなかったシーンを思い出しながら逝ってしまった。
真島という自分の人を救うシーンを見て医者を目指すと言ってくれた人間を見て満足していった、とも思えるし、結局自分の手で雅人を救えなかったという心残りがないとも言えないシーン。
後悔が無いと言えば嘘になるとは思うけれども・・・それでも人を多数の人を犠牲にするような人間ではないだろう。

さらに言えば復活した理由が一切不明。
25年前に既に死亡は確認されているはず。アギトの能力で復活できたのだろうか。
真魚ちゃんが涼を蘇生したように治療能力持ちの超能力者が木野さんを復活させた可能性はあるけれど・・・完全に謎。
ただ映画での扱いを考えると復活させなかった方がいいと思うけれど。

次に涼。
社会的に許されなかったのだろうか。涼の役者さんの問題で。
映画本編での扱いも瀕死の重傷の状態で木野さんの元に行ったけれども結局死亡。
死亡後はアマゾンズの溶原性細胞のような使われ方をしてしまっている。
俺は不死身だ!と謎の復活を遂げた最終回はなんだったのか。
そしてあの涼と共に旅立った犬の生死は・・・と、気になることもあるけれど良いシーンもあった。
ラストの自爆ライダーキックから氷川さんを救ったのは涼の遺志で間違いない・・・はず。
涼は誰よりも自分の身を犠牲にして人を救ってきた仮面ライダー。
その彼が死してなお、人を救おうとしたのは涼らしいと思える。

次は沢木哲也・・・というか真・津上翔一。
登場はしていないものの最終回で
「人はアギトを受け入れるだろう。人間の無限の可能性として」
「きっと俺が・・・勝つさ!」
と良い笑顔で逝ったのに・・・よりにもよってアギトだった木野さんがギルスの力を無理やりばら撒いて人間の可能性を否定するようなことをして・・・地獄から沢木が、天上からテオスが直接木野さんを殴りにきても仕方ない事をしていたように思える。
これは沢木が可哀そう。テオスは・・・まあ多分今回の惨状を見てメンタルを痛めていたのだろう。メンタル弱いし。

最後に氷川さん。
気になったのは2点。
北條さんの婚約者殺人容疑で大人しく捕まったこと。
そしてギル・アギト化した人間を殺したこと。

まず殺人事件の件。
自分が容疑者ではない=犯人は別にいるのは確定。
つまり殺人犯を見逃しているも同然の状況。犯人が被害を増やすかもしれない状況で大人しく捕まるだろうか。氷川さんはそんな事をしないように思える。

次にギル・アギト殺害。
倒した後に「拘束できればよかった」みたいな事を言っていたけれども氷川さんならギル・アギトを殺すのすら躊躇うと思う。
今回プロジェクトG4で死を水城を止められなかったことがトラウマになっている、と小沢さんに言われていたけれども・・・殺人犯であろうとも氷川さんは止めると思う。
既にギル・アギトが人間に戻れない存在であると確定した後でなら倒したかもしれないけれど、そうではなかったし。氷川さんならやらないはず、少なくとも躊躇うと思うのだが。

とはいえラストのアギトの力を借りて放つライダーキックはカッコよかったし、スプーンなしでも豆腐を掴めた氷川さんは良かったと思うので・・・良かったのか悪かったのか。

といった感じで文句が多い作品だった。
往年のファンがにやりとするシーンも多かったけれども・・・逆に往年のファンだからこそ疑問に思うシーンが多かったように思える。

というより私個人としてはもう少し本編47~51話で扱ったアギトの力の使いように言及してくれる内容だと期待したのに・・・そこら辺はざっくりとした内容だったのが残念だった。
次の映画はゼッツを除くとカブトをやるようだけども・・・期待していいのか分からなくなってきた アギト-超能力戦争-の感想でした。


以下は各キャラについての雑記。

登場人物雑記

ルージュ

ルージュだけではないのだけども木野さんが処置した人間は全員性格がアレなのはギルスの影響なんだろうか。テレビ本編でギルスとなった涼の性格が凶暴化していたようには見えないのだけれども。まあ氷川さんや北條さんは涼に殴られたりしたけれども。単に木野さんの指示でアギト因子をばら撒いていた、という事なんだろうか。

しかし岩永さんは何をやらせてもカッコイイ・・・さすがにルージュはカッコイイとは思えなかった。純烈ジャーのザウナですらカッコよかったのに。ルージュはキャラが濃すぎた。見た目も。

気になるのは北條さんと小沢さん相手には加減していた事。特にそんな事をする理由はなかったように思える。まあ北條さんはトラウマを思い出す結果になっていたし、ルージュのせいで覚醒はしたと思うが。
・・・あれ?小沢さんは覚醒もしなかったし細胞が壊死もしなかったような。まあ発症まで個人差はあるか。

速水

ドラゴンボールのグルドを思わせる超能力。人体の一部を鋭利な物体に変える能力も金縛りの術を使った後のグルドを思わせる。
しかし仮面ライダー世界で時間停止能力持ちは珍しい。仮面ライダーカブトのカッシスワームのフリーズですら時間停止ではないらしいのに。(ハイパークロックアップを上回る超高速?)
まあスペックが足りていなかったので敗北したのだけれども。カッシスワームは人間態ですら戦いの神を殴り倒せるフィジカルがあったし。

鬼頭春馬

ギルアギトの中で一人だけフルネームが載っている。単に身元が確認できたから、という事なんだろうか。

炎と氷を使える敵というのは特撮だと珍しい気はする。大抵どっちかだし。漫画ではヒロアカの轟の個性・半冷半燃やダイの大冒険のフレイザードみたいなのはいたけれども。
しかし木野さんの側近と思われる4人は全員殺意が高すぎる。あれではアギト因子をばら撒く前に死ぬ人間が多数ではないだろうか。

渋川

卓球のラケットで戦う仮面ライダーの敵は初めて?
テレビ本編では翔一くんがフライパンで氷川さん(インターハイ出場経験あり)とテニス対決した回はあったけれど。
なぜ卓球のラケットを武器にしたのかは不明だけど、きっとデザグラで使った経験が・・・違う世界観だった。

しかし4人の中では一番真面目にアギト因子をばら撒いていた印象。他は全員即死させていたようなものだし。少なくとも黒谷は渋谷でなければ覚醒しなかったと思う。

風谷真魚

結局誰と結婚したのだろうか。劇中では明かされていなかったような?
テレビ本編で登場したと仮定するなら真島?他は氷川さんならあり得そうだけど、そんな感じではなかったはず。
他は年が近いキャラがいなかったはず。高校での生活はほとんど描かれなかったし。テニス部でのいじめが2,3話描かれたぐらい?

翔一くんのアギトの力が消えかかっている設定。気になったけれどもよく考えたら本編の真魚ちゃんも涼を蘇生したことで治癒能力は失っていた。アギトの力も使い過ぎれば失うのだろう。

大山

いい奴・・・だったのだろうか。後半がいい奴過ぎたけど最初は全員のコロッケを独占する極悪人・・・というか、普通に犯罪者だったし。まあ根はいいやつなんだろう。多分。

しかし氷川さんが大山の透明化能力の攻略したシーン。ゼッツのノクスを思い出した。イナズマプラズマとの初戦でノクスが水を出してイナズマプラズマの攻撃を察知していたシーン。
氷川さんが覚醒しつつある大山以上のフィジカルを持っていたのかは謎だけども。まあ、本編最終回でエルロード達がお前人間じゃねえだろ(意訳)と言っていたので、あの時点で人間ではあり得ないフィジカルになっていたのだろう。多分。

杵島 G3-X

ケルベロスは番号を間違えなければいけない制約でもあるのだろうか。小沢さんは人選を間違えたとか思えない。とは言えギル・アギト化していない超能力者たちに容赦なく銃撃していた事を考えると正解だったのかもしれない。普通は躊躇するよね。ギル・アギト化した後ならともかく初の実戦で人に向かって銃撃出来る日本人はそうそういない。
今後現れる敵はアンノウンではなくアギト化した人間だと見越して人を躊躇なく撃てる人間を選らんだ可能性が?そしてその代償として132のロック解除すら出来ない人間が残ったという事なんだろうか。

香川 G3

25年前ですらスペックが不足していたG3を装着する事になった香川は可哀そう。G3-Xですらあまり役に立てない状況だったのに。まあ今や警視正になった尾室も最終回付近ではG3を装着していたので香川も招来出世する可能性はありそう。

しかしG5ユニットは登場すらしなかったのは気になる。最終回でG5装着員候補は大量にいたのに。あれはG3マイルドのように人に優しいGシリーズで今回は完全にスペック不足と判断されたのだろうか。

葵 るり子 G6

飛んでいる姿が仮面ライダーオーズのカッターウイングを装着した仮面ライダーバースに見えた。きっとルージュは装着してもマニュアル読まないから飛べない・・・それは違う世界観だった。
しかしG6に飛行ユニットがあったのにG7には無かったのが気になる。それとも単に氷川さんが知らなかっただけなんだろうか。まあマニュアルを読む時間はないだろうし仕方ない。

結局アンノウンは登場しなかったけれどもゼッツ世界のるり子は何を思ってゼロイダーをアンノウン認定したのだろうか。アンノウンはよく知らないけど超常現象が起きてるならアンノウンじゃね?と判断した?

トリニティ・ギル・アギト

まさかの変身・・・最初は普通にアギトに覚醒したかと思った。
結局ギル・アギトだったけれども。
そして初めて能力が発動した時に熱を発していたのでバーニングかと思いきや、そんな事はなかった。

しかし初変身でいきなりトリニティに至るという事はアギト因子とは関係なくいずれはアギトに覚醒していたのではないだろうか。G6必要なさそう。というか後半は「G6としてギル・アギトと戦っても勝ち目はない。葵 るり子として戦いなさい」みたいな感じでG6を脱ぎ捨てていたし。小沢さん可哀そう。
・・・いや、よく考えたらG7を温存せずにるり子にG7を使わせてもいいのでは?予算の問題だろうか。25年前に作ったG3を未だに使っているし。

北條透

テレビ本編の50話では

北條「アギトの存在は世界を混乱に陥れる。これは間違いのないことだ」
小沢「違うわ。アギトを恐れているのはあなた自身よ。あなたには無い力を持ったアギトを あなた自身が恐れているのよ」
北條「いけませんか?私はごくまともな人間です。私がアギトを恐れるなら ほとんどの人がアギトを恐れるに決まっている」
小沢「いいえ。私は人間を信じている。アギトは人間の可能性そのものよ。アギトを否定するなら 人間に未来はないわ」

こんなやり取りをしていた北條さんが誰よりも超能力を活かしていたような気がする。
分裂できる人数に制限はないのだろうか?分裂した人間と色々と共有できるようだし。
漫画の呪術廻戦に登場した分身術式持ちの奴より便利な能力ではないだろうか。

まあ結果として北條さんが2人死んだけれども。
他のメインメンバーはほとんど負傷がなにのに一人だけ・・・というか二人だけ死ぬ北條さん可哀そう。まあ北條さんだし仕方ない。

小沢澄子

テレビ本編だと年齢25歳だったはず。
映画では23になっていた。まあテレビ本編より荒ぶっていたし。
少なくともテレビ本編では違法行為は(ほとんど)していなかったはず。基本的には上層部の意向に沿って行動していたので。反発もしていたけれども。
それにルージュに向かって発砲していたし、色んな意味でテレビ本編より若くて血気盛んだったのだろう。多分。

津上翔一(沢木哲也)

記憶を取り戻して本名を思い出し25年経過しても翔一くんと呼ばれる沢木さん。もう翔一くんで通っているから仕方ないのだろうか。ややこしい。

しかしアギトの力は無くなるのか。アギトは無限に進化する力、みたいは設定はどこに行ったのだろうか。まあアレはエルロードかテオスが勝手に想像していただけの話だった、という事で。

あと気になるのがボランティア時のメニュー。氷川さんがいる事を知っていて豆腐を出したのだろうか。性格が悪い・・・いや、よく考えたら氷川さんは豆腐はつかめない。苺はスプーンで潰せない。栗もスプーンで掬えない・・・と不器用でサルでも使えるG3-Xを最初は使えなかった無骨漢なのでメニューが難しかったのだろう。多分。

氷川誠 G7

本編の感想では色々書いてしまったけれどもラストのライダーキックはカッコよかった。
アギト・グランドフォームのクロスホーンが開ききらない→G7のクロスホーンらしきものが展開する流れは良い。
あれは小沢さんが翔一アギトから発想を得て付けたものなのか。それとも単にそう見えただけなんだろうか。映像配信されたら確認したい。

しかし気になるのが豆腐のシーン。映画で登場した豆腐は木綿に見えたような?25年前は木綿豆腐は箸でギリギリつかめたのに。絹ごし豆腐には惨敗していたけれども。25年経過してさらに不器用に・・・まあ映画の豆腐も絹ごしだったかもしれない。これも配信されたら確認したい。

そして個人的には氷川さんがラストで豆腐を箸でつかめたシーン。あれは氷川さんがギル・アギト化した影響だったのではないだろうか。氷川さんの能力は豆腐を箸でつかめる能力。
・・・まあ絶対に無いとは思うけれど。本編通してアンノウンたちにお前はアギトじゃないから見逃してやる、みたいな扱いされていたし。氷川さんは人類全員アギト化してもアギトにはならない気がする。

木野薫 シャイニング ギル・アギト

木野さんがまさかのシャイニング化。
まあテレビ本編で翔一くんがシャイニング化したけれども、あれは翔一くん固有の能力ではないはず。あくまでプロメスの力が進化した結果であるはずなので木野さんがシャイニング化してもおかしくはない。

ただラスボスがシャイニングというのはちょっと気になる。テレビだと仮面ライダー側の最強フォームだったので。
とはいえ敵と同じ力を使用する、という前提がある仮面ライダーのラスボスと考えるとアリなのかもしれない。考え方次第で最強の力は最悪の敵にもなり得るよ、という事で。

しかしやはり一番気になるのが木野さんはどうやって復活したのだろうか。
テレビ本編で沢木が涼を蘇生しようと色々やっていたのと同様に沢木が木野さんも復活させようと色々やっていたのだろうか。結局沢木は与えられた命が尽きて消滅。遺体は残っていた木野さんが残存していたアギトの力で復活した?
もしくはテレビ本編では強化型のシャイニングキックを食らったテオスがなんかよくわからない力をまき散らしていたように見えるのでアレの影響だったのだろうか。

もしかしたら今回の事件はテオスが人類に課した試練だったのかもしれない。
アギトの力、エルロードであるプロメスの力は制御出来た。さらなる進化を強制的に促した時、人類はどう対応するのかを見たかった。
そしてその答えが氷川さんの「進化とは誰かによって成されるものではない。なんども困難を乗り越え、自分を乗り越え、達成されるものだ」という言葉だった、とか?
それに満足したのかは不明だけれども・・・今回の黒幕は木野さんではなくテオスだと考えると納得できそうな話だと思える。木野さんである必要はなく木野さんは利用されただけ。

テオスは本編でも沢木(津上翔一)を使ってよくわからない行動を度々していたけれども・・・今回の話もその一環だった、というだけの話だったのかもしれない。

映画元ネタ?

1 氷川さんのトラウマ 

映画 氷川さんは人間相手にはトラウマがあると小沢さんが言っていたシーン
映画 PROJECT G4 ディレクターズ・カット版 1:21:26

2 北條さんのトラウマ

映画 ルージュの念動力で攻撃されるシーン
テレビ本編 20話 18:46~ 榊亜紀の超能力で攻撃されるシーン
      30話 13:23~ 20話での体験がトラウマになり、手巻き寿司が食べられないシーン

3 氷川さん 対 豆腐

映画 氷川さんが箸で豆腐を掴めないシーン
テレビ本編 23話 12:39~ 木綿豆腐は苦戦しながらも掴む氷川さん。絹ごし豆腐に惨敗するシーン。

4 小沢さん 「生おかわり!」

映画 小沢さん(23歳)が「生おかわり!」するシーン。
テレビ本編 22話 13:46~ 翔一くんと焼肉に行き「生ビールおかわり!」するシーン。

5 バンゴウガチガイマス

映画 杵島がGXー05 ケルベロスのロック解除を失敗するシーン
テレビ本編 29話 20:47~ 氷川さんがGXー05 ケルベロスのロック解除に失敗
      40話 19:28~ アギトの正体を知り動揺し続ける氷川さんがまたしてもロック解除失敗

6 トリニティフォーム

映画 るり子がトリニティ・ギル・アギトに変身
テレビ本編 21話 21:01~ 一時的に記憶を取り戻した翔一くんがアギト トリニティフォームに変身

7 シャイニング

映画 木野さんがシャイニング・ギル・アギトに変身
テレビ本編 37話 21:02~ シャイニングフォーム初変身

8 小沢さん「離脱しなさい!」

映画 小沢さんがるり子に「離脱しなさい」と伝えるシーン
テレビ本編 1話 20:49?
他にも該当しそうなシーンはあり

9 小沢さん「グー?チョキ?パー?」

映画 尾室くんにどれがいい?と迫るシーン
テレビ本編 13話 3:10~?

10 北條さん「4月9日に何をしていた~」
ズバット?

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