映画 ゴジラ-0.0
ネタバレありの感想です。
ゴジラシリーズはほとんど観た事がありません。(前作の-1.0は鑑賞済み)
前作の感想はこちら
普段空いている地元の映画館に行ったのですが、初日ということもあってか満員でした。通常スクリーンで鑑賞。
入場者特典のミニフィギュアはクリアが当たりました。グッズ売り場がかなり混雑していたのでパンフレットは未購入です。
以下ネタバレありの感想です。
感想 ネタバレ少な目感想
面白かった。ただし前作と比べると、前作の方がスッキリしていて面白かったというのが率直なところ。
前作は主人公が自分の中の戦争を終わらせる戦いという分かりやすい一本道だったのに対して、今作は戦争が終わり取り戻しつつある平穏を守ろうとする戦い。
その平穏を守る戦いに加えて、復讐を考える者、ゴジラを戦争の道具として利用しようとする者などの思惑が入り乱れており、ラストも次回作を考慮したような終わり方。
ゴジラも撃退はしたものの生存している状態です。
前作は若干の不穏な空気を残しつつもハッピーエンドで終わっていたのに対して、今作はかなりモヤモヤする終わり方になっています。
という訳で、前作が星5点だとするとスッキリしない分、満足度は星4点。
ただし人間対ギドラ、そしてキングギドラ対ゴジラの怪獣プロレス的な戦いは前作以上に迫力があり、劇場のスクリーンで観る価値は十分にあったのではないかと思います。
ただし・・・
【※ネタバレ注意】
ここから先は映画『ゴジラ-0.0』の核心・結末に触れる重大なネタバレを含みます。未鑑賞の方はご注意ください。
感想 ネタバレあり・結末考察
前作で気になっていた「敷島と典子の被爆・余命問題」と「典子の首のアザ」ですが・・・あのアザはゴジラ細胞でした。
宿主に高い再生能力を与えるものの、適応しないと死に至るという危険な代物。
典子は前作の銀座で心肺停止状態から復活したと考えると、もはや傷が再生したというより違う生物として生まれ変わったと見るべきなのかもしれません。
そして敷島と典子は今回も生き残ったものの、余命については相変わらず不明なまま。
今回の作戦では典子にかなりの負荷がかかっていた描写があったので、身体への悪影響は確実に残っていそう。
そして討伐作戦の結末ですが・・・キングギドラは撃退したものの、あいつも再生能力に加えて他の生物を取り込むことができる厄介な性質を持っている。
さらに不穏なのが米国の動き。
ゴジラを保全して戦力・兵器として利用しようとした米軍が、今後はこのゴジラ細胞やギドラの細胞を利用しそうな気配が濃厚です。
これ、次回作でメカキングギドラかメカゴジラが登場するフラグなんじゃないでしょうか。
また、米軍がゴジラ細胞を使って人体実験を始める可能性も高そう。
典子は瀕死(心肺停止?)の状態からゴジラ細胞で復活したわけですから、今回の作戦で重傷を負った人物もしくは死亡したと思われる人物をゴジラ細胞で蘇らせたり、決戦の地から直接採取した細胞を使ったりして、軍事利用を企む人間が出てきてもおかしくない。
典子本人を使えなくても、別の手段を使ってゴジラを利用しようとする思惑が裏で動き出していそうです。
ラストシーンも、そんな典子を軍事利用しようとする米軍の手から逃れるため、敷島・典子・明子の親子3人がバイクで走り去る逃亡劇で終了。
完全に次回作を想定した作りになっていて、前作のような「生きて抗う人間の勝利」というよりは、国家の謀略に巻き込まれていく後味の悪さが残りました。
タイトルの『-0.0』ですが、前作の「-1.0からゼロへ戻る戦い」を経てようやく手に入れたはずの日常が、米軍の介入や怪獣の脅威によって「ゼロに見えて実質マイナスのまま(-0.0)」という、かりそめの平穏を意味していたのかもしれません。
ゴジラ:気になった事を雑記
グッズ売り場が混雑していたのでパンフレットは買ってません。今回の詳しい設定などは知らないです。
上陸理由
そもそも今回のyouは何しに日本へ?
どうやらギドラがキングギドラに進化したのを察知して活動を再開したっぽい。
そしてキングギドラを沈黙させたことで満足して帰っていったように見えます。
単なる縄張り争いをしているのではないだろうか。
再生能力
前作のラストで海の底にあった肉片からどうやってあの巨体まで復活したのか。
前作は口の中に爆弾を突っ込まれて肉体が崩壊したわけですが、食べ物を摂取せずとも復活できるのは確定。
その後はどうやってあの質量まで巨大化したのか謎ですが、多分ハリウッド版ゴジラのように深海でマグロでも大量に食ったんだと推測しておきます。
熱線と戦闘
今回の熱線もめちゃくちゃ強力。
初撃は外していましたが、もしあれが直撃していたらその後の戦闘結果も一瞬で変わっていたはず。
一方のキングギドラもゴジラを学習して似たような熱線を使っていましたが、所詮は劣化コピー。ゴジラのオリジナルには勝てなかった。
というかキングギドラさん、ゴジラを真似て進化して熱線を吐こうとしたせいで、かえって攻撃の初動が遅れて隙ができていたように見えました。器用貧乏すぎる。
放射能と被害
前作より圧倒的に酷い。日本の復興が本気で心配になるレベル。
前作で壊滅した銀座が今作でも全く復旧されておらず、そのまま戦いの舞台として再利用されている時点で治安も経済もボロボロ。
その上、今回はキングギドラのせいで被害が日本各地に広がってしまったので、これ本当に戦後復興できるのか他人事ながら絶望的な気分になります。
新キャスト・登場人物
長澤まさみの演技がすごく良かったです。
特に野田が亡くなった直後の「違います。キングギドラにやられたんです」(台詞うろ覚え)のシーンが感情がこもっていて特に印象的でした。
という訳で、怪獣バトルの迫力は前作以上だったものの、話の後味としては次回作への引きが強すぎてかなりモヤモヤが残る一本でした。
敷島一家の逃亡劇と米軍の細胞実験、次回作でどう転がるのか気になるところです。

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