仮面ライダーゼッツ Case46「甦る」 感想

リカバリーカプセムでも癒せない。小鷹の闇は深い・・・ Case46「甦る」 感想 です。

注意 映画のネタバレがあります。ネタバレ注意。

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感想

CODEより小鷹の方が闇が深いのでは?と思えてきたCase46。

小鷹「CODEの闇さえ知らなければ こんな生活が続いてたんだろうな・・・」
この後の富士見とのやり取り。そして再起しての変身。
これだけ見たら完全に復活フラグじゃないっすか・・・
いきなり敵を道連れに崖落ち・・・じゃない。それは仮面ライダーブレイドの橘さんだ。
どちらかと言えば闇落ちなんだが・・・特撮で普通に使う闇落ちとは違う。
文字通りの闇落ち。しかも恐らく闇落ちする前提で戦っていたはず。
ちょっと自暴自棄というか自分を捨てすぎじゃないですかね?

小鷹は「CODEの闇さえ~」とは言っていたものの、本来の性格からして闇に寄り過ぎであったのではないかと思えてきた。
なにせ他の仮面ライダーと違い小鷹は自分の深層心理に潜むナイトメアと共存している状態。
ジークは「相性抜群だったんだよ。パニちゃんにとってもよ何百万年に一度の出会いだったんだよ」 と言っていたパニッシュと訣れることを決めた。
莫もカタストロフを喰らう勢いでカタストロフを超えた。

対して小鷹だけは「魂か・・・そうだな。どんな闇だろうと光で暴く」
ミッドナイトシャドウ「わが力をものにするか」
と完全にナイトメアを共存する姿勢。ナイトメア側も小鷹を受け入れているように見える。
これは小鷹とシャドウナイトメアの相性が抜群どころか一心同体みたいな状態になっているのではないだろうか。
完全に闇よりの性格だったやつがCODEの闇を知ってさらに闇が深まった、という状態に見えてしまう。

まあ小鷹の闇は悪役的存在というのではなく自分が日陰者である、といった認識が強い、という意味である気はするけれど。
あまり自分を大切にしていない。自分が犠牲になって現状が良くなるのであれば迷わず自分を捨てられる闇の者。

そういえば小鷹だけだよね。ナイトメアが進化、というか真化したのは。
カタストロフも莫の影響で強化されたとはいえ、名前が変わったのはミッドナイトシャドウナイトメアだけ。
他の誰よりナイトメアとの相性がいい可能性はありそう。

さらに言えば映画。
莫がどんなルートを辿ろうと小鷹は玖門の正体に気付いて、そして消滅する運命。莫は利用価値があったから、という理由で生かされていたけれど小鷹はどんなルートでも自分を犠牲にしてでも敵に立ち向かおうとした。ちょっと自己犠牲精神が強すぎる。
まあ結果として莫に撃たれてリカバリーでも傷を塞ぐ事しかできない致命傷を負わされる事になったのだけど。エイトが来てブースターリカバリーしていなかったら完全に闇になっていた。

そんな訳で闇が深い小鷹が自分を犠牲にして敵を倒せるのであれば今回のような戦い方をしてもなんら不思議ではない。
自他ともに闇に囚われてしまったように思える小鷹を闇から救い出せるのは・・・富士見なんだろうか。
今回はいい活躍をしていたと思えるのだけども・・・ちょっと足りなかった。小鷹の闇は深い・・・と思えてしまった Case46「甦る」 感想でした。

余談。
莫はブラックケースに耐性が出来たのか。
・・・いや、もう少し悪い方向に行っているように見える。映画のラストでは小鷹に俺が現実を守るからお前は夢の世界を守れ、みたいな事を言われていたけど・・・夢の世界の住人になる、という事はないよね?
一応現実世界には存在出来てはいたし。現実世界にいることはできそう。常駐するのが不可能になる?

ファントムのフェイクニュース。映画でも玖門に対してやっていたような。
恐らく映画の時点ではファントムはレディの中に存在しないだろうけど。いや、もしかしたらレディが完全に自分の心の中に閉じ込める、的な展開があるのだろうか?その場合は小鷹を救うのがレディになるのだろうか?


以下 8月6日追記 シーンごとの感想・雑記です。
太字は劇中の台詞。太字でない箇所はその台詞についての感想・雑記となっています。

万津 莫「俺は変わったんだ。夢と現実を行き来したことで・・・ブラックケースに耐えられる体に」

莫「俺は変わったんだ。夢と現実を行き来したことで・・・ブラックケースに耐えられる体に。だから 現実でも消える前に・・・ゼッツになって 消滅を免れた。でも もう一度 夢に潜入することができなくて・・・現実の世界にいる君を捜した」

ブラックケースに耐えられる、というのはフラグに聞こえる。
関係あるかわからないけどコード:ソムニアもデメリットがある、みたいな話があったけど結局あれはなんだったのだろうか。
と、思って見返してみたらこんなセリフだった。
スリー「コード:ソムニア」
ファイブ「なんですか?それ」
スリー「CODEの最終兵器だ。その代わり人間を捨てることになるがな」(Case28)
莫はこれと似たような状態になっている可能性があるのではないだろうか・・・と、いってもソムニアカプセムを使ったスリー、ファイブ、シックスは特に変化があったようには見えない。まあスリーの最期は書類にされてシックスは影になったので人間を捨てていた、と言えなくもない?ファイブは普通に暗殺されて映画でスリー本人に嫌味を言っていたりしたけれども。
とにかく映画のラスト、小鷹が莫に行った意味深なセリフもあるし、莫が普通のホモサピエンスではなくなっている、という可能性はありそう。

ねむ「じゃあ あれは・・・夢じゃなくて・・・現実だったんだ」

ねむ「じゃあ あれは・・・夢じゃなくて・・・現実だったんだ」
莫「忘却のナイトメアが覚醒したことで現実の君も目覚めていたとはね」

ねむが眠り続けていたのはオブリビオンの影響?
ねむが眠り始めたのは交通事故の後だったはず。という事はあの時点でオブリビオンが侵入したのだろうか?ただカタストロフのように莫が生まれたころに潜入していたケースもあるのでオブリビオンも交通事故がきっかけで覚醒し始めた、という可能性もあるのかもしれない。
で、オブリビオンの最初の計画はねむに罪の意識を植え付ける事だったのだろうか?ナイトメアをベビーの状態で他人の深層心理に侵入させる。その夢にねむを送り込む。そしてナイトメアに悪夢を叶えさせてねむに罪悪感を植え付ける。結果としてオブリビオンが覚醒する、みたいな?
実際はレディに影響を与えていたファントムやジークの影響が大きかったような気がしないでもないし、生まれたばかりのオブリビオンは何も考えいなさそうだったので、どこからどこまでが計画だったのかは不明だけども。計画はしていなくて無意識のうちにやっていた、という可能性もありそう?
とにかくねむが眠っていたのはオブリビオンの影響が大きかった、というのは間違いなさそう。

富士見鉄也

富士見「窓から侵入とは考えたな」
小鷹「そっちこそ 慣れた手つきだな」
富士見「ああ・・・」

窓から侵入ってやってはいけない気が・・・いやケースバイケースか。まあ莫の部屋の間取りだと絶対に窓から侵入してはいけないと思うけど。一発でバレる。
しかし慣れた手つきって事は・・・幻想の世界でも窓から侵入を続けていたのか。それとも幻影は本人の記憶から作っていたようなので現実世界での行動が影響していたのか。とにかく数少ない富士見のスキルには違いない。

小鷹賢政「フッ・・・許すわけにはいかない。人の夢で好き勝手に暴れるナイトメアを」

莫「小鷹さん。たとえ幻影でも あんたなら この部屋にたどり着いてくれると思っていたよ」
小鷹「何を言ってるんだ?」

予知夢世界でノクスが言っていた事より分かりやすい・・・のかどうかは不明。まあノクスの時は本当に「何を言ってるんだ?」状態だったけど。あれは予知夢が見せていた悪夢ではないだろうか?
とにかく富士見では気づけなかった仕掛けに気付いた小鷹は優秀・・・なんだろうか。なんであんな仕掛けに気付くのだろうか。現実世界の記憶の影響?いや、小鷹はクローゼットから侵入した事はなかったような気がするので、小鷹の富士見にはないスキルなんだろう。

小鷹「だが俺には もう・・・」
破損したノクスドライバーをリカバリーカプセムで復元する莫。
溜息をつく小鷹

物凄く嫌そう、というか余計なコトしやがって・・・みたいな表情の小鷹がなんとも言えない。CODEに復讐を果たした今、本当に戦いはどうでもよかったのだろう。カタストロフにドライバーを破損させられたのは都合の良い言い訳になっていたのだろうか。そういえばそもそもドライバーを投げ捨てようとしていたし。本当に小鷹は復讐だけで生きていた、という事なんだろう。

なすか「落ち着け!」
富士見「うわっ・・・!落ち着きました!落ち着きました 課長・・・」
小鷹「懐かしいな。CODEの闇さえ知らなければ こんな生活が続いていたんだろうな・・・」

小鷹「じゃあ賭けるか?もし実在したら 1杯おごりで」
富士見「ああ。1杯と言わず 一生おごってやるよ」
小鷹「フッ・・・許すわけにはいかない。人の夢で好き勝手に暴れるナイトメアを」

そして復讐だけで生きていた小鷹を仮面ライダーに変身させたのは富士見という事になりそう。まあ元々・・・あれ?結局小鷹ってCODEのミッションとして怪事課に潜入していた?それとも刑事として活動していた後にコードのエージェントに?莫の通っていた塾の講師が小鷹だった事を考えると元々エージェントだった、という可能性が高そうだけど。
ただ映画で明かされた事実、玖門と小鷹は遠い親戚(だったような?)。玖門は公安トップ。そしてCODEを恨んでいた、という事を考えるとミッションとしてCODEに潜入していた可能性がありそうな・・・もうよくわからなくなってきた。
映画の話はともかく。幻影になっても人のために戦うという戦うという魂が変わらない富士見を見て自分の魂を思い出す良いシーン・・・だと思ったのに。

ファントム「私を葬ることは できない。この夢は 幻影が支配する」
小鷹「俺は知っている。深い闇は どんな夢も奪うと。闇の中 俺たちは何者でもない」
ファントム「私を闇に引きずり込む気か!」
小鷹「あとは任せたぞ。ゼッツ!」

自分を捨てるのが早すぎるよ・・・。
まあファントムを封印するには一番確実な方法なのかもしれない。仮面ライダーブレイドのギラファ戦で橘さんが何を思ったかギラファと一緒に崖落ちしたのとは違って。あの時の橘さんの行動はいまいちわからない・・・あの時以外もいまいちわからない事が多かったような気がしないでもない。あれがなければジョーカーエンドではなかったような。映画に繋がる封印エンドになる?
とにかく小鷹は先輩エージェントの橘さん・・・じゃない、ジークの行動を真似てみた、という事はないけれども「取り戻そう 俺たちの夢を」という気が一切ない小鷹がどうやって闇から復帰するのか気になるところ。

ザ・レディ「あの子の幸せを邪魔しているのは・・・あなたたちよ」

アナウンサー「首謀者は万津莫容疑者とみられ警察が 万津容疑者の自宅を包囲しています」
ねむ「こんなの でたらめだよ!」
莫「ああ。ファントムが作り上げた フェイクニュースだろうな」

幻影の世界でフェイクニュースを作って何がしたいのだろう・・・と、思ったけどあれは莫を幻影の自分の所におびき寄せる罠だったのか、と今更ながら気づいた。それなら意味があるのか。
そしてこれは映画の伏線にもなっているという・・・今更だけど映画の玖門のフェイクニュース。AI時代の現代であっさり信じるやつはいるのだろうか。まあ決め手になったのはフェイクニュースではなく自分が怪事課に下した命令だったような気がするし。フェイクニュースは単なるレディの嫌がらせだろう。

莫「たとえ ねむが苦しんでいたとしてもか?もう幻影に生きるのはよせ」
レディ「そうしなければ あの子はオブリビオンに体を奪われて この世界から消えていた!あの子の幸せを邪魔しているのは・・・あなたたちよ」
莫「人には夢を叶える力がある。ねむは現実の世界で幸せになるべきだ」
ファントム「黙れ・・・!」

そもそもオブリビオンにソムニアカプセムを渡して完全に覚醒させたのはファントムだったような・・・と、思ったけれど完全な幻想の世界を創るのにオブリビオンを利用した、という事でいいのだろうか。
幻影小鷹から小鷹の記憶を取り出していたように恐らく幻影の多くはオブリビオンが忘却した記憶から作り出しているはず。自分の目的のために同類を利用する、というのは人間もナイトメアも変わらない、という事なんだろう。もしくはそういった性質が似通っていたからレディとファントムは惹かれ合った、という可能性はありそう。
しかしあまりにも近すぎて最近はレディの意思なのかファントムの意思なのかよくわからなくなってきた。このシーンも途中で入れ替わっているし。ただこのシーンのファントムはファントムが作り出した幻影だという事を考えると・・・もう何がなんだかよくわからん。

ファントム「夢うつつね。私は ここにはいない」

自分に近い力を持った幻影を生み出せる、というのはかなり強力な能力ではないだろうか。やろうと思えば幻影と本体で同時に戦うという事もできそう。幻影の方もエクスドリームとある程度戦える力はあるし、並みのナイトメアより強いはず。そう考えると実力的にはパニッシュより強そうな気もする・・・けれどパニッシュもエクスドリームとミッドナイトノクス二人相手に善戦はしていたのでゴアナイトメア同士に大きな力の違いはないのかもしれない。

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