仮面ライダーゼッツ Case43「訣れる」 感想

俺を罰するのは・・・おまえじゃない  Case43「訣れる」 感想 です。

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感想

ジーク対パニッシュ・・・というよりジークが自分自身の罪をパニッシュした・・・という解釈でいいのかな?

結局のところジークは生まれながらの性格自体は一般的な人間だった、という事で良さそう。
誕生日プレゼントに銃を渡されて心を痛めるようなシーンがあったし。最初から自分の生まれに疑問を持たず父親のような行動をとり続けていれば心を無くすこともなかったんじゃないかなあ・・・と思ってしまう。
父親が最初から犯罪組織のボスのような性格だったのかはややこしくなるのでおいといて。

パニッシュ曰く。
「生まれながらにして 犯罪者の人生を歩み・・・まっとうに生きることが許されず・・・罪を犯すことでしか 自分の存在意義を証明できなかった。悪夢を叶える人生を突き進むしかなかった。だが おまえは その女と出会い 夢を叶えるという心を抱いてしまった」

他人の命を奪う事に躊躇するような普通の性格だったから「悪夢を叶える人生を突き進むしかなかった」のだろう。
いや、そもそもジークのやってきた人の命を奪う行動を悪夢と認識すらしない人間がいる事を考えると自分自身のやってきたことを「悪夢」として捉えていると考えると・・・元々の性格と生まれが完全に食い違っていた、としか思えない。

さらに言えばジークは懲役1000年の犯罪者ではあるけれど基本的に狙っていたのは犯罪組織の人間たち。ジークはジークなりに自分の行動に疑問を持っていたとは思う・・・けれど元々持っていた心を捨て去る事でしか生きられなかったことで止まれなかったのだろう。

そしてその穴を埋めてくれていたのがパニッシュゴアナイトメア?
自分自身は他人の命を奪うという罪をおかしてきた。しかし犯罪者しか狙わない、つまり罪をおかしている他人を罰する、という自分なりの線引きがあったはず。
そして人間の罪を罰する事を楽しむパニッシュとは
「相性抜群だったんだよ。パニちゃんにとってもよ何百万年に一度の出会いだったんだよ」
という事だったのだろう。

しかしジークはねむと出会った事で「夢を叶えるという心を抱いてしまった」。パニッシュとは相いれなくなった、というのがジークとパニッシュの別れのきっかけだったはず。

そして今回は自身の失った心の穴にエクスドリームという夢を埋め込んで・・・パニッシュと完全に「訣れる」 ことに。
それは同時にジークが今までおかしてきた自分自身の罪を罰する、という事にもなっているのではないだろうか。心を埋めてきた自分自身ともいえるパニッシュををパニッシュしたことで・・・という事を考えると、かなり印象深い決着のシーンになったように思える。

これはもう完全に2号ライダーですわ。
・・・いや、2号ライダーはノクスだとは思うのだけど小鷹はなんかよくわからない行動をとり続けているし。
よくわからない、というよりCODEを壊滅させる、という夢が大きすぎて他の夢が抜け落ちてしまっていたのだろう。そして現在はそれを取り戻そうとして自分探しをしている・・・ようにみえてしまう。

しかし次回予告を見る限りオブリビオンが世界からねむを「忘却」して・・・あれ?ねむを世界から忘却なんだろうか。どちらにせよ全世界に自分の能力をばら撒いているのは間違いない。
ジーク以上にこの世界に自分の居場所がなかったねむがどう自分の夢を叶える事になるのか気になるけれど・・・このパターンだとラスボスはオブリビオンではない?
まだ5話以上あるのにラスボスが本格的な活動をしないでしょう・・・とは思ってしまうが最初から最初までずっと暗躍していた仮面ライダービルドのエボルトみたいなやつもいるし。ビルドの最終章はひたすらエボルトと戦っていた印象がある。
とにかくオブリビオンがラスボスではないような気がしてきた。というかねむが感染に明晰夢に覚醒したら世界がヤバい、みたいな反応をファントムたちがしていた事を考えると・・・ねむがラスボスに相当する存在になる可能性もある?

ラストがどうなるのかわからないけれど・・・夢は悪夢を超える、というミッションを遂行中の莫はともかく。
ジークと小鷹、そしてねむが最終決戦にどう関わってくるのか気になる Case43「訣れる」 感想 でした。


以下 7月18日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

万津 莫

美浪「大丈夫?夢と現実がごっちゃになってない?」
莫「英語がしゃべれるようになったから てっきり・・・」
美浪「もう~しっかりしてよ!」

これはフラグなのだろうか。莫が最終的に夢の世界の住人になる、みたいな?
バッドエンド気味な仮面ライダーの最終回ってあるしなんとなく怖い。仮面ライダー剣なんかは最終的に主人公がアレになり、橘さんは最終回後も騙され続け・・・劇場版の世界線は無くなったのか。
剣はともかく漫画版はバッドエンドだったし。初代もblackも。アマゾンはどうだったか。ゼロ大帝を倒して終わり?と思って読み返してみたらゼロ大帝は秒殺。テレビの昭和ライダーっぽい終わり方だった。
ただ夢の世界の住人になった=バッドエンドとも限らないはず。ギーツの英寿というかエースは死亡したけど神になってハッピーエンドっぽい終わり方だったし。とはいえ莫は夢の世界でエージェントになりたい、と夢見た訳ではないので現実世界で生きるエージェントとして戦うラストになりそうな気はする。

ねむ「私は逃げない。ナイトメアからも 生まれた時から背負ってしまった宿命からも」

ねむ「あなたには戦う力があるのに・・・何を怖がってるの?」
ジーク「はい?」
ねむ「楽しんでる ふりをして逃げてるんでしょ。自分の心と向き合うことから」
ジーク「逃げてるのは おまえだろ。とびっきりのナイトメア こしらえたまま 野放しにしてよ」
ねむ「私は戦う」
ジーク「おまえが?できるわけないだろ」
ねむ「私は逃げない。ナイトメアからも 生まれた時から背負ってしまった宿命からも」

とびっきりのナイトメアが野放しに。全世界を忘却できるナイトメアとどう向き合うのだろうか。
次回予告を見る限り莫やノクス、ジークも一時的に消えるっぽい。さすがにこれは莫がどうこう出来る話ではなさそう。という事はねむ自身の心の変化が重要になる、という事だろうか。
ただオブリビオンの能力は恐らく抹消ではなく忘却のはず。多分。ねむ自身が夢の世界ではなく現実で生きることを夢見れば忘却された人も復活しそうな気はする。ジークのように。
しかしオブリビオンだけ強すぎやしないだろうか・・・と、思ったけどカタストロフもパニッシュもやろうと思えば似たようなことは出来るのか。CODE基地を一瞬で崩壊させるカタストロフ。眠った人間を全て石化できるパニッシュ。本人たちが望まないだけで。とはいえゴアナイトメアのなかではとびっきりの最強になりそうなクウラ・・・ではなくオブリビオン。そのオブリビオンにどうねむが立ち向かうのか気になるところ。

富士見鉄也「本当か?世界平和のために戦ってきた エージェントの魂が 今も おまえの中のあるんじゃないのか」

美浪「あれ?今日は富士見さんは?」
なすか「訳あって 小鷹さんのほうに・・・」

富士見の尾行が下手。
まあ怪事課は人間相手にしそうにない。尾行は警察学校で学んだぐらいで、それ以来やってこなかったのだろう。多分。
しかしこれだけ下手だとグランセイザーのラディアを思い出す。なんであいつはマントを振り回しながら尾行して気づかれないんだろうか。・・・あれ?富士見は完全に尾行がバレていたような気がする。じゃあ何も関係ないのか。
とにかくエージェントとしての訓練を積んできた小鷹には余計な小細工をしないで真正面から向き合った方が良さそうだとは思ってしまった。

小鷹賢政

富士見「人助けする気があるなら ナイトメアを倒すために力を貸してくれ!」
小鷹「力は もうない」
富士見「本当か?世界平和のために戦ってきた エージェントの魂が 今も おまえの中のあるんじゃないのか」

という訳で小鷹に真正面から挑んだ富士見。
今回のジークは自分の心の穴を莫のエクスドリームで埋めた訳だけど小鷹はどうなる事か。
元々あった夢は・・・なんだろうか。語られた記憶がない。恐らく人を守りたい、みたいな夢だった気はする。もしくは仮面ライダーゼロワンの刃唯阿みたいに「わたしに夢はない・・・でも信念がある・・・」「技術者としての信念が!」みたいな展開があるのかもしれない。元々小鷹は警察・・・あれ?その辺も語られていないような。小鷹は元警察→エージェントになったのか。エージェントとして怪事課に潜入捜査していたのか。
とにかくCODEへの復讐で心に穴が空いてしまったように見える小鷹。その小鷹の心を埋めるのは・・・富士見なのだろうか。

ジーク「俺を罰するのは・・・おまえじゃない」

ねむ「ジーク!ジーク!」
ジーク「なんだ?魚のにおいに釣られてきたか?」
ねむ「あなたのナイトメアが大勢の人を苦しめてる」
ジーク「パニちゃん 楽しんでるか・・・」

なぜ見てないんです!
橘さんは何故か後輩を見捨てて何故見てるんです!されていたのに。
結局橘さんはボードに不信感を持った理由は判明したけど剣崎を見捨てた理由は説明されていなかったような気がする。
・・・橘さんは関係なかった。
そもそも見ていなかったのは自分の罪と向き合いたくなかった、という理由だったし。さらに言えばジークは誰かが思い出さないと消えてしまう存在だったような。
・・・なんでわざわざこんな場所でねむは呼んだのだろうか。さらに言えばなぜジークは七輪で魚を焼いていたのだろうか。普段は消えているはずなのに。あれ?コードソムニアの影響で完全に復活していた?もうよくわからなくなってきた。

ねむ「あなたのなんだから 自分の手でなんとかして」
ジーク「悪夢を止める気なんて ありまえせ~ん!俺の大好物だって 知ってんだろ。あっ あと魚もな~」

ちょっと気になる「俺の大好物」というセリフ。
誕生日の料理には魚料理が含まれていないように見えるのだけど。少なくとも一番目立つ場所にあるのはケーキと肉料理。親の事が嫌いだったから、その反発で魚料理を好きになったのか。それとも本当は魚が好きなのに親がそれを知ろうともしなかった、というシーンなんだろうか。
誕生日プレゼントに本人が望まない拳銃をプレゼントしている時点で子供の事を見ていない可能性が高い。という事は子供の好き嫌いも把握していなかった、という可能性の方が高そう。ジークが捕まった時もジークの事を気にしていなかったはずだし。
肉親が自分の事を見ようともしない、というのも悪夢なのかもしれない・・・けどもジークの親がジークの事を思って色々やってもそれはそれで悪夢だったのかもしれない・・・という事を考えると「生まれた時から背負ってしまった宿命」というのも中々厄介なものである気はする。

ジーク「ちょいと借りるぜ」
莫「ジーク。勝てよ」
ジーク「バーカ」

ジークらしい良いシーンだと思ったけども・・・オーディオコメンタリーによるとこのシーンはアドリブらしい。単に受け取るだけだったのだろうか。それよりはこのシーンの方が良い。やっぱり一流だよな橘さん・・・天野さんは。

ザ・レディ「あの子の明晰夢の力が覚醒した。世界に残された時間も あとわずかのようね オブリビオン」

レディ「あの子の明晰夢の力が覚醒した。世界に残された時間も あとわずかのようね オブリビオン」
レディ「ハハハハハ・・・!もう自分の運命に苦しむ必要はないよ。この世界は 君の居場所じゃない。だから 消してあげる。君だけを残して ねむ」

レディはねむをどうしたいのだろうか。レディはねむの為に戦っているはず・・・なんだけどファントムの意思も介入しているはずだし。ただナイトメアも夢主に意向に影響される面はあるはず。パニッシュもジークを見限ったように自分の意思とあまりにもかけ離れた場合は影響が出そうだし。カタストロフも莫との最終決戦で莫の力を吸収し続けた、という例もあるしコードソムニアが発動している今でも夢主と無関係という訳ではなさそう。
ただレディがねむの事を娘だと思っているようにファントムはオブリビオンの事を自分の生み出した存在と認識している可能性はありそうだし・・・はたして自分は蝶になった夢をみていたのか、それとも実は夢でみた蝶こそが本来の自分であって今の自分は蝶が見ている夢なのか・・・

パニッシュゴアナイトメア「フフフフ・・・わが悪夢は永遠に終わらない。夢を見た者には 死の罰を与える」

パニッシュ「眠りに落ちる人間は無数にいる」
莫「その声は・・・パニッシュ」
パニッシュ「フフフフ・・・わが悪夢は永遠に終わらない。夢を見た者には 死の罰を与える」

ルルーシュ・ヴィ・ブリタニアが命じる・・・!みたいな事を言い出した。ちょっと雑な罰じゃないだろうか。夢を見た者には死の罰を、とか。
・・・ルルーシュはあんまり関係なかった。似てるのは声だけか。たまにルルーシュもド直球に〇ね!みたいな命令をしていたけども。
それはともかく急に雑になったように思える・・・けど何があったのだろうか。まあ元々パニッシュは人間は罪深い存在という認識のはず。なので罰する理由はなんでもいいのだろう。
ファントムが何かを企んでいる。目的は不明だけど逆らうと消されそうだし人間を罰するのは楽しいからやっちまおう、という事なんだろうか。それとも元々こんな感じで罰したかったけどカタストロフが先行して崩壊させまくっているしカタストロフと真正面から戦うとカタストロフされるから・・・みたいな理由で今まで大人しくしていたのだろうか。なんにしてもゴアナイトメアの中では一番小物っぽい存在だったような気がしてきた。

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